言葉を探すスキル3選: ぴったりな言葉を選ぶコツ⑦
言葉や表現が出てくる瞬発力は
これまでインプットしてきた言葉の量と質
つまり、いま自分の中に持っている語彙によるところが大きいです。
でも、書いて伝える場合など、選ぶ時間があるときには
外にある情報源を探しにいくこともできます。
練習しておくと、
手持ちの表現の幅を広げていくことにもなるのでおすすめです。
ライティングのご相談をいただくなかで
これを知っておくと広げやすいのではと実感している
スキルを3つお伝えします!
1. 類語辞典を使いたおす
「だいたいこんな言葉なのだけれど微妙に違う」
「ちょっとニュアンスを変えたい」
というときに使えるのが、類語辞典です。
連想語辞典、連想表現辞典などという名でも、
紙の本やオンライン版がたくさんあります。
使ったことがない、ほとんど使わない
という方もいますが、鉄板の言葉ツールです。
自分の中から出てきたワードを切り口に、
辞書を引いてみてください。
こんな言い方あったのか!とか、
似ている言葉からたぐっていった先で
「ぴったり」な言葉に出会えることがよくあります。
ふだん使わない言葉を取り入れるときは
あらためて意味を確認するだけでなく
テニヲハにも留意してくださいね。
(そんなときに使うのは、コロケーション辞典です)
2. 意味を分解してみる
言葉には、この世の「ものごと」に名前をつけ
意味を固定する役割があります。
でもその固まった意味だと表現できないことがあるなら
言葉の意味を分解してみるのも一案です。
名づけられた意味を解体して
そこにあるがままの形に近づけることもできます。
こういった表現技術は、商品の説明でもたくさん使われているので
ちょっと意識してみてください。
3. 抽象度を上げ下げする
わたしたちは、世界に存在する個々のものごとの中に
共通するものや普遍的なことを見出しています。
共通や普遍を取りだすときに
言葉は具体から抽象に一段上がります。
その言葉や表現が、具体的すぎてまとまらないのであれば
それらを括る分類や特徴で抽象度を一つあげてみる。
逆に、抽象的すぎる、地に足が着いてない感がある
と感じるときは、一度、具体に落としてみるのも手です。
言いたいことの具体的な例を2つ3つ思い浮かべてみて
そこから、共通・普遍に近づける階段を
一段ずつ上がっていくイメージです。
抽象度を上げ下げして、
言いたかったのはこういうこと!を見つけてみてください。
━━━━━━━━━━━━━━━━
「こんなときの表現に困っている」というご相談や
「これってどう伝えたらいいんだろう?」
という具体的な事例を抱えている方は
ぜひ、ライティングコース(単発もあります)にお越しください。
ぴったりな言葉や文章になってゆく過程が、いちばん学びになった
と言っていただくセッションです。
| 発信のエネルギーを高めるライティング・コース
お仕事やライフワークの内容
発信している媒体によって大きく変わってくる
ライティングのコツを1対1でお伝えします。