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小川町地域おこし協力隊として、できることとやりたいこと《地域おこし協力隊 対談企画 part.2》

令和6年度に着任した3人の埼玉県小川町地域おこし協力隊による対談企画part.2をお届けします。part.1は以下のリンクよりご覧ください。



リカコ )次はこれから小川町でどんなことをやっていきたいか、活動の中での目標というテーマで話していきましょう。アツシくんはどうですか?

アツシ )今は「企画」を大事にしてる。企画を通じて小川町の魅力を色々な側面から伝えていきたい。あとは、自分が協力隊を卒業した後に、小川町ないしは自分と関わりたいと思ってくれる方を、企画を通して見つけていけたら嬉しいな。

リカコ )任期が限られているからこそ、協力隊の活動を通じて次のステップを考えることも大切だよね。

ユイ )卒隊後はやっぱり鍼灸師をメインに活動していくんですか?

アツシ )鍼灸院を開業することは考えてないかな。でもやってみたいことがあって。企画案が立ち上がったときに、企画者やデザイナー、さまざまな専門家が集まって一つの課題を解決するっていう働き方ができたら楽しそうだなって。だから、協力隊の任期中に色々なジャンルの専門家と関係性を築いていきたいな。

リカコ )それは確かに面白そうだね!

アツシ )できれば地域課題に沿って日本の各地で仕事をしてみたいけど、そんなに甘くないと思うし、やっぱりホームの拠点も欲しい。なので、お客さんがコーヒーを楽しんだり、映画を見たり、料理教室を開いたりと、老若男女を問わず多彩な関わり方ができる空間も作りたいと考えてるよ。

ユイ )普通の映画館よりも、小さなシアターで映画を見るのが好きだって言ってましたもんね。

アツシ )そうそう。ミニシアターの雰囲気が好きなんだよね。それで、UECHU(旧上野台中学校)はそんな拠点づくりの準備にぴったりの場所な気がしてて。屋内にも屋外にも活用できるスペースがあって、色々な可能性を試せる余白があると感じてる。それに、自分だけではなく、一般の方のやりたいこともチャレンジできる環境がUECHUにはあると思うんだ。リッちゃんはどう?

リカコ )いいね!私はシンプルに、まずはスモリバを通して小川町の魅力をたくさん発信して、小川町のファンを増やしたいと思ってる。移住したいとか、イベントに参加したいとか、思ってもらえたら嬉しいけど、結果にこだわらずにまずは「小川町が好き!面白そう!」って思ってくれる人を増やせたらいいな。

アツシ )どうして増やしたいって思うの?

リカコ )やっぱり地域を盛り上げるには、地域に興味関心をもってくれる人が必要だし、純粋に自分の好きに共感して、一緒に好きになってもらえるのが嬉しいんだよね!前職の経験から、自分が本当に良いと思ったものを、相手にも良いものだと理解してもらうことが、お互いのプラスにつながると実感していて。

アツシ )そう思えることはすごいことだよね。

リカコ )いや、すごくはないよ!でも、何をやるにしても、一人より共感し合える仲間が増えることで、物事は良い方向に進むと思うんだよね。そして、自分自身も誰かを元気にしたり、笑顔にできる存在になって、地域を盛り上げられたらなと思ってる。

ユイ )私も全く一緒かは分からないんですけど、共感します!じゃあねって別れた後に、「一緒にいて楽しかったな」って思ってもらいたいので、誰かといる時間を楽しく過ごすっていうのをいつも大事にしてますね。小川町全体の盛り上げを頑張る一方で、まずは東小川の方々と密接に繋がって、UECHUを地域住民の方々に楽しんでもらえるような施設にするというのが地域おこし協力隊としての目標です。

リカコ )いいね!なんだか、ユイちゃんのフレッシュさを見ていると、昔の自分を思い出す…(笑)私は最近、小川町の空気に馴染んできて、良い意味でも悪い意味でも、妙に落ち着いちゃった感じがするんだよね。

アツシ )確かに小川町の空気は落ち着くよね。良いところでもあるけど、外から来たからこその視点や自分らしさを忘れないようにしたいと思ってる。

リカコ )そうだよね。なんとなく生活するんじゃなくて、楽しいときはお腹抱えて笑ったり、辛いときは泣いてみたり。自分の感情もしっかり感じていきたいよね。

アツシ )自分は落ち着いちゃうとエネルギーがどこかに吸い取られていくような感覚があるから、意識して町の外にも出かけるようにしてるんだ。旅行してみたり、町外のイベントに参加してみたり。

ユイ )私は、逆に落ち着きが欲しいかもです(笑)

アツシ )まだいらないでしょ!

ユイ )いやいや、でも確かに小川町はゆったりとした空気が好きな人に合っている気がしますね。

リカコ )私もその空気が好きで、小川町にいるんだよね。

アツシ )そういえば、こないだ台湾に行ってきたんだけど、バスのトラブルで帰りの飛行機に乗れなくなっちゃって、その日は空港で寝て過ごして、翌日に韓国を経由して帰ってきたんだ。帰国に24時間ぐらいかかって疲れも溜まったし、仕事も休むことになっちゃって…。失敗したし落ち込んだけど、予想しなかった展開にワクワクしている自分もいた!

ユイ )確かに、予想してない展開には焦りもあるけど、ワクワクもしますよね。

アツシ )去年、沖縄のフルマラソンに出るために5日間ぐらい沖縄に滞在したときは、毎日車中泊をしてたんだけどね、ホテルを取らないで帰る場所に縛られなくなったら、どんな旅行になるんだろうって実験をしてみたの(笑)そしたら現地の人と仲良くなって飲みに連れて行ってもらったり、辺野古の基地がよく見えるところを案内してもらったり、色々な場所に行くことができたの。予定不調和な出来事ってすごく面白くて。そんなワイルドさを忘れちゃってたなって、久々に思い出したよ。

リカコ )大人になると忘れがちだけど、やっぱりその感覚も大事にしたいよね。

アツシ )あと、小川町って暗くなるのも早い感じがするんだけど、みんなは何をして過ごしているんだろうね?

ユイ )確かに…夜遅くまで営業されているお店も少なめなイメージがありますね。コロナの影響もあるかと思いますが、仕事終わりの夕食会や飲み会もあまり行かないですし。仕事や趣味に繋がりができるようなお話しの場として、そういった集まりがあれば私は興味深いなと思います。

アツシ )みんなで集まって、美味しいご飯を食べたり、楽しく話したりするコミュニティを新たに作ってもいいよね!

リカコ )飲み会だけじゃなくて、体育館とか借りられれば、みんなでスポーツもしたいよね。前職では、仕事終わりに職場の人で集まってバスケしてたんだけど、すごくリフレッシュになってたんだ。

アツシ )それはいいね!

ユイ )小川町にも色々なサークルがありますし、私たちも積極的に参加していきたいですね!


対談企画 part.3へ続く。

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