バナナの涙 7

🍌バナナ
🍒サクランボ
🍑桃

　いつも一緒の🍌と🍒。 🍌は🍒に、いつか🍑になるんだとよく語っている。いつも怠そうな🍒だが、化学肥料（女ホル）散布が再開されたが、🍌も🍒も割と元気でいる・・・・すみれ以外は。

　「なぁ🍒、すみれさ、🍑の所に行ってきたでしょ？　泣くくらいなら、行かなければいいのにと思うのだけど」🍌はすみれの意味不明な行動の理由を🍒に訊いた。

「お勤めを兼ねたスキンシップのつもりだったみたいだけど、🍑が腕の中で喘ぐたびに、すみれは苦痛に喘ぎ、結局、壊れた」🍑に気づかれないよう、🍑の胸に顔を埋めて、泣いてたのは知っているでしょ？」

「そして、『本当にもうこんなのいらない』って、すみれの苦痛の叫び声は、🍌お前にも聞こえたよね？」

「いらないって、何がいらないんだろ？」

「それは、俺たち 🍌 と 🍒 」