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Tokyo Olympics MTB XCO Race 展望 Men
誰が勝つんでしょうね。
世界選手権やワールドカップは、この環境下で辺境??の国々の参加が限定されるので予想は困難である……かというと、五輪勝者は
1996 アトランタ
🏅 オランダ バルト・ブレンチェンス
🥈 スイス トーマス・フリッシュクネヒト
🥉 フランス ミゲル・マルティネス
2000 シドニー
🏅 フランス ミゲル・マルティネス
🥈 ベルギー フィリップ・メラーグ
🥉 スイス クリストフ・ザウザー
2004 アテネ
🏅 フランス ジュリアン・アプサロン
🥈 スペイン ホセ・アントニオ・エルミダ
🥉 オランダ バルト・ブレンチェンス
2008 北京
🏅 フランス ジュリアン・アプサロン
🥈 フランス ジャンクリストフ・ペロー
🥉 スイス ニノ・シューター
2012 ロンドン
🏅 チェコ ヤロスラフ・クルハヴィー
🥈 スイス ニノ・シューター
🥉 イタリア マルコ・アウレリオ・フォンターナ
2016 リオデジャネイロ
🏅 スイス ニノ・シューター
🥈 チェコ ヤロスラフ・クルハヴィー
🥉 スペイン カルロス・コロマ・ニコラス
はい。男子は一度もヨーロッパからメダルが流出していません。18個のメダルをオランダ、スイス、フランス、ベルギー、スペイン、チェコ、イタリアの7ヶ国で分け合っています。レッドブルでいつも語っているおじさんは、第一回アトランタの金メダリストだったのですね〜
ということで、ヨーロッパ有利のワールドカップの結果で語ってもそう外しはしないでしょう。
#1 アルブシュタット(ドイツ)
🏅 フランス ヴィクター・コレツキ
🥈 スイス ニノ・シューター
🥉 スイス マティアス・フリュキガー
#2 ノヴェ・メスト(チェコ)
🏅 イギリス トーマス・ピドコック
🥈 オランダ マチュー・ファン・デル・プール
🥉 スイス マティアス・フリュキガー
#3 レオガング(オーストリー)
🏅 スイス マティアス・フリュキガー
🥈 チェコ オンドレイ・ツィンク(シンク)
🥉 ニュージーランド アントン・クーパー
#4 レ・ジェ(フランス)
🏅 スイス マティアス・フリュキガー
🥈 チェコ オンドレイ・ツィンク(シンク)
🥉 フランス ジョルダン・サルー
四回とも表彰台に名前を入れたのは、最近SNS発信が飛躍的に伸びた(笑)マティアス・フリュキガー(スイス・33)。ラスト2レースを優勝で繋いだのは自信になっているはず。ロードレースと違ってチームメンバーからのサポートはほとんどないも同じだけど、プレに来ていなくてもスイスチームの同行者の多さからくる安心感の恩恵はあるはず。
難易度の高いコースというのもあるけれど、30℃に届く湿度を伴う日本特有の暑さ。経験がものを言う環境ともいえるのでマティアスが優勝候補の筆頭になるはず。
ただね。「なぜか」手元に画像資料がないのです。すみません。
そのマティアスに絡むの誰か。
マティアスよりワールドカップで上位でゴールに入ったのは、ヴィクター、ニノ、そして、トーマス、マチューの四人。当然、マティアスと優勝を争うライバルになりますね。
ヴィクター・コレツキ(フランス・27)。U23時代はブイブイ言わせていた彼。エリートに上がってからはトップ10には居るモノのずっと表彰台とは縁が無かったのが、今年最初のワールドカップで優勝。更には一昨年のプレ大会ではニノに次ぐ2位の表彰台に上った人。#1.1-#2.24-#3.9-#4.22と勝ったものの安定した強さではないので、修善寺と相性が良いというのを活かせるかです。対マティアスで考えると弱いかな。ピークをぴったし合わせてくるか、レースが荒れればてっぺんの目はあると見ます。
ニノ・シューター(スイス・35)はロンドン時代からの押しも押されぬトップライダー。とはいえ、齢の積み重ねには勝てなくなってきて、最近もずっとトップ10内に入ってはいるモノの2019年の世界選手権以降メジャー大会で勝てていないです。常勝ニノが勝てないレースを続けているのを見て誰もがピークは過ぎたと思っていますよね。私もその一人ですが、あのオグリキャップではないが、プレで勝ったこの修善寺の大会で まさか の展開があってもおかしくない、いや、あったらめちゃ感動すると思う1人でもあります。
ニノへの期待がオグリキャップ同等になるくらい、次の2人は強いです。プレには来なかったけどね……
トーマス・ピドコック(22・イギリス)。まだU23の22歳でありながら、今年のワールドカップはエリートで参加。1戦目で5位、そして、2戦目で初優勝。シクロで実績を積んだ若者で、マウンテンバイク2年目で世界の頂点に立った人です。しかも、最後に競り勝った相手がマチュー。マチューが二度同じ相手に同じ展開で苦杯をなめるとは思えないモノの、マチューに駆け引きのある展開で競り勝った事実は事実ですね。
そして、マチュー・ファン・デル・プール(26・オランダ)。この人が現時点でチャリ界の頂点に立つ人ではないかと思っています。シクロでは世界選手権2連覇中、この前のツールではステージ優勝しステージ半ばまでマイヨジョーヌを着てました。最近のロードのゴールシーンで、先にスパート仕掛けてゴールにたどり着くまで後続を引き離し続けたのは圧巻でした。死角と言えば昨年のプレ大会を経験していないことと、それほど高低差がなくじわじわ登り続けるパワーを出し続ける坂がないコースということでしょうか。
マティアスを中心に、ヴィクター、ニノ、トーマス、マチュー。ときて、その5人以外で表彰台の真ん中に絡んできそうなのは、
ベテラン勢ではオンドレイ・シンク(31・チェコ)。ワールドカップで4位-4位-2位-2位。トーマスとマチューがいなければ、間違いなく表彰台の一角は占める人です。彼が勝てば、私の一つ前の記事(トップの写真の人はオンドレイです)は予言の記事として取り上げられることになるのかもしれませんね。
そして、第四戦で3位に入ってピークを合わせてきている感のあるジョルダン・サルー(29・フランス)。よぴのりさんのおかげで身近に感じられるようになったフランスチームのエース。しっかりトップ争いに加わって欲しい。
あと、最初は飛び出るエンリケ・アヴァンシーニ(32・ブラジル)。この人はそういう戦い方をする人。2020年のワールドカップで勝ったときは、四年ピークが早かったらリオで勝てたのにと思いましたね。30越えてピークが来る人も居る。そういう競技だっていうことです。今年は上手く噛み合ってないかなと言う感じですが、強い人です。
若手ではヴィクター同様にU23でブイブイ言わせていたヴラド・ダスカル(24・ルーマニア)と
↑アラン・ハサリー(25・南アフリカ)、
↑ミラン・ファーダー(25・オランダ)。
ヴラドは第三戦で5位。アランは第四戦で4位。ミランは今年はまだだけど、昨年のワールドカップで3位と2位。3人ともいつどこで勝ってもおかしくない人ですよ。
あと、アントン・クーパー(27・ニュージーランド)も第三戦で銅メダルを獲得しています。ただ、真ん中は遠いかな。でも、彼は先出のアラン(南ア)と同様にメダルをヨーロッパから持ち出す使命を帯びています。アフリカかそれともオセアニアか。3位以内にアントンかアランがいたらそんな感慨も持って応援しましょう。
マティアス、マチュー、オンドレイ。
三連単で行きますか(笑)
皆様も何処かに予想を残しましょう。ちょっとだけ楽しさアップしますよ。