リーディングから学んだこと① 自由意志の力
4年前に、未来を見てもらうリーディング・セッションを受けたことがあります。
みてくださったのは、アメリカの直感コンサルタント リン・ロビンソンさん。
2020年の春、日本にもコロナ禍が波及して、緊急事態宣言が出る前の日の深夜でした。
どうしたらいいか、どうしたいかもわからなかった時。
その時の為替レートでは日本円で3万弱くらい。当時のわたしにとっては大きな金額です。
でも、リンさんのポジティブなエネルギーにあふれたリーディング・セッションは、私の未来の可能性を開いてくれました。
新しい人生の舵を切るきっかけとなった時間でもありました。
そしてそれ以上に、セッションの中に織り込まれていたコーチングやヒーリングの要素からも、深い学びがあったのです。
そのひとつは、自由意志の力です。
リンさんは「わたしのセッションでは、あなたのスピリットガイドに聞いていくのけれど、その前に・・・」と言って、初めに、自分の考え方や方針を説明してくれます。
その後、セッションで伝えられた、わたしのスピリットガイドからのメッセージや未来には、この4年の間に、気がつけば実現していたものもあり、そうでないものもあります。
今ふり返って見渡すと、現実化したものは、わたしが自由意志で選んだものでもありました。
セッション中にリンさんは「こんな可能性があるのだけれど、何かやってみたいこと、今思いつくことはある?」とたびたび問いかけてくれました。
その時、できるかもわからないままに
「これやりたいかも」「ほんとはこれをしたいと思ってる」
と口走った(という感覚です)ことが、わたしの意志となって走り出したのです。
時間をかけて、でも着実に。
なんなら、リーディングで伝えてもらった詳細は忘れていて、迷ったときに思い出すくらいだった案件ほど、動きました。
その時どきのインスピレーションや、あの時の「やってみたい!」の感情に従って動いたものは、「まさかここにつながるとは!」という展開を見せたのです。
逆に、自分では意志が定まらなくて、「リンさんがこう言っていたしなあ」という依存や言い訳になっていたものは、「こんな未来に行きたい!」という思いもくすぶるばかり。
なんで叶わないんだろう・・・というむなしさを感じていたことも、ほろ苦く思い出します。
でも考えてみれば、4年前のわたしと今のわたしでは、全く違うエネルギーで生きています。
当時のわたしが携えていた未来の可能性と、今のわたしの向こうに広がる未来は違うはず。
過去のその段階での未来の可能性としてはあったけれど、わたしがとらなかった選択もあり、別の道すじを選んだからこその今もあるのです。
リーディングは、未来を与えてもらうためのものではない。
現在進行形で、わたしはわたしの自由意志で、これからの未来をつくっている。
この感覚は、リーディングとその後の展開からの、甘くはないけど嬉しい学びでした。
先週から今日にかけて、5日間で3回も誰かと「リーディング」について一緒に考える機会がありました。
しかも全然別々のところで出会った人と、別の場所と時間でです。
そんな時、わたしは「このテーマについて、いま書いてみたら?」というお知らせと受けとります。
何より、それまで感覚としてしか存在していなかったことや伝えたい思いが言葉に結晶化してくると、書きたくて、うずっとしてくるのです。
リーディングを受けて、その場で、そしてその後の数年間で学んだことの3回シリーズ、お楽しみいただけたら嬉しいです!