一口馬主の自分史(2)20年産(随時更新)
コトヴィア(ウインアルエット20)広尾TC
出資理由
「やはり入厩近づいても余っている馬にそんなに良い馬いないな。広尾の21年7月の募集と合わせて、既に募集して残っている馬も検討して1頭出資しよう。」ということで検討して出資したのがこの馬。この時点からエクセルで募集馬の考察をまとめていて、23年11月時点で300頭を越えています。候補に残ったのがコトヴィアとドンカルロということでしたが、7月の募集開始日に予定があった中でドンカルロが早々に満口になったため、コトヴィアに出資しました。全体的に欠点がない馬で晩成型だから長く楽しめれば良いなと思っていました。
結果
2歳8月28日小倉芝1800m(牝馬限定)でデビュー予定も、馬房内で左目をぶつけて延期し、10月に芝1400mでデビューし7着。その後馬体増を狙って(外厩に塩漬けにされて)2月の2戦目は芝1600mで5着。その後はダート1200mか1400mで4戦し後方から末脚を伸ばし掲示板内を確保し続けたものの、ダート5戦目で位置を確保できたのに末脚不発で6着に破れ、そのまま一旦ファンド解散。私は退会しました。投資7116円、回収6693円。収支-423円でした。
感想
まずは、芝中距離を1回使って欲しかったですね。勿論気性面の課題があるのはわかるのですが、クラブの血統診断に「本馬の最大目標は春の天皇賞、次にステイヤーズSになると思います。」と書いてあったのだから、1回も使ってくれないまま中央抹消というのは正直納得できないです。
あとは、上位厩舎だから良いという訳ではない、クラブと厩舎との相性が大事と思いました。上位厩舎になればなるほど大物馬主やノーザンF生産の馬が入ってきますから、調教師によっては後回しにされてしまうこともあります。他にも、獣医師資格を持つ調教師は出走に対して慎重になる傾向があると思っています。社台系ならそちらの方が無事に良い結果を残せることも多いですが、日高系だとビシバシ鍛えて出走回数を稼いでもらえるような調教師の方がbetterかなと思います。
広尾TCとDMMバヌーシーについて
募集口数2000口のクラブとしては広尾とDMMがあります。両方経験した私の感想としては、広尾が「入門」・DMMが「娯楽」です。広尾は生産牧場から庭先取引で仕入れて上位厩舎に入れている関係上、生産牧場の以降で騎手が決まったり、レース選択も特に調教師の意向が出たりします。ただ、他にもそういうクラブは少なくなく、厳しい面も含めて一口馬主がどういうものか経験できます。一方で、DMMはセレクトセールである程度高額の馬を仕入れしている分勝ち上がり率も高く、動画など近況コンテンツも充実。高額な分正直収支プラスに持って行くのは厳しいのですが、娯楽としては一番高いレベルにあると思います。
グランベルナデット(ラブリーベルナデット20)DMM
出資理由
他に超小口クラブがないだろうかと探して見つけたのがDMM。当初は矢作厩舎のニコニコルンルンに出資しようと思いました。しかし、マイナンバーカードを持っていない帰省の間に募集が始まり満口に。そういう中で通常募集の馬から探していたところ、グランベルナデット>ロベリア>オーヴァルブルーム>インサラーの順番で迷い、グランベルナデットに出資しました。選んだ一番の理由は半弟が2億円で落札されたから。この馬が活躍しなくても半弟が活躍したら記念になるかなと思いました。重いためダートに対応できそう。逆に、管位が不安で故障のリスクはあるかなと思っていました。厩舎面では美浦所属予定となっていたので、新規厩舎ではなくソーヴァリアント問題で調教停止処分だった大竹厩舎になって欲しいと思っていました。
結果
6月19日東京芝1600mに抽選落ちしたものの、戸崎騎手が都合をつけてくれて6月26日の同条件に出走し、(馬群を経験させた分最後の直線追うスペースなくなるという戸崎騎手らしい騎乗で)6着。その後骨片の除去手術をし、12月の中山芝2000mで復帰し、快勝。桜花賞を諦めきれずに出たクイーンCで5着。松山騎手に予定を合わせて遠征というかなりリスクを取った忘れな草賞を勝ったものの、優駿牝馬は腸炎で回避しました。余裕仕上げでも大きく負ける訳にはいかなかった紫苑Sでボロ負けし、秋華賞も見せ場がありませんでした。
感想
まずは出資して良かったというのが正直な印象。収得賞金を見てG1出走できるかできないか不安になっている時が相当楽しいですね。ただ、秋になってから相当悪い負け方が続いています。あと数戦芝で走って駄目ならダート。それでも駄目なら1年早く引退とかもあるかもしれません。あと、1口あたり5000円程度稼いでくれれば収支がプラスに転じるのでもう少しガンバって欲しいところですが…
スターズファンド岡田牧雄氏チーム
出資理由
他に超小口を探していたら、スターズファンドも発見したため試しに出資。チームはノルマンディーの本募集の中でも上位4本の指に評価したスパーキングブルー(レジェンドブルー20)がいる岡田牧雄氏セレクションチームに。フルオブプレイズ(フルマークス20)に関しては募集平均より少し良い,メラヴィリオーザ(メイクデュース20)に関しては募集平均より少し悪い程度の評価でした。
感想
1/10000口だと持った気がしないというのがまず第一の感想。レジェンドブルーとフルオブプレイズはかなり出走してくれたのですが、途中からあまり興味なくなってしまいました。フルオブプレイズはこんなものかなという印象。スパーキングブルーに関しては母父ステイゴールドこんなに走らないのかと言う印象でした(実はノルマンディーの1,2次募集で評価した6頭のうち1勝クラスまで行けなかったのはこの1頭だけ)。メラヴィリオーザは故障。
総評
3勢力のうち1勢力でG1出走、もう1勢力で馬券圏内1回ということで十分満足のいくレベルといって良いでしょう。あとは、グランベルナデットがもう一段階成績を伸ばしてくれると言うことなしです。