Coupe du Japon MTB 2022 吉無田 観戦記 その1
エリート、ジュニア、マスターズ、ユースにとっては最終戦となります。諸事情で全日本選手権が一段後ろに吹っ飛んでしまった関係で、アドバンスとチャレンジはもう1レース。全日本と同じ会場でのCoupe du Japon MTB併催クラスとなります。あくまでも、扱いと言うだけですが。。。
前戦深坂で下調べ無しに現場に乗り込んで痛い目に会ったので、吉無田はちゃんと仕込んでから旅立ちます。ただ、エントリーリストが「正式に」交付されることは無く、パソコンとは相性の悪い(コピペとか出来ない)スマホソフトでしか見られなかったので老眼で苦しむものにとってはいろいろ大変です(笑)。
熊本行は二度目となります。一度目は2019年。アイツが来る前年でしたね。深坂にプラス三時間くらいっしょ、と気軽な気持ちで出発。が、3年前のあの頃はまだ若かったなぁと思わされます。なんと1日で熊本入りできませんでした。朝5時栃木出。16時間予想なので21時現着としていたのですが、Googleの不具合?に巻き込まれ、渋滞表示など全く無いのに圏央道で2回、東名で1回(工事)、新東名で1回(事故)の渋滞に飛び込むことになります。ここで二時間をロスしました。
車両搭載のインターナビは珍しく長野(佐久・諏訪)経由を提案してました。googleの提案は20分で東名の勝ち。いつもと逆だなと思ったのですが、インターナビは複数ルートの比較値を出してくれないのでいまいち信用がおけないのです。まあ、後になって考えれば、インターナビが長野経由を提案するくらい圏央・東名がやばかったということでした。たまには信じてあげても良かったのかもです。
それでも午前様は避けられるかと必死こいて進んでいたのですが、広川SA(福岡県)でお土産買い込み、車内でXCCの結果を確認し、XCOのシーズンタイトル考察をします。エリートはXCCの20ポイントが絡むので、コース脇で応援するのに整理が必要だからですね。
仕込みが終わって、あともう少しと思ってちょっと目をつぶったらそのまま落ちました。目覚めたときには既に0:30になっていたので午前様決定。ふっ。開き直ってそのまま広川SAで車中泊。いや、こうなることは下松SA(山口県)でからかわれたときに分かっていたのかもしれません。まだ300kmも残っているのにえっもう熊本圏に入ったのと思わされたせいで、私の心は折れていたのですよ。
舌を出している彼の顔がよぎりましたよ。ほんと。読みは違いますが(笑)
XCC
1位 北林力 2位 沢田時 3位 戸谷亮司
広川SAで結果確認。リッキーが強い。ポッキーから復帰のトキとは8秒差。そして、その後ろとは30秒差。リッキーがペースを落としていたというのではなさそうで、復帰のトキは強いというジンクスをここでも証明してきたようです。
また、怪我のタイミングのアヤもあってトキはこの時UCIポイント無しなので、XCC上位(八位まで着順でスタートコール)に入らないと3列目以降のスタートという縛りもあったのですが、それを余裕でクリアする結果になりました。
Top 5の一角を担う平林安里はなんと9位。前戦深坂でUCIポイントを得たものの今回で言うと上から20人目。ここで8位に入っておくこともミッションの1つのはずだったのだけど、1つ取りこぼしてXCOは3列目以降のスタートとなりました。ま、吉無田は前半の延々の登りで抜いていけるので問題ないと考えているのかもしれないですが、落車に巻き込まれる→怪我などのリスクもあるので、もう一つ上に行きたかったですね。
そしてもう一角の竹内遼がDNS。えーー、もしかしてXCOもか、と思いましたが、会場には居てXCOは走るようだという情報を得て安心。ただ、この時シリーズタイトルに絡む二人、安里、お遼の調子がいまいちなのだと読み、アジア選手権に気持ちを切り替えている、シリーズ争いの一角、ランキングトップ、吉無田ノーエントリーの宮津旭のタイトル獲得の目もありなのかなと思ったのです。
上記コメントをもう少しわかりやすく書くと、
安里は2位以上なら安里タイトル。
安里3位の時、お遼優勝ならお遼。それ以外なら安里がタイトル。
もう少し書くと
安里が3位に入れば旭タイトルは無くなるという事です。
これを、もう少し声高らかに言っていたら……は後の祭りですね。
しっかし、戸谷亮司の勢いは止まらずですね。
Day 2
1日で熊本にたどり着けなかった悔しさのせいか、目覚めは早く、3年前に続き今年も一番乗りでした(笑)。
早速試歩。登りは頂上当たりの取り回しが変わっていたものの大きく変更は無し。つづら登りのガレ+キャンバのところは撮りたいと思うもののプランに組み入れるにはかなり難しそう。
雨が降るとヌタヌタヌタヌタになる森の中は3年前と様変わり。6-7個ののいろいろなコブを抱えるだーっと下るセクションが作られていた。(3年前にもあったのかもしれない) ここは今年の拘りポイントの一番目に据えておく。
その後の繋ぎセクションも下りからのスピードに乗せて登ってすぐに曲がって踏み踏みして登るポイントがあり、ここで試されるのは体幹とシフトの優しさ。登り始めてからシフトするところなので、踏みたいのを堪えてメカに負担をかけずに、それでも速く登っていく人は?という見方で眺めていられます。そうは思うものの、ガチャガチャ音は絵にはならないし、音がしない方がカッコ良いのだから動画でも残しづらい。
やっぱ観戦は 生 が良いです。
恐竜は顎の下をくぐるのではなく背中側を抜けるルートがメインとなり、ここだけで吉無田と分かるポイントなれど、撮りに来るのは保留とします。
後は水平移動してからの下りセクション。楽しそうなくねくねを下っていきます。3年前春先に来た時よりも草の丈が高く、遠目から狙うのは難しそうでした。下った後のスキルアップエリアに繋がるところに何個かの上下動セクションはあるものの、ここを撮ると上に行く予定が立たずとなりそうです。1周目の戻りをここで撮るか撮らないかで悩み、3周回で下まわりでしか撮れないと思われる第一レースと周回数の多い第四レースだけにしようと心に決めます。
と、今回のメインと考えた森の中の頂上から下るコブ区間。そこでXCの人は飛ぶのか、が気になります。エリートは安里とマチャはカメラマンがいれば無理してでも飛ぶからエリートジュニアは行く、は決まっていて、女子は飛ばないし、アドバンスチャレンジは3周でたどり着けないのでパス。となると第二レースのユース・マスターズで、行くべきか行かざるべきか。意気揚々と飛ぶとすれば九州勢だが。。。。
今シーズン初の試歩2周目。なにせ頂上ですからね。朝っぱらから2周は堪えます(笑)。結果、試走はほとんど来ず(笑)。しかも狙っていた九州勢と直前ですれ違うという不運。場の流れは「来なくて良い」と言っているようでしたが、前日1日で熊本までたどり着けなかった悔しさが、下向きに見える選択肢を切り落としてしまいます。ああああああ、後悔とは先に立たないものです。
Men Challenge / Men Advance
男子エリートに繋がる2つのクラスの混走は久々。CJ初年度はこのニクラスでの第一レースだった気がします。チャレンジは第一レース固定ですが、アドバンスはユースと一緒の第二レース、女子エリートと一緒の第三レースになる事が多く、今シーズンは第一、第二、第三のの3時間帯で走ったことになります。個人的には第一が好きですね。アドバンスのレースを純粋に楽しめるという理由で。
撮影プランは、3周レースでオープン2周も同時走なので遠出はせずに、近場で全員撮りを担保しながら、下ループの撮影です。
男子チャレンジ
1位 井上浩基 2位 長者耕二 3位 姫野伸八
九州男児click井上がアドバンス上位と渡り合いながら後続を引き離しての勝利。愛媛の長者とともに昇格です。
男子アドバンス
1位 根本悠司 2位 神谷知明 3位 菅大介
全日本に向けての最後の2枚をゲットしたのは、根本と神谷。根本が1周目から飛び出し、続くClick谷村康寿、allways長田大介を、T-SERV神谷としまうま菅がレース巧者で交わす展開。
アドバンスは、ユースと一緒に走るとユースに目が行く、女子と一緒に走ると背景化する(失礼)クラスなので、順位争いを追いかけながら撮るのは久々でした。全日本が最終戦になるという想定は無かったので、昇格出来るかどうなのかで混沌とした状況ではあるものの、ま、走れるでしょう。アドバンスとしては今年最終戦ではないので。
2024シーズンからxxに対する(この単語を入れるといろいろ面倒なのでxxです)特別措置がなくなるとアナウンスがあり、23シーズンのエリート残留争いが激化するところに飛び込む二人。ふふふ。頑張りましょう。
4000字近くなったので続く