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免許証が届いたが・・・

今日の午後、もいつものように、つまらないプログラムのテストの仕事をしていた。
でも、仕方がないです。
椅子に座って仕事をこなしていれば、なんとか家族みんな、おまんまを食べていけます。

幾つものように、憂鬱な気分で仕事を片付けていたら、「ピンポーン」って玄関のチャイムの音が聞こえた。

宅配便? 今日くる予定何かあったけか?
そう考えながら階段を降りて、一階のリビングにあるインターホンを取った。

スピーカーから「書留です」と、男の人の声が聞こえてきた。

郵便屋だ。

そうだ、一昨日受講した安全講習の特定操縦免許が送られてきたんだ。
そう思うと同時に、そういえば顔写真、撮り直したっけ、ブサイクに写ってたな。
そう思いながら、玄関に急いだ。

玄関のドアを開けたと同時に、「すみれさんですね?」と郵便屋さんが訊くので、ハイ、と答え、渡された書留を受け取る。

私は、ちょっと待ってくださいと、郵便屋さんにお願いして、その場で書留の封筒を開けた。

そして、中に入っていた免許証を取り出して、郵便屋さんが見ている前で写真を確認した。

「これ、私じゃないです! ほら、見てごらん」

と免許証を郵便屋さんに見せた。

「受け取り拒否しますので、送り主に返してください」と、郵便屋さんに言った。

目が点になった郵便屋さんが、こちらを見て、

「えっ、住所に間違いはないですよね? それにもう、一度開封した郵便物は、受け取り拒否できませんので・・・、よろしくお願いします。
返送する場合は、ご自分で送り主に郵送してくだい」と、困惑した声で私に言った。

「あと、それに・・・、免許証の写真は、あなたにしか見えないですけど、違うのですか?」と郵便屋さんは私に訊いた。

何も答えない私を見て、

「問題ないですね?」、郵便屋さんは私に尋ねたあと、玄関から出て、側に止めてあった赤いバイクに乗って行ってしまった。


(この免許証の写真、私じゃないけどな・・・)

免許証


おわり

◇ ◇ ◇

1割真実、残りウソのお話でした。

たしかに、写真は私じゃないな(笑)

実際の写真は・・・、
とりあえず、写真の上からドラ〇もんのシールでも貼っておきます。





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