リーディングから学んだこと③ 夢に遠慮はいらない
4年前のリン・ロビンソンさんのリーディングで伝えてもらった言葉は、今でも鮮明に思い出すものばかりです。
セッションのはじめに、リーディングで聴いてほしいことを伝えると、リンさんは「ちょっとチャンネルを合わせて、聴いてみるわね」と言って目を閉じました。
でも、それはほんの一瞬。
2秒もしないうちに、また話をはじめました。
リーディングって、ごく短時間にものすごい量の情報をうけとるらしいです。
リンさんは「たくさんメッセージが来て、何から話したらいいかしら」と笑いながら、わたしのスピリットガイドが最初に言っていたという言葉を、そのままに伝えてくれました。
「あなたは、自分を小さく見積もっているのではない? 才能や可能性、未来を過小評価しているのではないかしら」
衝撃でした。
夢を描くことなんて、いつの間にかしなくなっていました。
出来なくなっていたという方が近くて、そのことにすら気づいていませんでした。
その後、人からも何度か伝えてもらうことになるのですが、わたしには、やりたいことや未来の姿を小さくきれいにまとめる傾向がありました。
望むのは、ほどほどの成功、分相応の豊かさ。
ジェットコースターのようなドラマではなく、回転木馬のような展開。
ささやかな喜びにこそ実(じつ)があると、こっそり思っていたくらいです。
でもほんとうは、夢に遠慮はいらないのです。
大事なのは、スピリットガイドからの言葉が「Dream big!(大きな夢を描くように)」ではなくて、「Dream bigger! (もっと大きく夢を描くように)」だったことです。
「壮大な夢であれ」というのでもなく、「誰かとくらべて大きな夢を」ということでもなくて、自分のなかで、遠慮しないで夢を描きなさい!ということ。
わたしにも、ほんとは夢がないわけじゃないのを知っていて、好きでやりたいことがあるなら、もっと大きく描いていいのだよと伝えてくれたのです。
わたしたちはやっぱり失敗が怖い・・・
「大風呂敷を広げる」という言葉があるくらい、人前で口にすることは、ある程度は実現可能であるべき、というような囚われがある。
でも、最初から自分の安全圏内で、「こんなものかな」「これなら出来そう」におさまる夢を描いていたら、それ以上の未来はやってこないのだと思います。
願った夢が、想定していたのとは違う形で叶うことや、思いがけない喜びがついてくることはあるけれど、それも、自分が受けとる器を準備しているからこそ。
もしも今、夢を描けない、語れないと感じているのなら、そこにないわけではなくて、まだ自分にも隠しているだなのけかもしれません。
もし、まだ自分も全容は知らなくても、未来のぼんやりとしたイメージやふとしたシーンのような断片が、直感やインスピレーションでふっと浮かんだら、気のせい?なんて遠慮せず、つなぎとめておいてください。
きっとそこには、想像以上に大きな夢が存在しているはず!
そんなパズルのピースとピースが組み合わさった時に、新しい景色が現れます。
リーディングの導きをもらってからの4年の間にも、迷うこと、リアルに泣きながら悩むことはいっぱいありました。
リンさんのセッションのレコーディングを聴き直した回数も、もらったアドバイスを今の自分の状況からもう一度読み解くことで救われた夜も、数えきれないくらいです。
でも、困って悩んだから、またリーディングを受けようという気持ちには、なりませんでした。
リンさんのリーディングが拓いてくれた未来の可能性は、自分の意志と行動で耕していくものだということも、その時間で伝えてもらったからです。
もしかしたら、一生にもう一度、人生の大切なタイミングで受けるかもしれないなーとは、ずっと思っています。
それまでは、夢を育てながら、夢を更新しつづけながら、カメのようにでも、進み続けて。