【2023/03/22】Hedgehog Diaries

◆前半戦

こんばんは、BayFM Hedgehog Diaries 細美武士です。
えー、今週も収録でお送りします。収録している現在は3月22日、今日ですね、えー今日の午後8時4分を回ったところで収録を開始しています。
えーとですね、現在、えー、俺がボーカルを務めていますELLEGARDENというバンドで全国ツアーの真っ最中なんですが、東北、えーと、福島県の郡山と岩手県の盛岡、青森県青森市、えー宮城県の仙台市と4か所を周って一回東京に帰ってきたところです。
で、週末からまた四国に向かうんですけど、今回のツアーは今まで色んなバンドでやってきたツアーとちょっと違くて、合間合間にこう5日間とか長めの休日を設けているんですね、で、そこであの喉とか体調とかメンタルとかを整え直してまた次の地方に行けるみたいな風に組んでるんですけど、どうして昔から(笑)これが出来なかったんだろうって思ってますね、今、はい。
あの、喉潰しちゃって治すタイミングがないまま、そのちょっと良くなっては潰し、ちょっと良くなっては潰しみたいな過酷なツアーをずーっとやってきたんですけど、いや別に最初からこれやりゃあ良かったんじゃねぇのってくらい、あんな過酷な思いしなくてもよかったんだなってちょっと思ってるくらい、はい、いい感じでツアーのスタートを切れています。
でね、今回の東北ですごく印象的だったのは、まぁ東京もだいぶ春めいて来たなと思った状態で出発したんですけど、まぁどんどん北上していくに従って、まだ冬がしっかり残ってて、もう青森のライブハウスの近くの公園とかにはまだ全然雪が残ってて、久しぶりにあの雪を踏みしめて歩く音を聞いてめちゃめちゃテンション上がりましたね。
冬そんなに好きじゃないんですけど、でもなんかその過ぎ去っていってしまうものに対するちょっと寂しさっていうか、あっまた会えた、まだここには残ってるんだなっていう気持ちは温かい気持ちになって楽しかったです。
んで、東京に戻ってきたらまぁ桜も結構咲いてて、6部咲き、7部咲きぐらいまでいってるのかなぐらいの感じでしたね。早速昨日あの目黒川に夜桜見に行ってきました。
今日も最後までお付き合いよろしくお願いします。

♪EXTREME 「Rise」

中盤戦

細美武士がお送りしています、BayFM Hedgehog Diaries、お送りしているのはみごろからリクエストいただきましたEXTREMEで 「Rise」でした。
さて、今週もメールたくさんいただいています。紹介していきましょう。

こんばんは、細美さん。<こんばんは>
6月発売のEXTREMEのニューアルバム「SIX」の中から先行配信されている「Rise」をリクエストします。
僕が大好きなEXTREMEのギタリストのヌーノ・ベッテンコートが2021年3月当時のインタビューで2020年3月にリリース予定だったというこのアルバムについて「ちょっと古い考えかもしれないけど、パンデミック中でもリリースするのは簡単だけど、自分達はツアーバンドだから、それだとライブで色んなところに演奏出来ないし、みんなと共有出来ない」というようなことを完成しているのに発表しない理由の一つとして語っていて、それは遠からず細美さんが普段から体現していることにも通ずるように感じて、やっぱりかっこいいなと感銘を受けて、細美さんやリスナーさんにこの曲をシェアしたいなと思ってメールしました。長々と失礼しました。

みごろ

といただきました。ありがとう、みごろ。
MVもね観たんですけど、あのシンプルでかっこいいですね。あの、やっぱ自分も年を(笑)取っていくので、こう年齢を重ねていくロックミュージシャンを見るとこうグッと来るものがあります。素敵な曲を教えてくれてどうもありがとう。
さぁもう1通いきましょう。

細美さんこんばんは、よしといいます。<こんばんは>
WBC観られましたか?私は隣の家の人から苦情が来るくらい<笑>叫んでしまいました。やっぱりスポーツは熱が入りますね。
今日の午前中は仕事にならないと思います。

よし

といただきました。ありがとう、よし。
いや、結局ねWBCね、生放送とかで観られなかったんですけど、でも本当に優勝おめでとうございますと思うし、あんなに長い時間ロスに居たんだから一日ぐらい無理して休み取ってあのぉ~、大谷選手見に行けばよかったなって思いましたね。
で、大谷選手のインタビューの中で「この試合で代表選が終わってしまうのは寂しい気持ちもするんですが」っていうフレーズが俺はすごい印象に残っていて、あの俺たちもこのツアーが終わった時に、うーんとサマーパーティが終わってみんなそれぞれのバンドに一回帰って行ったときにすごい寂しいなって気分で終われるようないい半年にしたいなと思いました。
さて、もう1通いってみましょう。

細美さんこんばんは。<こんばんは>
いきなりですが、俺は今ぐらいの時期から夏来るなーってソワソワします。
そして田んぼに水を張ったくらいから聞こえてくるカエルの鳴き声がたまらなく好きです。5月後半くらいの夜はカエルの鳴き声がすごすぎてライブみたいです。
細美さんは季節特有の好きなものありますか。
アラバキ行けることになりました。めっちゃくちゃ楽しみにしてます。

落葉

といただきました。ありがとう。
えっとね、俺もなんかこの春先のなんかふとした瞬間に夏の香りが鼻を衝くときがあるじゃないですか。あの瞬間すごい好きです。あっ夏がそこまで来ているなって。今年はまだその感覚ないんですけど、あの瞬間はワクワクしますよね。血湧き肉躍るみたいな感じがするのもあるし、あとは、俺もあの小っちゃいころ過ごしてた実家の周りが田んぼで、カエルの大合唱がすごかったんですよ。で、夜中にさ外に出てその田んぼの方に歩いていったときに、ものすごい大合唱してたカエルがさ一斉に俺の足音とかに気付いて鳴きやむあの瞬間、あれは経験したことのない人には結構衝撃だろうなと思うんですよね。ものすごい音量で夜中の街中に響いてるカエルの大合唱がサーッとこう一斉に鳴きやむあの、あの感じっていうの、はい、なんか自分の田舎のとても素敵な記憶として残ってますね。
で、えーとホームタウンメモリーを歌った曲って言われたらパッと一番最初に思い浮かぶのが、俺が中学3年生ぐらいのときじゃないかなぁ、に初めて聴いたこの曲を聴いてください。

♪Bruce Springsteen 「My Hometown

◆後半戦

細美武士がお送りしております、BayFM Hedgehog Diaries、お送りしたのはBruce Springsteenで「My Hometownでした。
さぁ後半戦もメールを紹介していきましょう。

細美さん、メンバー、スタッフの皆さんこんにちは。はれのちくもりと申します。<こんにちは>
細美さん、エルレのツアーお疲れ様です。<お疲れ様です>
3月16日は青森Quarterでライブですが、私は残念ながらチケットを手に入れることが出来ず、参加出来ませんでした。
大好きなエルレが青森に来る、とワクワクしながら選考結果のメールを開きましたが落選。残念、残念、残念。激戦であることは分かっていましたがやっぱり悔しかったです。
私はエルレが活動休止した頃は中学生だったので、まだ生でエルレを観たことがありません。仕事柄なかなか県外へ遠征が出来ない為、いつ会えるんだろうかとアルバムを聴きながら考えています。聴けば聴くほど生で聴きたいという気持ちが高まってきます。細美さんまた絶対青森来てね。

はれのちくもり

といただきました。ありがとう、はれのちくもり。
うん、あのーそうですね、すぐにまた行くっていうのは(笑)多分出来ないんだけど、気長に待っててもらえたら嬉しいです。
さぁもう1通いってみましょう。

細美さんこんばんは、れおとと申します。<こんばんは>
初めてメールを送らせていただきます。今回のツアー四国でお待ちしてます。今までの人生の中で一番楽しみにしています。
さて、僕が高校生の頃エルレに出会って、今じゃすっかり30のおじさんになっちゃいました。でもエルレの曲やメンバーの皆さんのことを考えたりすると、なんか無敵というかまだまだこれから、やってやるという気持ちになれます。
細美さんは20代30代の頃、もっとあれをしておけばよかったな、なんてことはありますか。また年を重ねた今、2,30代の頃をどう振り返りますか。周りにはもう30歳なんだからとかよく言われて肩身が狭いです。よかったらお話聞かせてください。
ツアー無事完走出来ますよう、細美さん、うぶさん、雄一さん、高橋さん、お身体には気を付けてくださいね。

れおと

といただきました。ありがとう、れおと。
えーっとね、もっとあれをしておけばよかったななんてことはないですね、はい。あの、やり切った感じはあります。
で、年を重ねた今20代30代の頃をどう振り返るか、大変だったなっていう印象ですかね、はい。よくあのなんていうの、漫画の中とかでおじさん達が学生の頃に戻りたいとかもう1回戻りたいみたいなシーンがあったりするじゃないですか。あれはね(笑)あんまり現実にはないんじゃないかなと思います。もう1回あれやれって言われたら絶対無理だなと思うんで、はい。真っ平ごめんですね戻るのは。っていう気分でいます。
で、俺の場合はなんか周りからも30歳なんだからみたいなのとまるで逆で、俺自身がまぁもう50になったしみたいな感じのものの考え方をしてると、周りの人間とか下の連中とかに「いやいや細美さん、年齢なんてただの数字ですよ」ってすごい言われて(笑)あれっていいじゃん年取らしてくれよって思っている最近ですね、はい。そんな感じでやっております。
もう1通いってみましょう。

細美さんこんばんは。<こんばんは>
ELLEGARDENのツアーお疲れ様です。<お疲れ様です>
6公演を終えて調子はいかがですか。高田さんのSNSを見ていると会場入りするときに千葉LOOKのスタッフさん達が出迎えてくれていたり、仙台GIGSの楽屋では手書きのメンバーの似顔絵が貼ってあったりと各地のライブハウスの心遣いも素敵だなと思いました。機材車での移動中車内ではそれぞれどんな風に過ごされているのでしょうか。ツアー先の各地で食べて美味しかったものやこれから食べたいもの、訪れてみたい場所などがあれば是非教えてください。
桜も咲き始めたので、今年はいろんな場所でお花見を楽しめるといいですね。季節の変わり目ですが、体調崩されないようご自愛ください。

ぽち

といただきました。ありがとう、ぽち。
えーとね、結構移動は、ちょこちょこね運転とかもしてるんですけど、自分の運転の番じゃないときは本を読んでいることが多いですね。あの、やっぱりどうしても携帯とかパソコンを持って回ってると、ついつい動画とか観たくなっちゃうんですけど、車ん中だとあのゆっくり本が読めるんで、いいですね。で、あのふと窓の外に目を向けると自分の住んでいる全然違う季節がある。北に行けば冬があるし、南に行けば初夏が待ってるんだなって思ってて、で、どうやら鹿児島にいく頃、鹿児島の桜が満開なんじゃないかっていうことで、みんなでお花見出来たらいいなーってすごい今は楽しみにしてるところですかね。
やっぱりこれなんだよな、俺がバンドをやってて楽しいなと思うは。こう、なんていうの、その、色んな土地を繋ぐ間の景色を飛ばさないっていうのが(笑)やっぱり大事なんですよ。段々とグラデーションで季節が変わっていくとか、この街からこの街まではこのぐらいの距離があるっていうのを体感しながらやっていくのがやっぱ大好きなんで、いやぁいい職業に就けたもんだなと。旅が職業っていうのは最高だなぁって思っている毎日ですね、はい。
まぁ旅といえば、あのぉー中学かな、高1ぐらいだったかな、ま結構長い家出をしたこととかあるんですけど、これどうにも変えられない自分の現実から積極的な逃避をするみたいな、なんかそういう感覚はあったんだろうなと思うんですよね。
で、ロードムービーとかも結構好きだったんだけど、中でもその「Bonnie and Clyde、俺たちに明日はない」っていう映画は結構好きで、ま観たことがない人はとてもあの美しい、美しいっていうまぁ実話をベースにした犯罪者たちのパブリックエネミーの話なんで、あんまりそれを美しいって賛美するのもどうなのかなと思いつつ、その映画で描かれているラストシーンはとても衝撃的で美しく、最後の瞬間を悟った時のですね、あのBonnieの画面いっぱいに広がる優しい微笑だけは是非一度観てみてほしいなと。目に焼き付いて離れない光景だったりします。そういうテーマで描いた曲「Bonnie and Clyde」を聴いてほしいです。まぁ今回のアルバムは結構割と旅がテーマで、「ダークファンタジー」の中に出てくる一節「さぁ旅を終わりを確かめに行こう」みたいな、そういう感覚が今度の夏のZOZOマリンに向けて俺はあります。エンディングでちょっとその話は出来たらなと思います。

♪ELLEGARDEN 「Bonnie and Clyde」

で今日はね、ぶっちゃけ休日だったんでだいぶゆったりとした感じでラジオ録っちゃいましたね。えー最後に1通メールを紹介しましょう。

こんばんは、宮城県のまぁと申します。<こんばんは>
先日のエルレのツアー、仙台GIGS公演に参戦しました。
人生初めてのエルレのライブでしたが、なんでか懐かしい気持ちになりました。映像でしか観たことがないライブ、エルレのメンバー、観客、みんな昔からの顔馴染みで久々にライブで会えた、そんな感覚になりました。
自分がエルレと出会ったのはSpace Sonicがリリースされた頃です。当時中学か高校生だった自分は、学校から帰宅して親が帰ってくるまでの間契約していたスカパーの音楽番組を観るのがとても好きでした。
ある日Space SonicのMVが流れて釘付けになりました。釘付けだったせいでアーティスト名も曲名も確認する間もなく、もうこれはまた出会うのは難しいかもと諦めていました。
それから何か月か経った頃だと思います。当時はストリーミングで音楽をよく聴いていたのですが、そのときに気になったアーティストの曲を色々漁っていたらSpace Sonicを発見しました。すぐにあの時の歌だと思い、それからエルレをたくさん聴き始めました。
ライブは田舎者の自分が行けるなんて考えてもいなかったのですが社会人になったら機会があるかもしれないと思っていました。
でも高校を卒業して社会人になった年、エルレが活動休止。就職したばかりでバタバタしていて少し音楽から離れていた間に休止の発表がされ、休止前最後のライブが終わり、そのDVDが発売されたときにやっと休止を知りました。
でも必ず戻ってくることをDVDの映像の中の細美さんがおっしゃっていたので、ひたすら待ち続け、2018年、約束通り4人が帰ってきてくれました。
そのライブは落選しましたが、とても嬉しくてライブに行った人たちのツイートを見ながらずっと嬉し泣きしていました。今回のツアーのチケットが当たるまでことごとく落選していましたが、諦めずに順番が回ってくることを信じていて本当に良かったです。
アンコールで客席のライトが全部付いた時、思わず周りを見渡しました。自分と同じでみんな笑顔でとてもキラキラしていました。またこの笑顔を見たいし、自分もその中にいたいと思いました。
必ずまた会いにいきます。このツアーも無事完走出来ることを宮城から祈っています。どうかエルレの4人も体調など気を付けてください。長々失礼しました。

まぁ

といただきました。ありがとう、まぁ。
なんか、俺もこの16年、17年の間ずーっと夢だったエルレのこう長いツアーを周れてる、なんか夢の中を生きているみたいだなっていう気がありつつも、まぁ俺がそんな感覚じゃだめだなって気分もあったりして上手く言葉に出来ないんですけどね、ラジオとかで、俺たちの音楽みたいなの好きだって思ってくれるちょっと不器用な連中、ものの考え方とか価値観とかがちょっとマジョリティから離れてて、もうちょっとセンチメンタルっていうのかな、なんか優しい連中が多い気がしていて、まぁなんて言うのかな、自分たちのファンびいきなのかもしれないですけどね。
そういう連中たちがマイノリティの連中がこう集まってそういうデカい会場を埋めつくしたりしたら、まぁさぞかし気分がいいんだろうなって、もっと周りに合わせて生きていかなきゃだめなんだよ人間はみたいなことばっかり言われて、未だに言われるけど、それがなんか、ほら、そうじゃねぇ奴らがこんなにいるじゃんって、思えるんじゃねぇかなってワクワクしてます、はい。まぁでもその旅の終わりがどっちに転ぼうがきっと悔しい思いはなんにもしないんでしょうけどね。どんな旅の終わりを迎えるのかワクワクしているところです、はい。
今週も素敵なメールたくさんありがとうございました。それじゃあ皆さんまた来週。

◆FAKE TALES OF CHIBA Z

えーっとね、う~ん最近筋トレ後のランをトレッドミルでやっちゃってるんですよね、ジムの中の。
ただ、せっかくね日本中地方都市周ってるんだから、だいたいどの街にもねすごいお気に入りのランニングコースがあるんですよ。で、そこ走ると「あぁ、何年前あのツアーのときも走ったな。そのときそんなこと考えながら走ってたな」とかなるんですけど、ちょっと今あまりに楽っていうか、筋トレした後ま着替えもせず上着も着ることもなくそのまま走れるっていう。ま道に迷うこともなく、なんかね便利な方取っちゃってるなーって気がしていますねぇ、はい。そんな感じです。
あ、そうだ高橋があの禁酒してたんですけど、俺が「お前と酒を飲むのが楽しくてツアー周ってるところあるんだけど」って言い続けていたらちょっとだけ(笑)一緒に飲んでくれるようになりました、はい。まぁでも深酒させないようにはちょっと注意していようかなって思いつつ、はい。楽しい旅が始まっております。
それじゃあ皆さん、各地でお会い出来ることを楽しみにしてまーす。また来週、さようなら。

おわり
最後までご覧いただきありがとうございました★

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