その人の可能性を笑顔で照らす「みんなのお母さん」
ハナ(プロフィール作家ハナ)
まず初めに、いま、あっこさんがどんなことをされているか、教えてもらえますか?
あっこ(関 安希子さん)
保険の代理店で、個人や経営者の方の保険アドバイザーとして働いています。保険だけでなく、何でも相談できる身近な相談相手になって、今までわたしが培ってきた経験とか知恵、知識を渡せたら。笑顔とか勇気とか元気を周りに届けられたら、と思ってプロのコーチとしても活動しています。
人の話を聴くことは 元気とか勇気の交換みたい
ハナ
「コーチ」とか「コーチング」ってあまり知らない方もいらっしゃると思うんです。コーチングにもいろいろなスタイルがあると思うのですが、あっこさんのコーチングにはどんな方が来られて、その時間はどんな風に進んでいくのですか?
あっこ
コーチングって、目標達成とか行動変容のためのものというイメージがあると思うのですが、わたしが大事にしているのは、誰かに言いたいけれど言えない、でも自分では気になっていること、職場とか友達とか家族には話しにくい想いとかビジョンとか、恋愛とか人間関係、仕事の話も、安心して自由に話していただくことなんです。何の関係性も利害関係もない相手だから話せることってあって、そういう安心の場づくりを大切にしています。
ハナ
あっこさんは、Twitterで「みんなのお母さん」として活動してらして、オンラインであっこさんを初めて知った人からもコーチングのお申し込みがあるということなんです。一見関係のない方、第三者だから話しやすいというのもあると思うのですが、初めて会う人に、自分の大切なことを話すって、どんな感じなんでしょう?
あっこ
そうですよね。自分ではそこの部分、客観的によくわかっていないんですが、逆にハナちゃん、わたしと初めて会ったとき、どう感じました?
ハナ
やっぱり、笑った顔とか、話した感じで自然に心を開いてしまう人っているなあと。
あっこ
自分ではすごく意識している訳ではないんですが、そう言ってくださる方が多くて。「みんなのお母さん」になりたいという想いでやっていることが、体現できていたら嬉しいなって思っています。
ハナ
あっこさんにとって「お母さん」という言葉はどんなイメージなんですか?
あっこ
外でがんばってきた時は「よく頑張ったね」という承認、なんかうまくいかなかった時は「それでもOK、OK!」って、どんな状態でもあったかく、そのまんまでいいよって、丸ごと受け止める存在ですね。
みんな外でがんばっているんですよね。一歩出ると、いろんな人がいて、いろんなことがあって。だから、おうちに戻ってきたら無理しなくていいし、不満もあって、愚痴も言いたくなっちゃうけど、それもOKで。元気が出たら一歩前に進むような行動をすればいいし、できない時はそれを癒せばいいし。エネルギーチャージの場所のようなイメージでいます。
ハナ
昼間は保険のお仕事をされて、夜もコーチングをされていて、すごいな!疲れちゃわないのかな?って思うんですよ。
あっこ
いや、正直、昼間に保険の仕事がいっぱいいっぱいまであると、「わー、ここから……」と思ったりもするんです。でも人の話を聞いていると、すごい元気になっちゃうんですよね。たった1時間の関わりで、自分のことを好きになれたとか、一歩行動してみようと思えるようになったとか、そういう感想をいただくことが多くて、それがわたしもすごい喜びなんです。笑顔を渡しているつもりなのですが、実はわたしもいっぱいエネルギーをもらっていて、元気とか勇気とかの交換みたいな、そんな時間ですね。
九星気学の鑑定もコーチングのように
ハナ
あっこさんのもう一つの活動、九星気学の鑑定についてもうかがいたいです。
あっこ
昔から占いへの興味や、神秘的なものに惹かれる気持ちがあったんですけど、怪しいって思われるんじゃないかとか、周りの声が気になって口に出せなくて。でも自分がコーチングを受けることによって、胸の中の想いが出てきて、もう想いとかきっかけというより、学びたい欲求で、実験的に始めた感じです、最初は。
ハナ
いまは依頼されたら、鑑定してお話されているんですよね?
あっこ
そうです。簡単な鑑定をして、その人が本来もって生まれた資質とか強みとかを、九星気学の観点からお伝えして、コーチング的な関わりもとり入れながら、お話を聞いています。
生年月日から見ると、こういう資質とか、能力、強みをお持ちですよってお伝えして、それを聞いてどう感じますかってこととか、この先どんなビジョンやありたい姿を持っていますか?という話をします。それで「実はこういうことをやりたいと思っているんですけどそれってどうですか」みたいにお話を深掘りしていく感じですね。
ハナ
九星気学の鑑定結果からお伝えしたことを受けて、その人のなかから出てくるものがあるんですね。それはまた、その方のちょっと違う引き出しを開けるような感じですね。
あっこ
ご本人はその資質に気づいていないことも多くて。あとは逆にすごく納得されて、「この道でいいんだ」とか「自信を持ってその道に進もうと背中を押された」というような感想をいただいたりもします。
でも、不思議なことにというか、当たり前なのかもしれないんですけど、ほとんどの方が、強みの星を生かしているんですよ。
私には娘と息子がいて、コーチングを始めるときに、母親業卒業宣言をしたんです(笑)。でも何かずっと「お母さん」という名前に惹かれていて、どうしてもみんなのお母さんでいたいと思っていた時、ちょうど九星気学に出会って、私の星の二黒土星は「お母さんの星」なんだよと言われれたんです。そこで点と点が繋がって、じゃあもうお母さんで生きよう!と思いました。
みんなのお母さんになって、毎日が心地いい
ハナ
あっこさんは、コーチというよりインタビューワーでいたいということなのですが、わたしにも質問があればお願いします。
あっこ
ハナちゃんが、いま活動する上で大切にしていることってどんなことなのでしょう?
ハナ
すてきな質問、ありがとうございます。やっぱり、その方がどんな想いを持ってその仕事をしているのか、というところを守りきるのを大事にしています。「守りきる」ってわたしが言うのも......なんですが、それがいちばんの原動力で宝ものだと思うので、そこを大事にして欲しくて。
世の中に向けて、いいことをしなきゃとか、正しいことじゃなきゃとか、そんな必要があるとは、わたし全然思っていなくて。ただ、その人がそれをやりたいと思った部分は、そのまま守られてほしい。外への伝え方はいろいろあるので、その方法や言葉を一緒に考えたいと思っています。
あっこ
すてきですね!いやでもハナちゃんとは、不思議なご縁ですよね。コロナ禍だけど、オフラインで出会って、あとからオンラインで繋がって。
ハナ
東京のコーチングのセミナーでお会いしましたね。楽しかったですね!
これから、わたしのようにリアルでも、Twitterのようにオンラインででも、初めてあっこさんに出会って、コーチングとか受けてみたいなって方にメッセージとか一言を送るとしたら、どんなことをお伝えしたいですか?
あっこ
みなさん、いまも十分がんばっているので、自分で自分を褒めてあげて欲しいなって思います。わたしもそうだったんだけど、みんないいところがあるのに、それに気づいてない方が結構いらして。でも、自分のことをもっと好きになったり、「自分にも可能性がある」とか「人生楽しいな」って思える人をもっと増やして行きたいなって思います。
ハナ
コーチング受けに来られる人は、あっこさんに強みや良いところを、笑顔のスポットライトで照らしてもらえるんですね。
あっこ
わたし、たぶん能天気だから。自分では普通のつもりなんですけど、明るいって言われるし、ちょっとにぎやかみたいです。学生時代は地味で、あんまり目立ちたくない、スポットライトがあたりたくもなかったんです。でも、大人になって、子どもを育てるようになって、母親業を卒業宣言して、人生の折り返し地点になって、ようやく自分らしく生きられるようになった気がします。
ハナ
思ったのは、「みんなのお母さん」になってから、そのぶん、明るさも何倍にもなったのかもしれないと。
あっこ
ほんと、そうかもしれないです!みんなのお母さんでありたいなと思い始めて、わたしらしさって何だろうと考えながら、この3、4年、毎日すごく心地よく生きられています。それまでは、わたしはどこを歩いたらいいんだろうって、迷子になっていた時期もありました。だからようやくかな。最近、笑顔は自分の強みなんだって、自分で自分を褒められるようになりました。
なので、みなさん、まだまだ大丈夫!これからですよー!!
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