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新ニッポンの話芸in成城ホール20180409

通算すると第39回 19:00〜

武助馬…三遊亭萬橘

宮戸川…立川こしら

権助魚…鈴々舎馬るこ

 なんか、いろいろ、すごかった!(←新井素子みたい?)客席は少し空きがあるようだったが、会場の空気が良かったように思う。「拝見しましょか」とか「笑わしてもらいましょか」でなく、いい感じにのっかってくタイプのやつ。トリの馬るこさんは、ものすごく飛ばしている感じでステキだった。そう、まるでグリーン上を飛んでいくゴルフボールのようだった。きっと今いろいろとノッてる時期なんだろうな、とお見受けした。そして、おなかのムッチリ感もよい。こんど寄席のトリを取られるとのこと、聴きにいけるといいな。

 こしらさんの宮戸川、つい先月、渋谷らくごで聴いて後半部分に軽く衝撃を受けていたので、今日も後半あるのかな〜と思って聴いていたら、ちゃんとあって、そしてあのサゲ、いいなぁ。他の人のは聴いたことがないけれども、独自のアレンジなんだろうと判ることができる、そういうオリジナリティを出せるのは、表現者としてものすごい強みだよな、としみじみ思う。

 比べるのも違うとは思うのだが、こしらさん・馬るこさんは「よっしゃ!今日も笑わしたる!」みたいな感じがするのに対し(もちろん嫌な感じのやつではないよ)、萬橘さんは「まぁ笑っても笑わなくってもどっちでもいいですよ〜」というような程よい力の抜け加減を感じることができて、リラックスしてのっかっていけるのが気持ちいい。と思いきや実はマクラでガッチリつかまれていて、噺の世界へもって行かれてしまうのだが。いや〜ほんとにすごかった。説明する為に持つ言葉が足りなくて、もどかしい。こうしてふりかえると、萬橘さん神がかっていたな。

 最後のフリートークには、かしめさんの姿も。トークしてたわけではないけれど。総じてものすごく楽しい会だった。このような会を提供してくれる人々に、感謝。そして偶然とはいえ、あの場を共有してくれた方々にも。いまだ冷めぬ興奮をここに少しでものこせていたらいいな。


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すもうの女王
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