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第5回立川こはる独演会20180608

新宿文化センター 小ホール 19:00〜

お菊の皿

岸柳島

〜仲入り

青菜

 めずらしく、ふらりと当日でいった。開口一番はなし。マクラ長めで、あっという間に30分。お菊の皿。たとえ幽霊でもいいから綺麗な女性が見たい!というところに、妙に共感してしまったのはなぜだろう。その後のドタバタっぷりも目にうかぶようで、さすが。

 岸柳島は、はじめて聞いた。終盤船がとって返す場面が大勢でドタバタする感じで、やはりこのドタバタ感が最も印象にのこった。不特定多数の人物に焦点が当たるような場面は、何かしらの説明を要する。そのことによって、その場面が客観的イメージとしてインプットされるため映像的に印象に残りやすい、ということなのだろうか。

 ひるがえって青菜は、テキスト的に捉える感覚だった。例の隠しことばがあるせいかもしれない。こうして並べてみると、どの噺もアウトプットされる方法自体は変わっていないのに、自身の捉え方には真逆ともいえる変化がある、という大変興味深い体験だった。

↑これは受付で配られていたティッシュ。

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