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普段使ってる透明水彩とホルベイン比較してみた

古いホルベイン透明水彩を使ったので、普段使っている透明水彩との違いを比較してみました〜!

至らない点沢山あると思いますが、暖かい目でご閲覧していただければ嬉しいです。

透明水彩ってなーに?

透明水彩はざっくり言うと水で溶かして使う水彩絵の具です。

流石にざっくりし過ぎたのでもう少し補足しますね。

水彩絵の具には透明水彩と不透明水彩という2つの種類が存在します。

例えばここにガチガチに固まった絵の具があります。

小学生の頃、パレットに絵の具を出してそのまま放置したらガッチガチになった経験ありませんか?
それです。

そのパレットを水で洗い流そうとして、絵の具は溶けましたか?溶けませんでしたか?

これが不透明水彩と透明水彩の違い。
固まった状態の時溶けたら透明水彩、溶けなかったら不透明水彩です。

その他顔料とアラビアゴムの含有量とか色々あるのですが、今回は省略。

1、透明水彩の使い方

透明水彩は、上記の例のように絵の具が乾いていても、濡らせば溶けて色が塗れる特性があります。

使用するには基本的にパレットに絵の具を出して乾かした上で使います。

というわけで汚いですが私が普段使っているパレットと、最近新しく絞ったホルベインのパレットの2つです。

普段使ってる方
ホルベイン

3回に1回のペースでパレット全体を消しゴムかけて綺麗にしてるんですが、最近はなかなか汚れが落ちなくなってます。

とまぁ、個人的な話を置いておいて

透明水彩を扱っている人の多くは水筆と呼ばれる水が筆の軸内に入っている筆で、固めた絵の具を溶かしています。

かく言う私はというと、学校で配布された普通の画筆を使っています。
どの筆を使ってもある程度塗れるのであまり違いはありませんね。

なんだったら百均の筆でも全然塗れますし、水、筆、絵の具さえあれば手軽に描けちゃいます。

2、その他会社など

透明水彩、アナログ画材に触れている方なら言わずもがなホルベインさんを思い浮かべるでしょう。

他はクサカベさんであったり、アクリルガッシュで有名なターナーさんも透明水彩を出していますね。

ラメ系や分離色だったらスーパーヴィジョンが人気高いですね。
私もいつか小分けのハフパンを買いたいです...

実際に描いてみよう

今回描いていくキャラクターは前回のミリペン作品と同じくヘンリー。
それと、最近ハマっている作品の「オーバーテイク!」より小牧錮太郎くんを描いていきます。

シュチュエーションはヘンリーが無邪気なめちゃでか天使様、小牧くんは夏の暑い日差しに照らされてる感じです。

1、画材

紙:シリウス水彩紙(特厚口)

下描き:シャーペン+練り消し

線画:色鉛筆+セリアのミリペン(0.1mm)

着色:サクラクレパス透明水彩(ヘンリー)
ホルベイン透明水彩(小牧くん)

ハイライト:シグノ ホワイト(太字)

その他:juiceボールペン 金+筆ペン 金の穂

2、線画

小牧くんの方はスペースが多いですね...今度からはちゃんと埋めます。

3、着色

まずは使い慣れたサクラの方から

うーん、安定の使い心地。

水彩紙との相性が少し悪かったんですが、肌が綺麗に濡れて満足です。

強いて悪い点をあげるとしたら、青系の色が濁りやすいことですな...
色はよく定着したのであとは私の技量不足が原因かと。

次はホルベインです。

...と、言いたい所なんですがここでひとつ皆様に言わなければいけないことがあります。

実は、散々ホルベインホルベイン言っておきながら、絵の具13本中4本ほどクサカベさんを使っています。
赤、朱、明るい緑、青がクサカベさんでした。

学校にあったもののほとんどがカチカチになっていて、この4つだけはやむを得ずクサカベさんにしてしまいました...
色々と申し訳ないです。

では気を取り直してホルベイン(+クサカベ数本)の作品です!

撮影した場所と端末のせいってのもあるのですが、少し色が暗いです。
実物はもう少し明るいのですが...^^;

さて、サクラとの違いはと言うと...
どちらも透明水彩という括りとしては同じですし、特別違いはありませんでした。

言うなら、色を置いてから水で伸ばす時、絵の具が境界のように端に溜まってしまったのが残念ポイント1です。

他には、赤系が濁りやすかったですね。
それはホルベインじゃなくてクサカベさんの方だと思うのですが、一応残念ポイント2です。

あとは、良かった点で行くと、青系・緑系の発色が素晴らしく良かったのと、透明感を感じられました!!

普段使ってるサクラの方も透明感は味わえたのですが、肌色でしか感じられなかったので、いい経験が出来ました!

具体的には赤い魚の尾っぽの中腹がそれですね。
赤で塗った後に黄色を上に塗るとキレイなグラデーションのオレンジが出来上がりました✨

総評

それぞれの楽しさがあり、水彩紙によっても相性の良し悪しも感じられたので、今後は色々な場面で使ってみたいなと思いました。

個人的には、サクラの方だと肌色を作るのが楽なので当分はサクラを使っていきたいですw

ここまで閲覧して頂きありがとうございました!
また画材関係でも色々とお話していきますので、今後ともよろしくお願いします!

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