2018年3月11日渋谷らくご 夜の部

ツイッターなどに、あまり感想あがってないな…と思ったので、こちらで記録してみることにします。

初めてのシブラクだったので、最後スクリーンに根多が出ていたの気がついていませんでした。うかつでした。(3月10日の感想まとめにあがっていたのを見て知った)そのうち誰かがあげてくれることを期待しましょう。

この回は17:00〜19:00と普段よりも早い時間設定だったので、東京から少し遠くに住む私にはちょうどよかったということと、彦いちさん、扇里さん、こしらさん、鯉斗さん、全員いま私が気になっているお方だったこと(こしらさん以外は初)から、「絶対にはずせない!」という気持ちに。わりとギリギリのタイミングかと思ったけれど、前売り券を手に入れることができました。

<林家彦いち>

 広瀬和生さんの著書「この落語家をよろしく」で紹介されていて、もうれつに会いたくなったお方。明るい雰囲気と、後の演者を立てる(?)無茶振りが素敵でした。具体的には、次の扇里さんに羽生結弦の真似を、その次のこしらさんには佐川国税庁長官の真似を、というフリ。これで全体につながりというか、まとまりが(無理矢理に?)できて、なんかこういうのは好きだなぁと。あと、下の低い方に響くお声が私好みでありました。

<入船亭扇里>

 先週のこの会のラジオ番組「渋谷文化ラジオ サンキュータツオと渋谷らくご」で、穴どろを演っておられたのを聞いて、ぜひ拝見したいと思っていたのが、こんなに早く実現。実はラジオで聴く前から気になっていたことはたしかなんだが、なぜ気になったのかは今はもう思い出せない…なんだったんだろう。たぶん誰かがどこかでおすすめしていたのだろう。本日の噺は鰍沢。今日のトピックは紺屋高尾ということで、「やってもいい?って確認したら、いいと言ってもらえたので」とのことでしたが、一度生で聴いてみたい噺だったので、私はとてもうれしかった。しかも、こんなに集中できる雰囲気の中で!この後のこしらさんはマクラで、あんな噺やるなんて、というようなことをおっしゃっていましたが、私はつながっているなと思いました。

<立川こしら>

 拝見するのは今回3回目。この方を初めて見たときの印象は、「おもしろいんだけど、なんかハマらないなぁ」だったのですが、回数を重ねるうちに、独特の世界が見えてくるような気がして、がぜん楽しくなってまいりました。宮戸川の(たぶん)後半を初めて聞けたので、これもとてもうれしかった。「(たぶん)後半」というのは、初心者の私には、あれが宮戸川の後半なんだって確証が持てないから。そのぐらい崩れています、たぶん。イエ、もちろんいい意味で。

<滝川鯉斗>

 紺屋高尾です。今日のメインはこれです。鯉斗さんのこれを聴く会と銘打たれています。マクラはなし。羽織いつ脱ぐのかな?と思っていたら、すごくいいタイミングで脱いだので「おおっ!」ってなった。この噺は、いつも筋を読んだだけでも泣いちゃうので、生で聴いたら大変なことになってしまうかもと思い、厚手のタオルハンカチを準備していきましたが、大事には至りませんでした。ちょっと間があくのとか、ちょっととぼけた感じの返事の様子とか、こういうのフラというのかな、と考えていました。なんかそういうのがいいんですよね、このお方。これからどんな風になっていかれるのでしょうか。とても楽しみです。ぜひまた聴かせてもらいたいと思いました。

  高座返しとかどうするのかな、と思っていたら、かしめさんでした!かしめさんは一度しか聴いたことがなく、都内で平日夜の会に出ておられることが多いので、なかなか聴けないのですが、虎視眈々とねらっていきたいです。

 ユーロライブのふかふかの椅子が、とてもここちよく、ものすごくリラックスして楽しめました。またいきたい!

ご放念ください