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『知的文章術 誰も教えてくれない心をつかむ書き方』 外山滋比古著 :ライフワークの言語化におすすめの本④
文章に紡ぐことで、言葉にはメッセージがのっていきます。
でも、文章を書くのが、苦手とか難しいという声もよく聞きます。
外山滋比古さんの『知的文章術 誰も教えてくれない心をつかむ書き方』が、最初に出版された時のタイトルは『文章力 かくチカラ』。
その名のとおり「かくチカラ」の勘どころや鍛え方をズバリと、端的な名文で伝えてくれます。
つまみ食いのように読んでもおもしろい1冊です。
たとえば・・・
「いいね!」だけでなくて、読んでほしい・・・
「どうやったら、最後まで読んでもらえるんだろう?」という方は
2章 読まれる文章のコツ をぜひ。
書いている途中で、何が言いたいかわからなくなるという人は、2章の初めの1節を読んでみてください。
「前置きやら状況説明やらでついつい文章が長くなってしまう!」という方は、3章 心をつかむ構成 がおすすめ。
話は途中から書いてもいい!いきなり場面から書いた方がいいときもある!
ということに、納得するはず。
そもそも書くことへの苦手意識があるならば、1章 文章を書く心構え から。
「案ずるよりは書いてみる」のがよいとのこと。
心を練る
「文章に上達するには、心を練る必要がある」
文章術を伝えるこの本の前書の一言です。
ことばの表現は心であって、技巧ではない。胸の思いをよりよく伝えるには技術があった方がよい。しかし、この順序を間違えないことである。心のともなわない技巧がいくらすぐれていても、ことばの遊戯に終る。言葉遊びが目的の場合は別として、人の心を打つ文章を書くには、書く人の心がこもっていなくてはならない。
つまり、文章に上達するには、心を練る必要があるということである。
「心を練る」とは、なんとも深い言葉だと唸りました。
わらび餅や胡麻豆腐をつくる時のように
ぷつぷつと気泡のような思いが湧いてくる内面とじっと向き合う。
しゃもじを動かし、ときには寝かせて
核となる部分、本質まで煮詰めていく。
即席にはたどりつかない、心を練るプロセスがあってこそ、
自分の伝えたいメッセージが定まり、人の心を動かす文章が書ける。
技術はむしろ本質ではない
ということなのだと思います。
文章を極めた著者が、93歳まで練りつづけた心からのメッセージです。
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