Coupe du Japon MTB 2021 朽木 観戦記 その1
正直に言いましょう。本音では開催は難しいだろうと思っていました。
菖蒲谷の時も大阪兵庫がニュースで盛り上がっていてかなり厳しいと思っていましたが、まだその時は蔓延防止を呼びかけるレベルでギリギリ感。CSC Classicが開催された4/25には滋賀県隣県にGW中の緊急事態宣言が発令されてしまい、テレビではGW慎重論が蔓延していて個人的に勝手に下向き矢印の日々でした。「これは無理だろう」と。
でも、GWに入っても止まる方向の動きはなし。これはやるだろう、と、やっと上向き方向に矢印が向かい、菖蒲谷の観戦記に手がつけられ、展望を何とか間に合わせた次第。いやぁ、いろんな意味でモチベーション維持がむずいですね。
でも、だからこそ、開催にこぎ着けていただけた主催者の方々には感謝しかないですね。ありがとうございました。
で、直前まで書き書きしていたり、娘の用事などいろいろあって、金曜中の出立は無理。そうなると早朝(深夜??)1:00出となりましたが、ここで大きな勘違いが発生します。
今見れば、水色はCoupe du Japonではない という意味で見られるけれど、その時はスマホで通常サイズより小さく少しつぶれ気味の文字を正確に読み取れず、8:00からの「XCCオープン」、10:00からの「XCC」だけが目に入ったのです。水色で着色されている方がメインと思うじゃないっすか(今はそう思いませんm(_ _)m)。故に、XCCは10:00スタートと読めたわけです。緊急突発仮眠なしで9:00-の前座に間に合い、累計一時間仮眠までなら10:00に間に合うと。
(ちなみに、スーパーマスターズはCXと同じ位置づけ。これ以上撮影するカテゴリー増やすと趣味の範囲ではいられないwww。なので、撮るのはCJと、全日本と、栃木近県と、撮りに行かないとあとが怖いチャリ競技に限っています)
これを打ったのが養老SA 8:39。恵那山トンネルで突然の睡魔に襲われ何とかしのぎきったものの、直後に15分の仮眠を入れたらアラームかけ忘れの一時間超え。養老SAの時点で、googleが10:15。Internaviが10:12。yahooが10:08の朽木到着予測を提示。10:00には間に合わない。
ここまで頑張ったが、無理かぁ。でした。
だったけれど、高速を降りてからが順調。あれよあれよと崖崩れ信号ポイントも停車なしで通過。で、なんだかんだで9:57到着。私の日頃の行いですかね。(-_-)そんなわけない。
でも、あと3分。もう時間はない。「(二台前に居て)先に入れさせて」とか「(左の砂利駐でなくスタートに近い)中には入れないかな」などとごねてしまい申し訳ありませんでした。せっかく、間に合ったのにスタート撮りたいと思うあまり、ちょっと甘えた考えが出てしまいました。ほんとすみません。
で、ちゃんと二台のあとで、ヴェゼルを左の砂利駐に止めました。そして、ヴェゼルからカメラだけ取りだして、コース脇に駆けつけて、既にスタートしていたレース撮ってはじめて知る。あれ、七海ちゃんパパだ。
再度スマホ確認して知る。10:00-はスーパーマスターズ。CJ のXCCは10:40- あれれ、何を間に合わないと言っていたの??? ごねた意味は??? ということで、サンダル&運転していたちょっと涼しい格好のままスーパーマスターズから撮り始めることにしました。いやあ、朝一番からどっと疲れが吹き出ましたね。^^;;
スーパーマスターズは、CJのマスターズとはまた違ったメンツが走っていて面白いですね。
特に、60-69でぶっちぎりの1位を飾った 三浦恭資。96年アトランタオリンピックのマウンテンバイククロスカントリー五輪代表。はい、超レジェンドです。しかもただ走ったと言うだけでなく、トップ岡本紘幸8周と同一周回完走でございます。全日本も走って欲しいですよね。
で、本番のXCC。
エントリーした選手中ランキングトップ24名の争いなのだけど、出走は15名。DNSがそれだけ居たという事。エントリーしたものの急遽海外に飛んでいった組、このご時世に巻き込まれた組、そして都合で二日間は無理組。こればっかりは巡り合わせ。仕方が無い。
もともとエントリーしていなかった選手を含めると、菖蒲谷のXCC/XCOのトップ5、幸平、リキ、お遼、トキ、安里が居ないということで、それ以外の選手にも表彰台に登るチャンスが現れる。ちなみに、そんな表彰台に価値がないという人も居るかもしれませんが、長年人が競う競技を見ている中で、その時にその場所にいて最後まで走りきることも実力の内と思う派なので、私はいつもと違うメンツが表彰台を賑わすのを純粋に楽しめます。
展望内の予想では、トキ、お遼、一成。3人とも居ません。ちょっとほっとする気持ちwwもありつつ、改めてその場で予想。翌日のXCOレースも考えると、踏めるのは回復が早い若者。ということで、2002年生鈴木来人、2001年生山口創平、2000年生久保一真と予想。
1周目の最後の登り。ライト、旭、創平、マツケン、一真、竹之内悠、詫間啓耀、青木誠、佐藤誠示、箭内秀平、佐復真人、代田和明、岸本直樹、長谷友博、鈴木智之。うん、カンニングせずに全部言えました。漢字は勝手に変換してくれるからたぶん間違えてないはず。音速の二人はメットの色違いがないとこの距離だとむずいかな。
2周目くらいから旭が引き、創平、ライトが食らいつく流れだったけれど、早々に創平が脱落。旭、ライトの 名前が眩しい 2人パックに。
タクマ、一真、2人に交わされて創平はその後。勢いを見ると表彰台争いは2人にいきそうな流れ。どっちが前でもCJ-1初メダル。
タクマが3位争いに耐えきれずタレタレ。代わりに最強サラリーマン誠示がひたひたと一真の後を追いかける展開に。(一部のヒトには奇跡の1枚と言われましたねwww。)
最後まで隙を見せず独走したのはPAX宮津旭。あまりにも長距離強しのイメージが強すぎで短時間高負荷のXCCの予想ではまったく引っかからなかったのです。ごめんなさい。よくよく考えれば、得意不得意関係なく実力で1つ抜き出ている存在でした。おめでとうございます。
2位には、もう、CXだけにとどまらず、XCでも押しも押されぬトップライダーの仲間入り。ボンシャンス鈴木来人。CJ-1、2戦目にしてシルバー獲得。持ってますね〜。
3位は、誠示の追撃を押さえるどころか前のライトを追いかけた日大久保一真。ProRide卒業生。お遼、安里、北林力の系譜に連なる若者。Junior時代からの成長が著しいです。これでCJ-1エリートメダル初ゲット。おめでとう。
つぎは2日目です。