ユー・アー・ウォンテッド!
自分で一からつくっていく仕事をしていると
商品やサービスが、自分の分身のように
感じられることがあります。
そんな時に思い出したい言葉がこちら:
なんともパンチの効いたひと言で
わたしも、教えてもらった時は衝撃でした。
でも、この意識があることで
自分の心も、お客さまとの関係も
健やかに保ちやすいのではないかと思うのです。
本題の前に少しだけ解説
日本語で伝わりにくいところの補足として、NeedとWantの違いを少しだけ。
Needは「必要とする」
Wantは「欲しいと思う」
と訳すとわかりやすいでしょうか?
水はそのものとして生存に欠かせないけど、
目を覚ますためなら、コーヒーでなくて、煎茶などでもいい。
そのものとして必要な度合いが違うのです。
「Nobody needs you but you are wanted」を噛み砕くと
自分そのものとしては必要とされないけれど
他の誰か・何かでもいいかもしれないけれど
(いま)あなたが求められているという意味になります。
その一つの手段として自分の商品がある
お客さまは、何らかのお悩みや願いがあって、
あなたのところに来ています。
お客さまが欲しいのは、悩みの解決、願いが叶うこと。
その手段としてあなたの商品やサービスがあるのであって
ほかの商品・サービスやほかの人でも
代わりにはなり得るということです。
思いが籠った大切なライフワークであるほど
商品やサービスへの評価 ≒ 自分の価値
のように思いやすいかもしれません。
お客さまに、自分への承認欲求を
向けてしまいやすいかもしれません。
でも、あなたの商品とあなたは別の存在。
商品は「うちの畑で育てている京野菜」
くらいに思えるといいのでは?と思います。
農家さんにとっては
丹精して育てた子供のような野菜です。
たくさん依頼のある好調期でも
思うように集客できなかったり
期待していた反応が返ってこない時でも
それは商品や伝え方へのフィードバックであって
自分の良い悪いではない
そう捉えられると、
健康のために栄養価の高い野菜を求めている人に
「この丸いナスの美味しさもわかってもらうには
レシピと一緒に伝えないとだな」
とか
「このかぼちゃは甘くないのが魅力なんだから
お出汁とセットで売るといいのかも」
「もうちょっと小ぶりな方が料理しやすいのかしら」
などと客観的に考えられるのではないでしょうか。
「わたしを見て!」からお客さま目線へ
こんなことをお伝えするのも、わたし自身が
「自分のサービス≒ 自分の価値」という感覚に
悩んでいたからです。
これを言葉にして書けるようになるまでに
2年かかっていますし
正直、今でも承認欲求はあります。
でも、プロフィールを書くことを通して
ずっと目の当たりにしてきたのは
「わたしを見て!」ではなく
「あなたの望んでいる変化や未来に
わたしの商品がぴったりですよ!」
が言葉になると、その方の視線が変わるということ。
SNSやブログで自分の思いを伝える時も
書く視線の先には
お客さまが得られるすてきな未来がある。
あなたについてのプロフィールを書く時にも
影の主役はあくまで提供するコンテンツ。
これがお客さま目線。
商品やサービスを選ぶときに
お客さまに信頼や安心を感じてもらう
すてきな未来に希望をもってもらうための
あなたのストーリーがプロフィールなのです。
このあたり、新講座でもお話します。
もうすこし募集中です。よかったらどうぞ!