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バナナの涙 8 (泣きながら一人エッチ)

いつも一緒の🍌と🍒。 🍌は🍒に、いつか🍑になるんだとよく語っていたが、最近はもう言わなくなった。🍒の方はというと、怠そうにしているのは変わらない。


🍌バナナ
🍒サクランボ
🍑桃

久しぶりの『バナナの涙』です。これが投稿される時は、大概はすみれに問題が起きている時です。

「ねぇ、🍒、
タイトルにも書いているけど、”泣きながら一人エッチ”って、すみれはどういう状態になっているの?」

🍒は🍌に訊いてみるが、🍒はただ黙って何も言わない。


「壊れてしまったの? 泣きながら一人エッチって・・・」

そして、🍌はその時の様子を🍒に話した。

「声が漏れないよう、唇をかみしめ
ボロボロ涙を流して
そして痙攣するかのように体を震わせて果てる
後も涙は止まらず、息を殺して、さらに泣いて」

「病院行けっちゅうの!心の病院に!」
さっきまで黙りこくっていた🍒が、怒るように突然話し始めた。

「ここ二週間の話しだ。この症状にすみれ自身も驚いているみたいだ。
本人もネットで調べてみたようだけど、出てくるのは女性の例ばかりのようだ。
女性が泣くのは、気持ちよすぎるのが底にあるみたいけど、すみれの場合、こうゆうことをしているのが、悔しくて情けなくて泣いているのだと思う。ただ確信がない」
🍒はすみれの精神状態を、分かる範囲で🍌に教えた。

「たしかに、普通の男性なら泣かないというか、泣けないというか・・・。
きっと、泣こうとしたら、オレは臨戦状態から平常時へと戻ってしまうと思う」と🍌は🍒に言った。
🍌は過去の経験から、泣きながら臨戦状態になるのは無理であることを知っていた。


そうやって、書くことによって、すみれの心の奥底にある闇を吐き出すことが出来ればよいのだけど、広がっていく闇の方が早くて、すみれ本人だけでは対処できないと、🍒はそう思うのでした。


「ねぇ、すみれ」🍒は訊いた。
「実際のところ、泣きながらの一人エッチってどうよ?」

・・・
・・・

(ここからは有料です(笑))

「あっ、すみれ出てきた。で、教えてくれないの?」

(お金ちょうだい)


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