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沼にインして(後編)

この記事は、四柱推命を知りそれからどうなったか(後編)を書いています。


テツを思い出す少し前。
無料講座の四柱推命で自分が『木』というチームに属すると知ったとき、微かな納得を覚えもっと掘るべきだと直感して本講座へ飛び込み、ヒントを見出しかけていました。

先輩から命式を読んでもらったとき、自分から『待て待て待て』と言われた気がしました。自分の読み解きではその知識不足から『鑑定の効果』を実感できず、先輩に読んでもらったはいいものの、今度は専門用語が難解すぎて意味すら満足に飲み込めずに『あん時のテツ』の面影が甦ったのです。

かつて玄関に山積みにしたのは、これさえ知ればどうにかしてもらえるだろう…という知識に依存した浅はかな期待と、ただ仕入れた知識でした。知識を受け取って、自分が「この手」でとにかく自分のためになんとしても全部使う!という意志が、まずもって欠落していたのです。そしてそれには明確な目的意識を必要とします。

結局のところ私は私の何をどうしたいのか。

本屋の占いコーナーにいたあの小娘は、いまや肝が太くなりました。知ったことは自分で納得して、あくまでも自分のために、今の自分の状態から自分のペースで使いたい。その上でちょっとでもいいから何か感じてみたい。変人上等4649。

叶うなら私は、私のすべてを使いたい。統計的な分類や何らかの才能があるならその傾向を掴みたいし、もし才能が複数存在するなら否定や矯正ではなく、その活かし方を模索したいしバランスを図りたい。

我を知って寄り添い、我のために我を使い、我を思い切り遊び倒したい…私のために‼️

ついにのけ反るほどの大きな目的が見つかってしまいました。これをどうしてくれようか。自分の内側から精神的全軍応援をもらった後、次の一手はどう取ろうか。

ここで満を持して命式を引っ張り出します。なんと生年月日から傾向と対策の参考記述が出てくるのです。ヒントが丸出しです。

私にはこういう傾向があるらしく、こういう方面やり方であれば抵抗が少ないらしい。こっち方面の選択肢があるのならば一丁、試しに少しだけこっちを『使って/やって』みるか!と行動スイッチが現れます。

鑑定情報から今の自分に使えそうなことを抽出し、脳の思考室へ格納(考え方を増設)する。思考室から意志決定室へ新規考察として提案をかけて行動選択肢に入れる。現状をよく観察し、変化をもたらす為に実験的に加え首尾観察してみたいと判断された場合、新しい考え方を『行動』として現実に出力する。

既存の行動パターンに新しい選択肢を増やすことで、新しい考え方を現実に出力可能になり、文字通り今までとは少し違った考え方で行動するため、小さな変化が始まります。

四柱推命を知った後に手に入れたのは、命式から解読した自分の傾向を『使う/行動に出力できる』という視点です。今までの自分を否定せず選択肢を増やす。命式を使って自分を一旦客観視する作業が入ることで、応援する気持ちにもなれました。

目の色を変えて沼に頭から突っ込み、一旦白目を剥いてテツを思い出し、ラッパを吹くための仕込みをやっと理解したのです。過去の大いなる道草も肥やしになってくれました。

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