なれない人
「君ってわたしのこと好きだと思うけど」
と言えれば上手くいったような恋愛が多すぎた。
常にわたしは、わたしを浪費するような恋をしている
別にそれを不幸せだとも思わないけれど、もっと上手にやれれば とは思う。
どうしてわたしは、愛されるより愛することに重きを置いてしまうのか。すごくすごく好きだと、何があってもいいなという感情になってしまうのは何故なのか。
他者から見た時のわたしがどう写っているのかは、一般論とか世論というものを見ればわかる。
でもわたしは、別にそんなことどうだって良くて、ただ、好きという感情で、ただ、
賢い女になりたい。可愛い女になりたい。
ていうか、なるべきではあるんだけど。
わたしのすきな友達にちょっと可愛すぎる女の子がいる。ずっとその子に憧れている。
わたしの、ユナちゃん。自分が軸。お転婆でブレなくて、少しだらしなくて、 愛されている。自分の好きな人に同じだけの好きを貰える。
どうやったらそうなれるか、もうずっとわからない。
幸子になれればと大人になってから思う。
わたしの愛する漫画家の矢沢あい先生が描く『NANA』に出てくる女の子。
あの子も、多分自分を犠牲にしない。
何度考えても答えが出ない。(ようにしているのかも)
だから
わたしのことを閉じ込めている、この感情はきっと、わたしの天命なんだと思うことにした。
大丈夫、これがわたしの今の幸せ。
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