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アトピーと保湿

症状が悪化してくると皮膚を保湿しないと痛くてたまらないことがあります。掻き壊してしまった状態の皮膚は、潤いが全くないため、身体を動かすと皮膚がつっぱり痛みを感じます。また、場合によっては、皮膚が剥がれてしまつまたり、裂けてしまい血が滲んでしまうこともあります。そのような状態を少してでも和らげることができるのが、軟膏で患部を覆って保湿することです。

私自身が使用しているのは、皮膚科にて処方していただいている「プロペト」です。乾燥している箇所、症状がひどくなっている箇所に塗ります。
べたつきがあり、気持悪く感じることもあります。症状が軽めの箇所は、軟膏を塗った箇所をキッチンペーパーで拭き取っています。
そうすることにより、べたつきは軽減されます。拭き取ったとしても皮膚に軟膏は残っていますので問題ありません。

この方法は、ここのところご紹介しております夏井睦先生の著書「傷はぜったい消毒するな」に書かれておりました。

アトピーの症状が出ている状態の時は、保湿は一番大切であると考えます。
ご紹介したこの著書にも書かれていますが、私が以前症状が悪化して入院治療を受けた時も、数種類の軟膏を何重にも重ねて塗られました。
包帯グルグル巻きのその状態で、5日後には退院をしました。退院後も自宅で軟膏を塗るように指導を受けてその内、徐々に軟膏で保湿された皮膚が、軟膏と共に剥がれる経験をしました。皮膚が剥がれると新しい皮膚が出来ていました。そうして、全身一皮向けた状態になり、新しい皮膚と共に症状は無くなっていました。そのような経験もあり、症状が悪化している箇所は、余計に保湿が大事と考えます。
今現在は、夜寝る前には、ほぼ全身に軟膏を塗っています。ベタベタするので、キッチンペーパーで拭き取っています。
また、顔はどのようにしているかというと、オイルを塗って、その上から、軟膏を塗っています。
こちらもベタベタですが、その内馴染んできますので、顔はベタベタのままにしています。

そして、朝起きたら、身体は乾燥がひどい箇所に軟膏を塗ります。
顔を洗い(勿論、水洗顔です。)オイルを付けて、その後軟膏を少しだけ塗ります。オイルだけですと、乾燥がひどい場合があるため、軟膏で保湿しています。その上から、ファンデーションを付けています。
そうやって、なるべく乾燥から肌を守っています。

保湿の基本は、オイルと軟膏です。
オイルは特別な肌につけてもいいオリーブオイルを使用しています。軟膏は「プロペト」です。
それ以外は、なるべく付けないようにしています。
通常売られているクリームや保湿剤には界面活性剤が含まれています。
界面活性剤は、皮膚の健康と皮膚の常在菌叢の生存にかかせない皮脂まで取り除いてしまう。また、皮膚常在菌の中で最も優勢で、最も重要な働きをしている嫌気性菌の生存環境も破壊される。そのため、皮膚常在菌嚢が乱れて、外来菌が皮膚に定着し、皮膚は健康とはほど遠い状態になってしまう。と前述の書籍に書かれています。

ということは、主な保湿剤には、界面活性剤が含まれていますが、皮脂を取り除く成分を補う形で、皮膚に良いとされる成分を配合していることなります。乳液、クリームなど、水と油が合わさったものを作るには、界面活性剤が必要なようです。ということは、これは欠かせないものである、また、皮脂を取り除いてしまう、そのため、保湿剤としての化粧品は、界面活性剤の作用以上に皮膚を保湿する成分が必要なのでしょうが、そのようなものがあるのでしょうか。

界面活性剤で皮膚が健康な状態ではいられなくなるならば、皮膚が弱い場合は、出来る限り避けるしかありません。
現在、私自身は、出来る限り界面活性剤を避けるような生活を心がけています。
皮膚の悩みはつきません。そして、皮膚は奥深い臓器です。

eri kaneko
アトピー性皮膚炎 敏感肌にやさしい服
https://sumirelife.shop-pro.jp/


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