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めっちゃ妄想バナシ。半径2mくらいで思考したことなんでご笑覧くださいな。

★写真は我が町のアイコン的キノコ岩「三姉妹岩」でござりまする。

一昨日、こちらのnoteにも書いたんだけど
私が住むカッパドキアのユルギュップと言う市は人口2万人余りで、そのうちの相当な数の人が観光業に従事してます。そして私を含めて多くの外国人が住んでいます。
今朝、バルコニーから外を眺めていたら10分間に二人も路上清掃員の人が通りました。ウチの周り、全然繁華街じゃないです。町までは徒歩20分の距離の住宅街です。
それなのにゴミが落ちてる暇がない、
まさにディズニーランド状態。(≧▽≦)
町の花壇や道路わきの街路樹もやたら美しく整備されています。
清掃は全て人海戦術です。ホウキとゴミ箱持った人が歩き回ってくれています。本当に沢山の人が市に雇われています。もしかしたら私の住む町だけで、他の町は違うのかもしれないんですが…。
でも、他の地に住む友人たちから町が荒んでいる様な話は聞かないし、なんとなく良い状態はキープされている印象です。

いや、なにもトルコ自慢をする投稿が目的じゃないんです。
トルコは、ご存知の通りエルドアン大統領の独裁政権です。
イスラム寄りの極右と言ってもよいやり方に市民の不満も数年来積もり積もってきていました。

その不満の表れとしてなのか、トルコの複数の大都市の県知事選挙で野党が勝利して、エルドアン大統領の権政もここまでか?と言う流れが出来つつありました。

そして、今年に入って起きたこのパンデミック騒ぎ。

トルコは相当中途半端な、それでいて強権主義的な、なんちゃってロックダウンを開けたり閉めたりを繰り返しています。
その整合性の無さや中途半端さや抜け道の多さに
(だって実質行動制限を受けてるのは65歳以上の高齢者と子供だけ、みたいな感じなんです)不満を漏らす市民が多くいますが、外見は『強権主義的』な感じなんで、表立って反対運動みたいなものは起きていません。
お店を閉めざるを得なかったり、お客さんが激減して経済的打撃を受けている人にとって、笑いごとじゃないのは事実です。事実と言えば、私自身も自分の本業からの収入は本年ゼロと化しています。

でね、
トルコリラ、もう散々です。
去年あたりに国として経済破綻してしまっていても不思議じゃないほど外貨に対して落ち捲くってます。
今年だけでも既に50%もダウンしてます。
お金なんか銀行に預けててもそのまま蒸発してるみたいなもんなんで、トルコリラなら使わないでおくの勿体ないです。
元々、高インフレの国でしたが、当然今はそれに拍車がかかっています。
お金(トルコリラ)自体に価値を感じ辛い空気が生まれています。
なんで、私も前から欲しかった家具を買ったり、息子にマウンテンバイクを買ってやったりしてます。(←お小遣いも年末のプレゼントも誕生日プレゼントも全部前借でって言うんで(*’▽’))
勿論、お金がなきゃ暮らしていけないんですが、有っても価値が感じられないとても不思議な感覚です。

商売からの収入は途絶えていますが、なんかあんまり国の中の空気がのんびりしてるので危機感が無いんです。
これは国の食糧自給率がほぼ100%と言う安心感の表れなのかもしれないです。

私が住む町の市長は与党政権の方です。
こんな風に町を整備したり、人を雇ったりしてる資金は
まあ、あとから税金を徴収するにしても、頼りにしてるのは中央政権側からの予算配分だと思います。いくら後から税金を取ろうと考えていたって実際に今年ほとんど収入が無かった会社がほとんどでは徴収しようがないと思うからです。
国からの何らかの保証なりバックアップがあって、これをやっている、としか考えられません。

で、ちょっと思考してみたんですが

トルコは、なんだかんだと言って
EUに入らなかったので(入れなかったので)
自国通貨を発行しています。
そして既に自国通貨の対外貨価値は地に落ちてます。
これ以上堕ちようがないんじゃないかってくらい落ちてます。

エルドアン大統領、
もしかして、これから自国通貨をじゃかじゃか刷り捲くるつもりなんじゃ?
だって、もし、究極マジで国交や交易が途絶えても
食糧自給率100%なら、お洒落な外国製品が入ってこなくなっても
国民が飢える心配はないんですから。
曽ての、共産圏の国みたいに、国産品だけで暮らしていく覚悟さえ決められたら、貧しくても豊かな暮らし、な方向へ舵が切れなくない国なんですから。
既にヨーロッパ的な意味での豊かな暮らしに慣れてしまった国民がまた貧しい暮らしなんかに戻れるもんか、と言う人が沢山いるんですが

トルコの世代間カルチャー的に言うと
日本の100年前くらいの感覚の暮らしを
日本人はお爺ちゃんお祖母ちゃん、もしかしらその上の世代しか経験してないから実感沸かない、と思うんですが
そして、そんな暮らしを自分達が出来るなんて全然思えないでしょう?
そうなるかも、と思ったら不安に感じる人の方が多いでしょう?
でも、トルコだったら、そんな暮らしは自分達の親世代が経験してる、と言う人が圧倒的多数です。
お父さん、お母さんがしてた、あんな暮らしをするだけだ。
不安が他の国に比べて少ないと思うんです。
無いなら、無いなりの暮らしをしてくだけ、と言う。

ちょっと、と言うかだいぶ、と言うか
寧ろ「超」個人的に穿った見方だとは思うですけど
もしかして、
エルドアン大統領、MMT理論を実践しちゃう腹積もりだったりして?
なんちゃって。(≧▽≦)
ここまで世界が変容し続けてると
もう、何が起きてもおかしくないので
そんな思考をしてみました。
笑って読み流してくださいませ~。
(≧▽≦)(≧▽≦)(≧▽≦)

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