【2023/01/18】Hedgehog Diaries
◆前半戦
こんばんは、BayFM Hedgehog Diaries 細美武士です。
今週も収録でお送りします。収録している現在は1月13日(金)午後4時22分を回ったところです。
なんと年が明けてもう2週間が経とうとしていますね。
あの、ボケ~っとして退屈にしていると時間が経つのゆっくりになるかと思ってたんですけど、あんまりそんなこともないですね、はい。
え~、今日もたくさんメールをいただいております。紹介していきましょう。
といただきました。ありがとう、みごろ。
いや、驚きましたねジェフ・ベック突然の訃報。心からご冥福をお祈りいたします。
あのね、ジェフ・ベック俺はそこまで聴き込んでなかったんで、ウブにね、何が一番好きって聞いたら「Led Boots」だって言ってました。
で、みごろは一日ジェフ・ベックを聴き返して選んでくれた2曲の中から掛けたいなと思ったので、今日はこの曲を1曲目に聴いてください。
◆中盤戦
細美武士がお送りしています、BayFM Hedgehog Diaries、お送りしたのはジェフ・ベックで「She's a Woman」でした。
さぁ今週もたくさんメールをいただいています。紹介していきましょう。
ありがとう、北斗の出目金。
えーっと、うん、今ね受験生たちは追い込みの時期で大変だと思いますが、このね戦いを乗り越えた先にはきっとご褒美が待っていると思うので、暖かくなった時にライブハウスで会えるのを楽しみにしています。
多分その、「受験期の僕を支えてくれている曲」って言ってくれてるってことは歌詞の内容まで聴いてくれたんだろうな、と。とても嬉しいです。英語の勉強の役にも立てばいいなと思っています。是非その「Supernova」をカバーしてくれた学校の先生にもよろしくお伝えください。はい、どうもありがとう。
もう1通いきましょう。
ありがとう。だがしかしたかし。えっとね、そうだね今回のアルバムは雄一は全部ドロップDで演奏してましたね。アメリカの音楽は日本の音楽に比べてやっぱり低音が強いというのもあって、で、まあシインベとかに負けないようにドロップDを対応している内に、まあ全曲ドロップDでいいんじゃないって話になったような気がします。で、ベースの4弦て、あのレギュラーチューニングのEとドロップDのDを行き来するスイッチが付けられるの、その4弦のペグに。で、ペグの裏側にスイッチがあって、雄一が「Salamander」弾く前にライブとかでよく見てればパチってこう切り替えてDを弾いている。
で、まあ例えば次に「虹」でEとかになるとカチャッとスイッチを入れてEに戻している。行き来できる、そういうスイッチがあるんだよベースに。便利だなあと思いますけどね。ど、それ使ってやってるんでベースの持ち替えはしないんじゃないかと思います。で、まだ分かんないんだけどリハーサルやってみて、その新しいタイプの曲だったら低音がすごい強いんで、それに対して昔の曲が、こう腰高に聴こえる様になってきちゃったら、もしかしたら雄一は過去曲もドロップDで演奏するっていう場面も出てくるかもしんないね。それはリハーサルやってみなきゃ分かんない。2月に入ってからみんなで考えようかなって感じです。
さあ、もう1通いってみましょう。
ありがとう、みちこ。裏話も何もね、まぁTOSHI-LOWがすごい酔っぱらってて、あのー、ブラフマンのね、カウントダウンジャパンのライブが終わってから何時間あったのかなあ、5,6時間あって、その間ずっと飲んでたらそりゃあおかしくなっちゃうだろうなって思ってたから俺は頑張ってセーブしてたんですけど、TOSHI-LOWは平気へいきって言ってて飲んでて、気付いたらライブの直前ぐらいからあの~回っちゃったみたいですね、はい。
まあロウエイタスのいいところとして、こう片っぽが先に潰れるともう片っぽがすごい冷静になるみたいな、そういう面白いシーンが観れたんじゃないかと思います。
で、裏話かどうか分かんないけど、ニューイヤーの楽屋に俺たちが着いたのが午前1時半とかだったんじゃないかなあ。
で、楽屋に行ったら、もう、なんていうの、仲間たちが宴会をやってて、もう入れなかったですね、自分たちの楽屋に。あの感じがすごい「あぁ、こういうシーンに帰ってきたな」って思って俺はすごいなんて言うの、居心地が良かったですね。
それではリクエストにお応えしましょう。俺もねアバター観てきました。4Dで観てきたんだけど、3時間以上あるのかと思って結構長いかなと思ってたんだけど、でも全然そんなこと感じないぐらいあっという間に楽しめましたね。ジェームズ・キャメロン好きなんで楽しかったです。
◆後半戦
細美武士がお送りしています、BayFM Hedgehog Diaries、お送りしたのはザ・ウィークエンド で「NOTHING IS LOST (YOU GIVE ME STRENGTH)」でした。
さあ後半戦もメールを紹介していきましょう。
ありがとう、すばる。
うん、あの、なんて言うんだろう、やっぱ非現実的な空間よね、ライブの瞬間てね。価値観がこう、結構現実世界と変わるっていうのかな、なんか現実世界もこうだったらいいのにな、っていうぐらい筋が通ってる瞬間があるよね。俺もああいうのすごい大好きですね。だから、まあどこかのライブハウスでお会いできるのを楽しみにしおります。がんばってやっていきましょう。
もう1通いきましょう。
ありがとう、はるきのこ。えっと、長い時間を掛けて物事を考えるっていう手もあるよね。あの、5年ぐらい同じことを考え続けてるみたいなことも結構あるような気がするんですよね。
こう、もやもやっとした考えがあって、どうしようかな、これをこうしていったほうがいいのかな、って考え始める時期から、実際に考えながら日々を過ごしていくなかで、少しずつ少しずつ、こうヒントとか証拠を集めていって、うんやっぱりこうしようってなるのに例えば何年も掛かるみたいな考え事も別にあっていいと思うんですよね。なんかこうスパスパっとこう頭良く結論出していくだけがこ全てじゃないような気がするので、なんか風呂入っているときにふとそういえばやっぱりあれどうしようかな、みたいなことを考えつつ、うーん分かんねえや、みたいな日々がずっと続いても別にいいっていうか。その間に人としゃべったり、本を読んだりしていく内に、まあぼんやりと回答が見えたり、見えないでそのまま変化を起こさなかったり、そういうもんじゃないかなと思うんで、まあ焦らずに。
ただ思うのは今はっきりした答えが出ない環境って考えるのを辞める、放棄するっていうのは一番よくないんじゃないかなあと、自分の経験上では思いますね、はい。
さぁ、もう1通いきましょう。
ありがとう、10年後のすなお。
うん、いや、全然それで、はい、ばっちりだと思いますよ。
あのー、人間てこう生まれた時は何の肩書もないじゃないですか。例えば俺だったら生まれた瞬間からエルレガーデンのVocalじゃないわけで、その、なんていうのかな、いずれ失っていくものに対して、その強烈な、なんていうのかな絶対にこれを失いたくないっていうすがりつくような生き方っていうのは俺はあまり好きじゃないなっていう感じなんですよ。
でも、人間は弱いので、そういうものに頼りがちだし、なんていうのかな、そういうものに必死にしがみついて、どんどん自分が弱くなるみたいな、挑戦も出来なくなるみたいな、そういうのが、うーん、どうなんだろうな。
俺はそうなりたくないなぁっていう気分で描いた1行な気がしますね。
「Mountain Top」の次に入っているのはそれなりに理由があるのかなっていうか。
まぁ守りに入っていればじゃあ守れんのかよ、っていうそういう感じなんですかね、もしかして。
こういう感じで、じゃあ今日はうねこからもいただいていますんで、この曲を聴いてください。
細美武士がお送りしてきました、BayFM Hedgehog Diaries、最後に1通メールを紹介しましょう。
ありがとう、れい。
うーん、人にアドバイス出来るような生き方…はい、ないですね(笑)
ないんですけど、自分が30だったときどうだったかと言うと、ちょうどねエルレのレコードが初めて出て、1年2年経って全くお金無く、みんなで車運転して日本中のライブハウスを、お客さんがまぁ入ったり、入んなかったりななか、駆けずり回っていた時期なんじゃないかと思いますね、うん。
ただ、30からの10年間、まぁすごく色々あったねこうやって考えるとね(笑)
はい、めちゃめちゃ色々あると思うんで、れいも。荒波に揉まれて、その中から沢山のことを得ていく、そう考えると腐んないことが大事なんじゃないかと。
すごい難しいことかもしれないけれど、まあどんな状況になっても、どこかホント1%でもいいから明日にワクワクしている自分をなんとか保つみたいな。うん、それが出来ればきっといい10年になるんじゃないですかね、はい、すみません偉そうに。そんな感じです。
ということで、今週もたくさんメールありがとうございました。それでは皆さんまた来週、さようならぁ。
◆FAKE TALES OF CHIBA Z
えっとね、アバター2の感想なんだけど、うーんと、まぁもちろんフルCGなんだろうけどさ、1時間ぐらい観てると、もう実写にしか見えなくなってくるのね。
で、1シーン1シーン、1カット1カット作り上げるのに一体何人の手を渡って最終的にこの映像に完成しているんだろうってこと考えるとさ、なんて言うのまぁグリーンバックで表情とか動きとか撮影して人間でね、生身の人間で。それをそのモデリングして、モデリングだけする人がいるんだろうし、今撮影するときに撮影のカメラマンもいて、もちろん監督も入ってて、それに背景を付ける人や、えーっと、なんていうのCGの、照明だけやる人だけもいるだろうし、ものすごい人数の手を渡った挙句、最終的にはああいう1カット1カットになっているっていうわけでしょ。
で、そういう、まぁアメリカが特に顕著なんだけど完全に分業でやる、でお互いのセクション同士がセクションに口を出さないみたいなさものづくりって、多分ものすごい回数の失敗の蓄積がないと辿り着かないと思うんだよね。
あのすごい設計図はよかったんだけど、ここのセクションが大ゴケして、最終的に仕上がりがイマイチなまま公開されて、失敗に終わった映画があったので、次からここのセクションは違う会社に発注しようみたいなことを繰り返していった挙句、全体的なプロダクションがこう、すごいレベルの高いものに仕上がって整っていくみたいな業界全体が。
そういう、うん、失敗の積み重ねでこういうものに辿り着くんだな~っていうのを観てたときに、まぁ俺たちがやっているようなバンドの、なんていうの音楽制作はもっとパーソナルで、フルコントロールしながら作れるものだし、まぁそうやって作っていくべきものっていう感覚もちょっとあるので、全然やり方が違うなあと。
だから、あのーとある業界がそういう、なんていうのプロダクションその全体を含めて全部のレベルを底上げしていくためには、どっかがコケたときにケツを拭かないで、そのプロジェクトごとコケさせるみたいな、思い切ったことをずーっと繰り返していかないとならないんだろうなあっていうことを感じましたね。
だから沢山の会社が生まれては潰れみたいなことを繰り返し繰り返しやっていって、ああなっていくんだなあ、すごいアメリカ的だなあ、なんてことを考えておりました。ジェームズ・キャメロン作品好きなので楽しめた映画でした。皆さんも是非、ということで、えー皆さんまた来週、さようなら。
おわり
最後までご覧いただきありがとうございました★
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