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ヒムラーの私生活など

ハインリヒ・ヒムラーは、一般的にはSSことナチス親衛隊のトップにしてゲシュタポこと秘密警察のトップ、冷酷無慈悲な差別主義者のイメージで知られていると思う。

そんな彼だが、もちろん家族がいた。

奥さんはマルグレーテ。ヒムラーより7つ年上で看護婦(当時)をしていた。
昔で言うところの「あねさん女房」というわけだ。

また娘にグドルン、義理の息子にゲルハルトがいた。この写真は子どもの友達も写っている。
ヒムラーが持ってるのは釣り竿だろうか。

冷酷無慈悲と言われるヒムラーも、かなりの「親バカ」だったらしく、また親戚にも優しかったとのこと。

実際、これだけ見たら冷酷には見えない。むしろ、昔よくいた普通のお父さんにしか見えない。

娘のグドルンは父親に強く影響を受けており、後に元親衛隊員をひっそり助ける地下組織で働き、支援を続けたという。

また、私は見たことが無いがグドルンとヒムラーが収容所の前で撮影した写真が残されているとのこと。

本当ならば「ヒムラーは異常」と言われても仕方ない。普通は連れて行かないだろう。


一方、ヒムラーには年下の愛人もいて、さらには隠し子もいた。
ありがちと言えばありがちだが、家族を裏切るのはどうなのか。だが、ナチス高官には愛人がいる人もちらほら見かける。

ヒムラー的には「優秀で選ばれし親衛隊員は、どんどん子孫を残すべき」と正当化すると思われる。彼は生粋の優生思想であり、全体主義者。
そして、実際そういう施設もあったそうだ。

今ヒムラーの遺体がどこにあるのか、それを知る者はごく限られた人間のみ。墓も無く、脳みそを摘出され、どこかの森に埋められているという。


参考記事

https://www.nytimes.com/2014/01/27/world/europe/heinrich-himmler-documents-published.html

参考番組

ナチスの素顔シリーズ、ヒムラー編(ナショジオ)
The SS(ナショジオ)
ナチス 悪魔教の秘密結社(ディスカバリーチャンネル)

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