【ネタバレ注意】『映画 名探偵コナン 紺青の拳』感想備忘録

 京極さんだけアニメが違ぇ……
 バトルミステリーというか、もはやただのバトルアニメでしたどうもありがとうございました。

(鑑賞直後の感想)

(以下ネタバレ含む)









 全編通してキッドいっぱいでたまらん。
 コナンとキッドのバディもたまらん。
 京極さんにやられそうになったキッドを遠くからスナイパーよろしくサッカーボールで助けた時のコナンの冷めた表情がかっこよすぎる。
 怪我したキッドの元に現れても見舞いの言葉一つ掛けず、むしろ辛辣な言葉をぶつけるとかも、敵でありながら利害一致のために協力している関係ならでは。
 好敵手だからこそ相手の力を認め合っているのも燃えで萌え。

 安定のコ哀
 熟年夫婦コンビを今年もありがとう。。。

 江戸川コナン=江戸川乱歩+コナン・ドイル
 江戸川乱歩=平井太郎
 コナン・ドイル=アーサー・コナン・ドイル
 江戸川コナン=アーサーヒライ

 本作のミステリー部分について、だいぶややこしく絡み合っていたので整理
 中心はレオン・ロー
 (動機)過去に大富豪のジョンハン・チェンらにすげなく却下されたシンガポールの都市開発計画を実現する
 (方法)タンカーをぶつけて街を破壊し、一から作り直す

①タンカーの操縦をするために海賊と協力する
 海賊への報酬として「紺青の拳」を手に入れようとする
 教え子リシの父親に先に取られそうになったので殺害
 別の人間を犯人にするため弁護士シェリリン・タンと協力
②結局「紺青の拳」はジョンハン・チェンに先に取られる
 「紺青の拳」が埋め込まれたチャンピオンベルトのために空手大会で自身のボディーガードを優勝させようとする
 その妨害のために京極さんを大会に招待し、①の事件をネタに脅してきたシェリリン・タンを殺害
③上記2つの殺害に協力した秘書のレイチェルが毛利小五郎に告発しようとしたので殺害
 怪盗キッドに罪をなすりつけようとする

 元々の計画は(スケールは大きいけど)シンプルな動機と方法なのに、色々発生した障害を除くために殺害した、という構図。

 それにしてもこの人、裏切られすぎでしょ……
 ①の事件で協力した弁護士に脅され、
 ①②の事件で協力した秘書に告発されそうになり、
 ①の事件の被害者の息子に虎視眈々と復讐の機会を窺われ、本来の計画も妨害され失敗に追い込まれ、
 雇っていたボディーガードと海賊にも。
 いっそ気の毒にすら思える

 でも一番気の毒なのは京極さんと園子。
 完全にただの巻き込まれ。
 レオンを妨害するために呼ばれ、
 京極さんは暗示にかけられ、園子も車に轢かれ、
 さらにレオンを裏切った海賊から身代金目当てで狙われ。
 散々じゃないですか……
 まあ、最終的に雨降って地固まるの王道ラブコメしてくれたので良かったです。
 京極さん、愚直な男だ……

 毛利親子のバトルもかっこよかった。

 クライマックス直前にプールの辺りにちらっとおじいさんが見えたのだけど、
 大富豪のおじいさんかなと思ったけど、
 もしかしたらキッドの協力者だったかも。(もしくは見間違い)
 『まじっく快斗』読もう。

 さて今回はマリーナベイが犠牲になりました。
 つまりコナンの策は、ビルの上の船を海に落としてその水しぶきで火災を消そうということだったのかな。
 もはやテロでしたねあの惨状。

 最後、キッドも蘭にあっさり正体を見破られていて、『世紀末の魔術師』の時から比べるとどんどんポンコツ化してきているような気もするけど、最近は黒幕というよりメイン側に立つことも増えてきたので、『まじっく快斗』寄りになってきたと言うべきなのかな。

 来年は赤井しゃんんんんんんんんんんんんんんんんんn

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