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懐かしい詩「おれはかまきり」

(虫が苦手な方にはごめんなさい。😅 カマキリです。)

セミの合唱で賑やかだった夏も、残すところあともう少しになりました。
お盆を過ぎるとあっという間に時間が通り過ぎていくような気がします。

今は二十四節気では処暑、七十二候では綿柎開めんぷひらく
処暑は「暑さがおさまる」、綿柎開は「綿のがくが開き始める」という意味ですが、まだまだ暑い日々が続きますね。

ところで最近よくカマキリに会うのですが、そんなカマキリを見る度に思い出す詩があります。
工藤直子さんの詩「おれはかまきり」。

小学生の時に国語の教科書で習ったという方も多いかもしれません。

「おれはかまきり」   かまきりりゅうじ

おう なつだぜ
おれは げんきだぜ
あまり ちかよるな
おれの こころも かまも
どきどきするほど
ひかってるぜ

おう あついぜ
おれは がんばるぜ
もえる ひを あびて
かまを ふりかざす すがた
わくわくするほど
きまってるぜ

工藤直子さんの「のはらうた」より

夏の燃えるような日差しを浴びながら、男前にはりきって頑張るカマキリのオスの姿を思い浮かべて、思わずクスッと笑ってしまう素敵な詩です。
僕がこの詩を知ったのは小学生の頃で、「〜だぜ」という口調が好きだったのを覚えています。

作者の工藤直子さんは、「ちっちゃなかまきり」が"いっちょまえ"にかまを振り上げる姿を見て、この詩を思いついたそうです。

でも当時の僕は、このカマキリを「おおきなかまきり」だと思っていました。
大きなオスが、夏の日差しを浴びながら堂々と自信満々にかまを振りかざす姿を想像していました。

実は「ちっちゃなかまきり」だったというのは、後になってから知りました。
「かまきりりゅうじ」は、成虫よりは幼虫に近いのかもしれませんね。

この「かまきりりゅうじ」という名前の響きもまた面白いですね。
妙に親近感が湧きます。

日差しはまだまだ強いけれど、暑い時はこのカマキリ「かまきりりゅうじ」を思い出しながら、熱中症に気をつけて励んでいきたいと思います。

皆さんも熱中症などお体にはお気をつけて、残りの夏を楽しんでお過ごしください。🌞
お読みいただきありがとうございました。

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夏武士
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