『 どんな時代にもお客様の心をつかむ「揺るがない経営」』 向井邦雄著 :ライフワークの言語化におすすめの本⑤
一から立ち上げ、懸命につくってきたお仕事やライフワーク。
どんなに心を尽くしていても、仕組みづくりや改善を積み上げていっても、思いがけないピンチや内側からの試練はやってくるもの。
そんなときにも(「揺るぎない」ではなく)「揺らがない」経営のあり方とは?
サロンの経営者でもいらっしゃる著者 向井邦雄さんの『どんな時代にもお客様の心をつかむ「揺るがない経営」』は、サロンをはじめとする店舗経営者さんは必読。
自分のビジネスや活動をもつ人にも、全力でおすすめしたい1冊です。
伝える、そして伝えつづける
これからの経営を見つめ直すときの指針ともなる考え方やあり方を、大きな視点からも、すぐに生かせそうなヒントとしても、余すことなく伝える本書。
そこには、お客さまに「伝える」ことの本質も、随所に散りばめられています。
地域でもオンラインでも、たくさんの似たようなサービスや商品があって、どんなに努力しても、コンテンツや価格だけでは唯一無二となるのは難しいのが、今の時代。
そんな中でも、誰にも真似できない価値として本書が伝えるのは「あなたという人の魅力」。
小さな店舗や一人ビジネスであるからこそ、「あなた自身」を伝えること、そして、行動や発信で伝えつづけていくことの大切さが、自身の経験に重ねながらこの本を読み進めるにつれて、じわじわと響いてきます。
自分を伝えるためには、まずは、信頼や共感につながる、自分の人となりや思いを言葉にして、自覚することと伝わる言葉にすることが必要。
でも、仕事やライフワークを通して、届けたい思いが言葉になっても、それを自分の内で温めているだけ、HPに載せるだけでは、お客さまには伝わらない・・・というのは、私自身もいつも心に置いていることです。
むしろ、言葉にすることはプロセスの半分。
環境や時代の変化に対応しながら、お客さまの反応をキャッチしながら、その後の行動や発信で「伝えつづける」ことこそが本番で、揺らがない経営をつくる秘訣なのだと、読み進めるにつれ、納得させられます。
「心を動かせるのは心だけ」
思いのある仕事をしている人ほど、お客さまのためにという方向に目が行きがちで、自分を伝えること、思いを前に出すことが苦手ということも多いと思います。
一方で、自分がお客さまに、この商品・サービスを通して何を届けたいのか、何を大切にしているのか、その思いとつながることは、自分を幸せにすることでもあります。
深い喜びを感じながらその仕事をしている人は、そこから魅力や強みが広がり、その思いを伝えつづけている人の発信は伝わるエネルギーが高まってゆきます。
「心を動かせるのは心だけ」
初めてこの本を読んだ時から、ずっと心に残っている一言です。
ライフワークとも言えるお仕事への思いが言葉になったとき、あなたの心はどんな風に動きましたか?
口にするとき、文章で伝えるとき、静かな自信や喜びを感じる自分の思いとつながることが、ライフワークを言語化するということなのだと思います。
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私がこうしてブログを書く時、
伝えたい思いに自分の心が動いているか
届けたい気持ちが、明るいエネルギーに満たされているか
心を澄ませて、読み直してチェック!
ドキドキしながらお届けしているのは、密室での静かな出来事です!
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