Webライター4年目で「過去の超有益フィードバック」を振り返ってみた~初級編パート1~
筆者はWebライター4年目の子育て主婦です。
今までクラウドソーシングで100件以上の案件を経験してきました。
現在は編集プロダクションで案件を受注。加えて、ライターさんの「記事チェック業務」も担当しています。
そんな筆者が、過去の案件を振り返り、
上記をまとめてみました。
とくに数十人のライター集団をまとめる「敏腕編集者」さんたちのフィードバック(FB)は学びの宝庫。目からうろこ。
即実践できることばかりで、当時のわたしを格段に成長させてくれました。
というか、いまだにお世話になっているんですけどね(ありがたやー)。
この記事は、こんな人のために書きました。
今回の記事は「初級編パート1」です(「初級編パート2」「中級編」も順次公開する予定)。
全部読むと長いので、目次から気になる箇所だけチェックしてみてください。
【初級編パート1】Webライター1年目の「FB&修正事項」まとめ
さっそく、筆者が1年目に繰り返し指摘された事項を丸っと紹介していきます。
①1文が長すぎる(1文は60文字以内を目安にしよう)
初心者あるあるともいえる「1文が長すぎ問題」。とくに、まじめな人に多い印象です。
丁寧に書こうと思うあまり、つい長くなってしまうパターン。
わたし自身も、繰り返し指摘されてきました。
スマホユーザーは基本的に、画面をスクロールしながらの流し読み。だから1文が長いと、内容が理解しづらく感じるのです。
1文の文字数に決まりはありませんが、一般的には「30~60文字前後が読みやすい」といわれます。
どうしても、つらつら長く書いてしまう人は、「文をブツ切りにする」くらいのイメージでちょうど良いかもしれません。
ブツッ、ブツッ、ブツッっと。
文字数の感覚がつかめないうちは、文字計測ツールで測るのがおすすめ。
1文が80文字を超えているなら、2文に分けましょう。すっきり読みやすくなりますよ。
もし、1文の文字数についてレギュレーションに記載されているなら、その指示に従いましょう。
②同じ語尾が連続している(3回連続はNG!)
ライティングをしていて悩ましい問題が「同じ語尾の連続」です。
「同じ語尾の連続」とは、以下のように文の最後が連続してしまうことを指します。
同じ語尾が続くと「稚拙な印象」になってしまいます。例えるなら、小学生の作文みたいな感じです。
とくにレギュレーションに記載されていなくても、同じ語尾の連続は避けた方が無難。
わたしの経験だと「2回まではOK!でも3回続くのはNG」というメディアが多かったです。
個人的にも、2回までなら、それほど気になりません。3回続くと「アレ?」と感じてしまいます。
「同じ語尾の連続」は、語尾のバリエーションを増やすことで回避できますよ。
③1章に主張は1つ(横ではなく縦に深掘り)
わたしが受けたFBで多かったのが「1章に主張は1つを徹底しましょう」というもの。
これは案外、徹底できていない方も多いのではないでしょうか?
「読者へ、より多くの情報を伝えたい」
「有益情報を盛り込むのが、Webライターの使命」
こんなふうに思いますよね?
でも、読者にとって、あれもこれも詰め込まれた情報はわずらわしいもの。
なぜなら、WEB記事を訪れる読者は「疑問の答え・悩みの解決方法」を知りたいからです。
これが読者の本音。あなた自身も、自分がWEB検索するときは、そうじゃないですか?
主張がいろいろあり、あれこれ盛り込まれた記事は無駄に長くなります。
「なんかこの記事、違うんだよね・・・」
こんな風に感じた読者は、とたんにブラウザバックしてしまいます。
主張を展開するなら「横ではなく縦に深掘り」するのがコツです。
こんな記事なら離脱どころか、読者のハートをがっちりつかみます。なかなか難しいですが、おもしろくもある。Webライターの醍醐味です。
④書きたいことが曖昧・論点がズレている(PREP法が効果的)
Webライター2ヶ月目くらいのころ。あるディレクターさんから「PREP法って知っていますか?」と聞かれました。もちろん、知りませんでした…。
「PREP法」とは、主張を論理的に伝える文章の型。
とくに「SEO記事」を受注するなら、「PREP法」は必須スキルです。
「PREP法」を使うことで、無駄なく、もれなく、的確に主張を伝えられます。
「PREP法」の例文は以下の通り。
どうですか?卵かけごはんの魅力が、スムーズに伝わったのではないでしょうか。
実際には、例文よりもっと自然な文章を書く必要がありますが、PREP法の流れはお分かりいただけたと思います。
以上のように、PREP法を使えば
途中で論点がズレる
話題が行ったり来たりする
上記のようなことを防げます。
「PREP法」はWEB記事に有効な手法です。
読者のためはもちろん、自分のためにも「PREP法」を積極的に取り入れてください。
⑤専門用語を使っている(中学生でも理解できる文章を目指せ)
筆者は長年、金融系の企業に勤めていました。その癖なのか、Webライターを始めた当時は、無意識に「専門用語」「お堅い表現」を使いがちでした。
あるディレクターさんから、
こんなアドバイスをもらいました。
難しいことを難しいまま伝えるなら、Webライターは必要ありません。
「分かりにくいことをかみ砕き、ストレスなく理解できるよう伝える」のがWebライターの大きな役割です。
とはいえ、専門用語をまったく使うなという話ではありません。
こんなふうに意識すれば、どんなジャンルでも、読者に寄り添った記事が書けるはずですよ。
まとめ~FB&修正依頼は学びの宝庫~
今回は、Webライター4年目の筆者が振り返る「~初級編~過去のFB&修正事項パート1」をお伝えしました。
今までご縁いただいた編集者・ディレクターの皆さまからのアドバイスは、学びの宝庫でした。初心者ライターだったわたしの血肉となりました。さらに、今現在も、わたしの土台となって支えてくれています。
Webライターにとって、スキルは「武器」であり「財産」です。
わたしもまだまだ道半ば。日々貪欲に、成長に向けてあがいています。
まずは小さなステップをひとつずつ、着実に進めていきましょう。あなたの一歩を応援しています。