ありがとうございました。安らかに。
🔹この記事は3分で読めます🔹
以前こんな記事を書きました。
私の職場の施設長はことある事に
「今まで施設で何人かの入居者様を見送ってきたが、毎回必ず大きな学びをもらってるんだ!!」と鼻息荒く熱弁します。
私は、その考えには賛同しません。
“ 死 ”は“ 死 ”なんです。
人が亡くなる。
それだけなんです。
ただ、一つ言えることは、
死に方。その後。(葬儀とか)に故人が生きてきた軌跡がハッキリと現れるんです。
昨日、私が准看護師として2年間働いていた病棟のグループLINEに、〇〇師長が入院しています。酸素をしています。
コロナ過の中なので、現在も働いている元同僚がお見舞いができて、その時に入院している事をみんなに伝えていいか。と確認したところ、いいです。とのことで、LINEに流してくれました。
全員がナースですから、あえて酸素をしている。と伝えた。とゆーことは。
みなさん、そして私も。察しますよね。
嫌な予感。
27年前のお付き合い、それも2年弱。
でもね、その2年弱でとってもお世話になったんです。
私の父が多発性骨髄腫というあまりよろしくない病気になり、私がつとめる病棟に入院出来るよう手配してくれたり。
(大きい病院なので、たぶん入院待ちしている人は沢山いたと思う)
そのお陰で、母は最期まで父の看病を出来ましたし、私も未熟すぎる准看護師として、また高校生の娘として、父と最期の時間を過ごすことが出来ました。
年始には、高校生なのに准看護師として働いていた私と同期がお正月里帰り出来ないからと、自宅に招いておせち料理をふるまってくださったり。
いつも笑顔で周りを明るくしてくださる。
そんな師長さんでした。
27年経っても師長さんとの想い出は色褪せることなく思い出されます。
いつもはグループLINEは覗いてるだけで、コメントはしないのですが、昨日だけはコメントさせて頂きました。
なんとか元気になって、あの笑顔が見たい!!と思いました。
私ができることといえば、祈ることしか出来ないのですが。
母にもその事を伝えました。
母も祈ることしかできないね。と。
今朝、目が覚めるとLINEが届いていました。
師長さんが3時過ぎに亡くなった。と。
え??
早すぎません??
昨日聞いたばかりですけど??
ちょっと混乱。とともに、徐々に寂しさが…。
まだ60代で、まだまだこれからゆっくりと余暇を楽しんだであろうお年。
切ないです。
寂しいです。
悲しいです。
でも、お疲れ様でした。
ゆっくり、安らかに。と。
その後のグループLINEには、お顔は笑顔でとても安らかだったそうです。
師長さんが病院を去る時には、部署、病棟関わらず、医師、看護師、事務員などなど色々な方が沢山お見送りされたそうです。
やっぱり師長さんは凄い人だったんだ!!と改めて感じました。
人は死をもってその人の生き様が現れるんだと思います。
そして、残された私たちの中に生き続けるんだと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m
トップフォトは"れすぱいと伊豆高原”さんより使わせていただきました。