犬好きの方に申し上げたいこと
まだまだ続く東京、そして西麻布エピソード
なんでも手に入る(はずの)街・東京で
夕飯難民を経験した翌朝。
近くにコンビニもないし、
前日お世話になったイオンスーパーはまだ開店していないし、
朝ごはんどうしよっかと
やっぱり頼れるGoogle Map
氏によると、近くにパン屋がある様子。
ちょっと歩くけれど、朝の散歩にはちょうど良いでしょう。
さてここか、と店の前。
狭い店舗前の歩道に、
それなりに大きめの犬が繋がれている。
まぁパン屋に犬を連れ込めないのは
理解できるけど、
犬の散歩と朝食ゲットをまとめて実行をしようと思ったのは
多忙な都会人ならでは、か?
「東京は、小さなパンもこんなに高いのね!」なんて
思ったことを口に出さないように気をつけながら
買い物を済ませ、店を出ようとすると。
犬の数が3匹に増えている。
そして、その飼い主と思しき外国人(おそらく周辺居住者)が数人、
店の前に腰掛け歓談。
これを日本人の若者がやってたら、
たむろってるってことになって、
迷惑行為の代表格、みたいになるんでしょうけど。
西洋系の外国人が堂々と実施していると
なんだか迷惑行為じゃない風(ふう)。
狭い歩道を塞ぐように居座る一団。
モーニングルーティン・犬の散歩友だちかな?
連れている犬はおとなしいけれど、
結構大きくて。
今回の旅には連れてきていないけど、
うちの長男(小1)なら、泣き叫んで逃げ回るレベル。
大きな犬たちに、私も内心ビクビクしているけれど、
娘の手前、あまり取り乱したくはないし
犬を連れている諸氏が
「うちの子、大人しくていい子でしょう」と言わんばかりの
自信満々の表情だから、
もう、こちらはなんとも言えない。
迷惑そうな顔もできない。
とにかく足早にその場を去る。
「狭い歩道で、でかい犬連れてたむろするとかどういうこと?」
「犬連れて歩くならよく考えようよ」
と呟きながら。
でもね。
今回の一件だけでなく、かねてから思っているんです。
犬好きの人って、
「世の中の人間が皆、自分と同じように犬好きだろう」って思ってますよね。
確かに犬は可愛いですよ。
堂々として番犬としても頼りになるし、
そうでなくてもキャンキャン吠えてたって可愛いし、
何より素直で、従順だし。
災害時に救助活動に当たったり?
目の見えない人を助けたり?
麻薬を見つけたり?
無味乾燥な毎日に潤いを与えてくれたり?
すごく素敵な存在だと思う。
犬好きな人が、ペット、なんて呼ばずに家族の一員として
お犬様を可愛がるのだって、
全然不思議じゃない。
でもね、でもですよ。
いくら犬が可愛くて、尊い存在だとしても
怖い、と感じる人もいるわけ。
犬を愛しているのなら、
周囲の人たちには「犬、怖いよ」と感じている人もいることを知り
必要以上に「犬、怖いよ」と思わなくてもいいように
配慮してくれたっていいと思うんです。
どうでしょうか。