皮膚科に通って何十年
アトピー性皮膚炎の治療は一般的には、皮膚科を受診して薬を処方されます。(現在は様々な治療方法も存在していますが、極めて一般論として・・・・)
かく言う私自身も先日皮膚科に行ってきました。予防という意味もあり、定期的に通っています。
過去に悪化してしまった時に、皮膚科に行こうと思っていた矢先にどんどん悪化してしまい、悪化してしまった為に外出ができなくなり、また、薬がなかったが為に悪化したということがありましたので、症状が悪化する前に対処できるように定期的に皮膚科にて薬を処方してもらっています。
今、私が通院している皮膚科は地元にて評判の皮膚科で、その昔は幼稚園の頃に母親に連れられて診ていただいたことがあります。(その当時はアトピーではありませんでしたが、皮膚は弱かったんですね・・アトピーが悪化したときに入院した病院とは異なります)
その後、大人になってからアトピーになり久しぶりに受診をした時に、ベテランの看護師さんが私のカルテに記入された数字を見て、若い看護師さんに、「こんなに若い番号もあるのよね。」と話されていました。始めは何の事か分からなかったのですが、そのベテランの看護師さんが、私に「院長先生も元気ですよ」と仰いました。
どうやら、その記入された数字はカルテを作成した順番のようです。
久しぶりに受診したその時は、母に連れられて通っていた時から25年以上の歳月が経っていたと思われますが、その昔受診した時の記録が残っていたのですね、びっくりしました。
私が診察を受けたのは、院長先生の息子さんでしたが、院長先生も週に何回か診察をされているようです。私が幼い頃は院長先生が一人で診察をされていました。今は、息子さんとお二人で診察をされていますが、院長先生の評判を聞きつけて受診をされる方も多いようです。
その久しぶりの受診からまた月日は流れていますが、現在も院長先生は診察をされているようです。先日の受診の時も奥の診察室から院長先生のお声が聞こえ、不思議とほっとする自分がいました。月日は目まぐるしく流れているけれど、変わらずにずっと診察をされている方がいること、また、変わらないものがあることにほっとしたのかもしれません。
ここのところ、プロペト(軟膏)とステロイドの塗り薬を処方していただいています。
プロペトは乾燥している箇所に塗っています。冬は全体的に肌が乾燥しますので必需品です。
ステロイドは当たり前ですが、症状が出ているところに塗っています。
ステロイドは副作用があるので、良くないとも聞きますね。また、ステロイドを使用するのかしないかは、色々な見解がありますね。
これは、受診している病院の方針もあると思います。また、その人それぞれ症状も違い、生活スタイルも異なりますので、一概にこちらがいいとは言えないようにも感じます。
以前、私自身もステロイドが良くないと聞いて、ステロイドを使用しないでいたことがあります。ただ、その後どんどん悪化してしまったのです。知識がなかったことも多いにありますが、ステロイドを使用しないならばその代替治療が必要な場合もあると思います。また、何も調べずにただステロイドを使用するのを止めたことも原因であると思います。
が、その時は症状が悪化するに従い、心も病んでしまいました。状態としては最悪です。肌が悪化していても、せめて心が元気ならば、症状も良くなる可能性がありますが、心も病んでしまうとどうしようもないですね。
何も出来なくなってしまい、また、何もやる気がなくなってしまったのです。
そのような経験があるため、現在は症状が悪化する前に対処できるように、いつも薬を手元に置いています。
一旦悪化してしまうとなかなか良くならないので、悪化しないように気をつけています。そのためにはステロイドも使用しています。
まだまだ皮膚科と薬とのお付き合いは続きそうですが、卒業する時は来るのでしょうか。何十年ものお付き合いとなるとそう簡単にはいかないかもしれませんが、いつか卒業できる日が来る事を願いつつ・・・
eli
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