大学受験の勉強法~数学編~
はい、というわけで本格的に投稿開始です!
記念すべき第一回目は、大学受験に向けた数学の勉強法について書いていきます。
いつ何をやるべきか
さて、みなさんは今何年生でしょうか。
当たり前のことですが、学年によってやるべきことはもちろん違います。ここでは学年別にやるべきことを紹介していきます。
①中学生
中学生のうちにやるべきことはたったひとつ。
「授業を完全に理解すること」。
難しい参考書や問題集に手を出す必要はありません。そんなことしなくても十分大学入試には間に合います。
逆に難しいものに手を出しすぎると基本がおろそかになり、将来とても苦労する羽目になります。絶対にやめましょう。
ただ教科書の内容をきちんと理解し、学校で配られる問題集をすらすらできるようにしておけば十分です。
②高校1、2年生
さて、高校生になるともう「学校の勉強だけで大丈夫!」と言えなくなる場合も出てくるでしょう。そんな時には参考書の出番です。
この記事の最後に私が使用してよかったと思える問題集を載せておくので、よろしければご覧ください。
高校1、2年生の間は、授業の進度に合わせて適宜問題集の問題を解いておくといいでしょう。
③高校3年生の夏休みまで
ここまでには文系の人は数ⅠAⅡB、理系の人は数Ⅲまで勉強し終わっているのがベストです。学校で終わっていない人も、教科書を先取りするなどして一通り目を通しておきましょう。そうでないと演習量が不足したまま受験本番を迎えることになってしまいます。
④高校3年生の夏休み以降
ここからは本格的に過去問演習に取り掛かる時期です。過去問を解きつつ、苦手な分野の問題は適宜過去の問題集に戻って復習しましょう。過去問をたくさん解きたい場合は、難関校過去問シリーズの25ヵ年がオススメです(これも最後に載せておきます!)
ここからは志望校合格に向けて突っ走りましょう!
⑤入試直前
この辺りではもう新しい問題を解く必要はありません。できない問題を発見してもそれができるようになる可能性は低く、精神衛生上よくないからです。代わりに、今まで間違った易しめの問題をよく復習しておきましょう。本番では易しい問題を落とすことは許されないのです。
あとは公式の確認も忘れずに!
意外と本番では緊張して当たり前の公式が出てこなくなったりします。基本の確認もきちんとして本番に備えましょう!
問題集の選び方
次に、問題集の選び方についてです。自分に合った問題集を使っているかどうかで勉強の効率は格段に変わるので、ぜひ参考にしてください。
・解説がわかりやすいものを選ぼう
これが一番大事です。わからない問題があった時、頼れるのは解答しかありません。解答が丁寧で分かりやすいものを選びましょう。体感では、解答冊子が取り外せるようになっているものは当たりが多い印象です。
・問題数が多すぎるものはやめよう
やたら分厚い問題集を使うと勉強している感は出ますが、途中で飽きて続かなくなりますよね。問題集は周回してなんぼなので、分厚すぎるよりは良問や頻出問題を厳選した薄めの問題集を選びましょう。
・簡単なものから手が動かないものまで、幅広い問題が載っているとよい
色々な難易度の問題が載っている問題集の方が解いていてメリハリがあり、また問題ごとの時間配分のペースもつかめます。やる気を長続きさせるためにも、こういった問題集を選びましょう。
問題集の使い方
さて、いざ問題集を買って机に置いた!
…ところで、ここからどうしましょう?
実は、問題集は「何を使うか?」と同じくらい「どう使うか?」も大切なのです。
ということで、ここからは問題集の使い方についてお話しします。
・問題集は同じものを何度も解き直そう
たくさんの問題集を中途半端にやるよりも、同じ問題集を完璧になるまで繰り返し解くほうが何倍も力になります。全ての問題集は一冊やりきると一通り網羅できるようにデザインされているからです。
ここでは、具体的な解き方について説明します。
まず一周目は、普通にすべて解きましょう。わからない問題は解答を見ても構いませんが、問題に×印を書いておきましょう。また、別解がある問題には△印を書いておきます。
二周目以降は、×印と△印の付いている問題だけを解きましょう。×印の問題は解けるようになっていれば印を消して構いません。△印の問題は、全ての解法で解ければ印を消して構いません。
これを問題集の最初から最後までやり、それでも解けなかった問題については三周目、四周目…と繰り返しましょう。問題集の全ての印がなくなればクリアです。
ここまで終わった人は、最後にもう一周全ての問題を解きましょう。今までの勉強が身についていれば全て解けるはずです。ただ人間忘れることもあるので、その場合はまた解き直しましょう。
これを続ければ、確実に力はつきます。頑張りましょう!
・やりきってから次に行こう
上に書いたことを同時に何冊もやっても、途中で絶対に飽きてしまいます。ここは勇気を持って、一冊に一途になりましょう。二兎追う者は一兎も得ず、です。
過去問の使い方
問題集が一通り終わった頃に、満を持して過去問の登場です。あと一息なので最後まで頑張りましょう!
・解けない問題があってもいい
問題集は全て解けるまで繰り返すことを絶対に推奨しますが、過去問はその必要はありません。それよりも時間配分に注意しましょう。過去問は問題の取捨選択を練習する場なので、制限時間を設定したうえで緊張感を持って臨むことが大切です。もちろん制限時間でいったん区切った後に終わらなかった問題の続きをやるのはいいと思います。
・何回も解き直そう
過去問にはその大学のクセが現れています。それに慣れるためにも、過去問は何回も解き直しましょう。二周目からはそこまで時間にこだわる必要はありません。解けない問題は諦めつつ、解ける問題は確実に解ききれるようにしましょう。
オススメの問題集
最後に、私トウカが現役時代使っていてよかった問題集を紹介します。基礎から発展まで網羅しているはずです。
・1対1対応の演習
はい、これはだいぶ有名ですね。数1、数A、数2、数B、数3微積分編、数3曲線・複素数編の6冊あります。
レベルとしては基礎~応用といった感じです。名前の通り解法と例題が一対一で対応しているため、とりあえず基本を網羅したい人におすすめです。このシリーズをやりこめば共通テストレベルはすんなり解けるようになります。
・プラチカ
河合出版から出ている問題集です。文系数学、理系数学ⅠAⅡB、理系数学Ⅲの三種類あります。難易度としては応用~発展ですね。私も受験時代この問題集には大変お世話になりました。これを完成させればどんな大学の問題にも立ち向かえる実力がつきます。
・東大の数学25ヵ年
東大受験生は必ずやるべきです。東大の過去問は割と傾向が変わっていないので、とても使えます。個人的にはD問題は解けなくてもいいと思います
終わりに
ここまで数学の勉強法について話してきましたが、いかがだったでしょうか?
一人でも多くの皆さんの参考になれば幸いです。
これからも投稿していくのでよろしくお願いします!