毎日新聞落語会 渋谷に福来たるSPECIAL2018 〜落語フェスティバル的な〜20180414
「春爛漫 志らく・兼好・一之輔三人会+」
渋谷区総合文化センター大和田 さくらホール 19:00〜
トーク
立川こはる…反対俥
立川志らく…洒落小町
春風亭一之輔…蛙茶番
三遊亭兼好…崇徳院
シブラク〜からの、である。今回は「志らく・兼好・一之輔三人会+」の「+」の部分、すなわち、こはるさん目当てでいったのである。あとの三人はどうでもいいというわけでは、もちろんないが。
大きめのハコでお客さんも多く、また演者との距離もだいぶあるので、いつもと違った雰囲気で楽しめた。いつもの小さめのところもいいけれど、ホール落語もけっこうすきだ。
写真は会場の2Fに展示されているプラネタリウム投影機。「カールツァイスIV型」とのこと。けっこうデカい。かっこいい。
まずは志らくさん、一之輔さん、兼好さん三人のトークでスタート。主に最近テレビへの露出の多い志らくさんをいじるコーナーか。テレビではコメンテーターなどしているため、番組における発言に対する批判や、テレビでのコメントに関連するツイートが炎上、といった話題を中心に。志らくさんは、いじられキャラ、きっとそう。でも明らかに後輩の一之輔さん兼好さん、特に兼好さんは、絡みづらそう、とか思ってしまった。多分志らくさんフルスロットルでいじられます、って空気というわけでもないからなんだろうな。そんなビミョーな空気が漂うトークであった。
この日のこはるさんは、すごかった。お約束のいつものつかみなんだけど、しっかりつかまれてしまう。軸は同じでも、その時々のアレンジが素晴らしい。反対俥。こはるさんの口調にとてもあっていて惚れ惚れした。小僧が後の大御所三人差し置いて全て持っていった、そんな気すらした。他者との関係性の上において何ごとかを生み出せるのは、もしかしたら女性ならではの強みなのかもしれない。
洒落小町、初めて聴いたが、ちょっとシャレが高度でついていくのが大変だった。いつもサブカルっぽいのばっかり見すぎなためか、メインストリームについていけてないことを反省。落語というジャンルは本来サブカルにカテゴライズされるらしい。なのに、メインストリーム。志らくさん。やはりテレビの力なんだろうか。
不機嫌がウリという一之輔さんだが、ものすごい安定感だった。安心して笑える感じ。私がいつも観にいくのとは、明らかに違う雰囲気で新鮮だった。寄席というバックグラウンドがあるというのは、こういうことなのだろうか。ポッドキャスト情報によると、兼好さんは萬橘さんと仲良しとのことだが、トークでの仕草とか、なんだか似たところがある二人だと思う。崇徳院、若旦那のキャラがすごくおかしくて、若旦那がしゃべるたびにヒヒってなってた。また今度なにか狙って行ってみたい。