自分らしさに輝いて生きる「オハナ」を広げたい:ほそかわのりこさん(3)
揺らがない自分であるために
内から愛を汲み出していく力
——のりこさん自身が、カラーセラピーや星読み、数秘を学んで変わっていかれた経験から、お客さまにどんな機会を与えられると思いますか?
のりこ:やっぱりね、自分を大好きになってほしい、自分を愛してほしいなって思うんです。もう愛せている人は、どんなところを愛しているのかも探ってほしいです。「自分へのご褒美」みたいに自分に何かを物理的に与えるのもいいけれど、自分を愛するって、本当はただ自分への愛を感じること。その素晴らしさを届けられたらと願ってます。
どんな自分も認められるってことは、誰にも介入できないことであって、自分にOKを出せると身体の奥から力が湧いてくる。そのためには、まず自分を知ることが大切!
—— 自分を知って、愛せるようになりたい。でも自分一人でそのプロセスをたどるのは、難しいことがあります。その思いを持ってのりこさんのところに行ったら、できるようになりますか?
のりこ:なります、なります(笑)。
—— その方の状況に応じて、おすすめのメニューがあれば、教えてください。
のりこ:今は3種類のメニューをご用意しています。1つ目はカラーセラピーで、何かいま癒されたいとか、もやもやしていて、どうしたらいいかわからない。心の霧を晴らしたいという方におすすめです。まずは色を通して気づきがあって、癒しが始まると思います。そしてそこから、じゃあ自分はどうしていきたいのか、行動するための方向性や運気を考えていくのには、星読みや数秘の鑑定やセッションがお役に立てると思います。あと、ものづくりが好きな方には、サンキャッチャーのワークショップもおすすめです。きれいなサンキャッチャーをつくりながら、自分を癒していくことができます。
サンキャッチャーのワークショップ以外は、オンラインでも、お話をしながら色や星、数のメッセージをお伝えしていくセッションができます。サンキャッチャーはオーダーでもお作りしているのだけれど、ご自分でビーズを手にとって感じていただきたいから、わたしの自宅のサロンやカフェなどで体験していただいた方がより楽しいかなと思います。
古代ハワイから伝わるオハナの世界観
—— のりこさんは、よく「オハナのみなさん」って呼びかけられていますけれど、「オハナ」ってどんな意味を持っているんですか?
のりこ:「オハナ(ohana)」はハワイ語で、家族や仲間、コミュニティーという意味。お互いが精神的に自立しながら信頼しあっている人と人との間に成り立つ関係のこともさします。共に学び、協力しあい、成長していく関係。クライアントや生徒さんも上下関係なんてなくて、ご縁のある方たちはいろんな垣根を超えて対等で、共に成長していく仲間=オハナという意味で呼びかけています。
オハナの関係を築くためには、古代ハワイのコミュニケーション法「ホオポノポノ」という関わり方をします。「ホオ」は「〜になる」、「ポノ」は調和という意味。人の意見や考え方は様々で、人のことは人のことで「そうなんだね」と受けとめる。自分はこうありたいという思いを大切にしながらも、相手も尊重する在り方のことです。オハナは家族という意味も持っているから、家族関係も同じ。夫婦でも子どもでも、お互いに自己開示して、自分の気持ちをオープンに伝えて、お互いの気持ちをジャッジしないで受けとることで、気が楽になったり癒されたり、お互いをより理解できるんですよね。
たとえば、以前のわたしは、自分が落ち込んでいるときにも、何も言わず頑張り続けていたので、子供たちも不安になって、わたしに対して腫れものをあつかうような態度になっていたの。でもそんな時は素直に「なぜかわからないけど、ママ落ち込んでいるの。一人にさせてほしいな」と言うようにしました。そうしたら、家族も「そうなんだな」って、詮索もしないで優しい言葉をかけてくれたりとか、コーヒーを淹れてくれたりとかするようになったんです。
逆に、子どもや旦那さんが理不尽なことを言ってくる時などは「わたし、そんなこと言われて悲しい気持ちになってる」って自分の感情を伝えるようにしてます。ついむっとして、「なんでそういうこと言うの!」ってなりがちなのだけれど、自分が傷ついていることを言葉で伝えることって、自分の気持ちを大切にすることにもつながるんです。自分が傷ついたことの奥には、自分が守りたいと思っている大切なものがあるから。
—— 自分の気持ちを、お互いの間にそっと置いてあげるようなイメージでしょうか?
のりこ:そう、それだけなの。相手が受けとるか受けとらないかは別なの。もちろんその時受け取ってくれたら、最高に嬉しいし感謝の気持ちも湧いてくる。でも、相手はどう受けとるかわからないけど、自分の状態はこうなのと伝える。それで自分が大切に思うものは守られるし、自分を信じる「自信」にもなる。まずは自分自身の気持ちを思いやる、そうすることで相手を思いやること、信じることができるのよね。
自分らしさの答えは、自分の中にある
—— これからのりこさんの元に来られるオハナの方たちに、メッセージがありましたらお願いします。
のりこ:いま「風の時代」になって、一人ひとりの個性というものが、豊かさへの鍵となると言われています。心の豊かさや人とのつながりのように目に見えないものに価値を置くようになって、より自由で、自分の個性を活かした働き方や生き方が求められてくると思います。自分に自信を持って軽やかに人生を歩んでいく時代に移行しているところなんです。
だからこそ、自分らしい生き方がわからなくて不安になったり、自分探しで迷子になったり、「わたしどうしたらいいんだろう?」って悩まれたりする方もいらっしゃると思います。やっぱり自分らしさの答えって、外の世界ではなくて自分の中にあるもので、それは自分を知るということから始まるんです。たくさんの選択肢から正解を求めている人に、答えは自分の中から見つけ出すことができるよって伝えたいです。星読みや数秘、身近な色をつかって自分の思いや気持ちを知ることは、どんな時でも今からでもできることなので、そこをサポートしたいと思っています。そして自分らしさを知って、自分を愛する喜びや輝きを思い出していただけたら嬉しいです。
これからの時代が、自分らしく楽しい時間になることを、オハナのみなさんに祈っています!オハナは無限に広がるって信じて♡
—— あたたかいメッセージ、ありがとうございます。
(インタビューはオンラインにて2021年5月29日に行いました)
*写真はすべてのりこさん提供