【ヒロイン体験朗読劇from100シーンの恋 特別捜査密着24時】新たな一歩へ向けた特別な時間【観劇レポ】

お久しぶりです。
2020年は最初の一ヶ月の記憶はなく、
二月からはコロナの話題が日々を染めていきました。
八月になり、未だニュースはコロナの文字踊る危険周知のもののままです。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

私の観劇活動再開はこの作品、
「ヒロイン体験 朗読劇 from100シーンの恋+ 『特別捜査密着24時』」
でした。
今から一ヶ月ほど前、7月上旬のこと。
待った…待ったよ…舞台の世界が戻ってくるのをずっと待ってた。
正直な話、八月の今になっても舞台の世界は元どおりにはなっていない。
でも、今はなんていうか……復活へ向けた一歩ずつを歩んでいるんだってことを肌に感じております。
勿論、コロナに関しては人によって立場や思想が違うことですから、
未だ上演叶わない演目や、未だ観劇叶わぬ人たちがいらっしゃる。
この人たちが限りなくゼロに近くなることが、完全復活の一言につながるとは思うのですけど、
きっとこうして先の見えない日々の中で、
一つの演目を完成させることが今の演劇界には未だとても難しいことのように感じます。

これは、観劇好きの妄言でしかないですが、
観客の立場からなんとなく「そうなんじゃないかな」と思ったことをつらつらと書きました。

さて!
この舞台はあの有名ゲーム、100シーンの恋からの「朗読劇」です!!
こちらを見に行くことになったのは、
「千葉瑞己」さん「須賀京介」さん「五十嵐啓輔」さんのご出演なさる舞台を探していたからなのですが、
時期が時期だけにとても手探りで緊張感のある舞台だったなと思いました。
検温・アルコール消毒・ソーシャルディスタンスの徹底。
何をすれば「対策をしている」とみなされるのかが今よりも大変不確かでした。
その中でのできるだけの最善をきして行われた朗読劇でした。
私は、あの日の俳優さんたちの少し不器用な「舞台に立てて嬉しい」という気持ちの表現をなんだか忘れられないと思います。

私たち観客は主人公、思わずきゅんとするような台詞やシチュエーションを声と表情で表現してくれたキャストのみなさん。
スマホ連動ということで、スマートフォンでの選択肢で少しずつ変化したラストシーンを楽しめるとっておきの仕掛け。
そしてこの公演を最後までやりきってくださったスタッフの皆さんのパワー。

八月、より沢山の舞台が上演され、
千秋楽を迎えております。
この先駆けになった七月上演の数々の舞台。
彼らには心からの拍手を送りたいです。
もちろん、八月の今上演している舞台にもだけれど、今はとにかく彼らに拍手を。

そして
いつかソーシャルディスタンスのない、
フェイスシールドのない、
透明マスクのない舞台を
上演可能になることを心より祈っております。

その日のために舞台を
一つでも多く観に行きたい。
彼らがやると言ったら応援したい。
忘れてはいけないよね、そこで演じられる熱や迫力を。

そんな風に考えた、観劇活動再開の一幕。
とってきおきの時間が、
皆様に早く取り戻されますように。

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Kayano
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