デパコスと私
今日は、自分の好きなものを話そう
デパコスを初めて買ったのは短大生の頃だった
当時、憧れていたスポーツ選手が愛用していた
スキンケアのシリーズが見てみたくて
田舎町からはるばる、都内の某百貨店を訪れた
当時はそこの百貨店でないと
そのブランドのカウンターが存在していなくて
他の買い物がてら、行ってみることにした
私の通っていた短大は、お嬢様育ちの子が多かったせいか
デパコスを愛用している子がそこそこ多くて
経済的な事情でプチプラ愛用者だった私は
なんとなく気が引けて、みんなの話題に入りづらく
自分も一度はデパコスを購入してみたいと思って
バイト代も手に入ったので、ちょうどいい機会だと思い
立ち寄ろうと思いついたのだった
元々、あまりおしゃれなタイプでもないし
カジュアルな服が好きで着ていることもあって
気おくれしながら、恐る恐るカウンターに近づいた
「いらっしゃいませ、今日は何をお探しですか?」
とても綺麗な、当時20代前半くらいの
美容部員のお姉さんが明るく声を掛けてきた
「…あの、スキンケアのシリーズが見たいのですが…」
「そのシリーズですね、少々お待ちくださいね」
美容部員さんは、田舎の芋娘を見ても嫌な顔一つせずに
にこにこと明るく商品を持ってきて
丁寧に説明してくれたのだった
あまりにも優しくて、素敵な働きぶりに感動して
欲しかったもの以外にも色々と購入してしまい
財布が痛いことになったのは想定外だったけど
幸せなひと時を過ごすことができて
またお金がたまったらここに来ようと心から思った
その後、味をしめた私は社会人になってからも
給料が入るとたまに他ブランドの
カウンターにも行くようになった
ブランドによって、傾向は色々と違うのだけれど
その他のブランドも基本的に親切な人が多いし
嫌な思いをしたのは数えるほどで
(そのブランドは、聞いたところ塩対応された人が多いらしい)
でも、商品はとても良いのでただのレジ係だと思って
品物だけ買って帰っていた
最近は田舎に住んでいて、お金もあまりないので
買いに行くことは、なかなかできないのだけど
これを書いていたら、また行きたくなったかな
現在使っているのは、プチプラやドラコスがメイン
最近はプチプラもなかなかいい仕事しますね
私が若い頃のプチプラは、まぁそれなりのものしかなかったので
選択肢が多い若い人が羨ましいなと思っています
ベースメイクはこの年になると
きちんとしたものを使いたいので、今度カウンターに行こうかな
いつ行けるか分からないんだけどね…