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アンメットの虜な大学生

今更ですが、私の映像作品史上圧倒的ナンバーワンになった4月期のドラマ「アンメットーある脳外科医の日記ー」について書いておこうと思います。
少々ネタバレがあるので未視聴の方はぜひ視聴後に!

本作は不慮の事故で過去2年間の記憶がないうえ今日の記憶も明日には忘れてしまう杉咲花さん演じる脳外科医の川内ミヤビが主人公。ある日ミヤビの働く病院に若葉竜也さん演じる脳外科医である三瓶友治が現れることでミヤビの失われた2年間に隠された謎が明らかになっていきます。

私は普段ドラマをリアタイすることは少ないのですがあの若葉竜也さんが地上波ドラマに出演するの!?と思い珍しくリアタイしていました。
そしてあっという間にアンメットの虜に。

もう現時点でシーンをみたらセリフが言えるほどみているのですが、まだまだ飽きる気配がないどころかより夢中になっている感じがします。

私のお気に入りは2話のりょうすけ君をミヤビが止めるシーン、6話のてんかん発作のシーン、9話の長回し、10話11話全部!笑

私の思うアンメットのすごいところは登場人物がみんな本当にいる人、どこかで今日も生きている人にしか見えないところだと思います。
丘陵セントラルのみんなが本当にあったかくて、でもそれはきっとミヤビちゃんがあったかい人だからで。今日のことが明日にはわからない。それって想像しただけで怖くなるのにミヤビちゃんはそんな様子はみんなの前では見せない強さを持っていて、だからこそふと見せるミヤビの溢れた弱さみたいなものが心に来るんです。
アンメットを語るには私の語彙が少なすぎる。。と落ち込むくらいに心に響きすぎるんです。

そしてなんといっても若葉竜也さん演じる三瓶先生が魅力的すぎるんです。
一見、ぶっきらぼうで冷たく見える三瓶先生ですが誰よりも愛情深くて目の前の患者さんを救うことを諦めない。そんな姿に誰もが虜になってしまうのではないかなと思います。
後半にかけて明らかになる三瓶先生の抱えているもの、ミヤビとの過去を知った上で見るアンメットは1話の登場から心がギューっとなります。
私は普段、泣くことが少ないのですがアンメットだけはボロボロと涙が出てきます。友人に驚かれるほど笑

話は変わりますが、アンメットの放送が後半戦の時期私は個人的に悩んでいることがあったのですが、母がアンメットをみて話してくれたことが乗り越えるきっかけになりました。それを書き残したメモがあるのでここにも残しておこうと思います。


私とお母さんはアンメットにハマってて、でも2人とも言語化できないっていうかしたくないよねって話してて。
でもついこの間、最終回が終わって2週間くらい経ったのに、お母さんが急に話し出した内容が印象に残ったので残しておく。

三瓶先生は毎日毎日練習を重ねて最終的に7分半まで縮めていてこの速さもきっとすごいはずなのにそれでも2分には到達しなくて。2分という時間がどれほど厳しく無謀なものなのかは素人の私達にも伝わるほど。普通人間って努力して努力してやっと光が見えてみたいな状況下だから続けられたり、達成できたりするのにするのにそのレベルにも到達していない状況の三瓶先生。
それでも諦めなかったから結果的に低体温症だとか色々な要因が重なって努力が身を結んだわけで。
うまくまとまらないけれど、いくら無謀だと思っても何かの要因が重なったらその無謀だと思っていたものとの距離が一気に近くなるなることってきっとあって。でもそれはいつどこで訪れるのかわからないもので。
人は特に私は物事に対して変に冷静になって熱くなりきれなくて勝手に想定して諦める。それってかなりのチャンスを逃しているのかもしれない。いつどこで何に繋がるかわからないことを考えると目の前にあること、自分のしたいこと、声に出して行動し続けて時には嫌でもやり続けて。そうしたら何か光が見えてくるのかもしれないな、と。
つまり、自分の中に光があれば暗闇も明るく見える。



悩める大学生には医療ドラマという枠組みを超えた学びが多くて、気合いだーみたいな応援の形ではなくてそっと後ろから見守ってくれるようなお守りのような跳び箱の向こうのふかふかマットみたいな
けど、いい意味で気の引き締まるドラマ。これからも楽しい時も悩んだ時もどんな場面でも私の背中を押してくれる作品です。

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