
ユー・アー・ウォンテッド!
自分で一からつくっていく仕事をしていると
商品やサービスが、自分の分身のように
感じられることがあります。
そんな時に思い出したい言葉がこちら:
Nobody needs you but you are wanted!
誰もあなたを必要とはしていないけれど
あなたは求められている。
なんともパンチの効いたひと言で
わたしも、教えてもらった時は衝撃でした。
でも、この意識があることで
自分の心も、お客さまとの関係も
健やかに保ちやすいのではないかと思うのです。
本題の前に少しだけ解説
日本語で伝わりにくいところの補足として、NeedとWantの違いを少しだけ。
Needは「必要とする」
Wantは「欲しいと思う」
と訳すとわかりやすいでしょうか?
◾️ We need water to stay alive.
(生きていくには水が必要だ)
◾️ I want coffee to wake me up.
(目を覚ますのにコーヒーが欲しい)
水はそのものとして生存に欠かせないけど、
目を覚ますためなら、コーヒーでなくて、煎茶などでもいい。
そのものとして必要な度合いが違うのです。

「Nobody needs you but you are wanted」を噛み砕くと
自分そのものとしては必要とされないけれど
他の誰か・何かでもいいかもしれないけれど
(いま)あなたが求められているという意味になります。
その一つの手段として自分の商品がある
お客さまは、何らかのお悩みや願いがあって、
あなたのところに来ています。
お客さまが欲しいのは、悩みの解決、願いが叶うこと。
その手段としてあなたの商品やサービスがあるのであって
ほかの商品・サービスやほかの人でも
代わりにはなり得るということです。
思いが籠った大切なライフワークであるほど
商品やサービスへの評価 ≒ 自分の価値
のように思いやすいかもしれません。
お客さまに、自分への承認欲求を
向けてしまいやすいかもしれません。
でも、あなたの商品とあなたは別の存在。
商品は「うちの畑で育てている京野菜」
くらいに思えるといいのでは?と思います。

知られています
農家さんにとっては
丹精して育てた子供のような野菜です。
たくさん依頼のある好調期でも
思うように集客できなかったり
期待していた反応が返ってこない時でも
それは商品や伝え方へのフィードバックであって
自分の良い悪いではない
そう捉えられると、
健康のために栄養価の高い野菜を求めている人に
「この丸いナスの美味しさもわかってもらうには
レシピと一緒に伝えないとだな」
とか
「このかぼちゃは甘くないのが魅力なんだから
お出汁とセットで売るといいのかも」
「もうちょっと小ぶりな方が料理しやすいのかしら」
などと客観的に考えられるのではないでしょうか。
「わたしを見て!」からお客さま目線へ
こんなことをお伝えするのも、わたし自身が
「自分のサービス≒ 自分の価値」という感覚に
悩んでいたからです。
これを言葉にして書けるようになるまでに
2年かかっていますし
正直、今でも承認欲求はあります。
でも、プロフィールを書くことを通して
ずっと目の当たりにしてきたのは
「わたしを見て!」ではなく
「あなたの望んでいる変化や未来に
わたしの商品がぴったりですよ!」
が言葉になると、その方の視線が変わるということ。

SNSやブログで自分の思いを伝える時も
書く視線の先には
お客さまが得られるすてきな未来がある。
あなたについてのプロフィールを書く時にも
影の主役はあくまで提供するコンテンツ。
これがお客さま目線。
商品やサービスを選ぶときに
お客さまに信頼や安心を感じてもらう
すてきな未来に希望をもってもらうための
あなたのストーリーがプロフィールなのです。
このあたり、新講座でもお話します。
もうすこし募集中です。よかったらどうぞ!