相性が良い人がどこかにいると思っている人
「自分と相性が良い人と付き合いたい!」
そう思った事ありませんか?
そう言っている人、あなたの周りにいませんか?
今回は、自分と「相性が良い人がいる」と思っている人に向けて書いていきたいと思います。
▼「相性」とは何か
そもそも「相性」って何でしょうね?
広辞苑で調べて見ると
【1】陰陽道で、男女二人の性しょう(=生年月日を五行に配したもの)がうまく適合すること。
【2】 しっくりいくかどうかで見た、人と人、人と物などの関係
となっています。
イメージ通り、男女の関係や対人関係において「しっくりくるか」「合っているか」という意味ですね。
相性の意味自体は、しっくり合うこととなるわけです。
で、私は相談に乗っていても「相性が良い人と付き合いたいんです」というお声をよく頂きます。
確かに誰だってわざわざ「相性が合わない人」と付き合いたいとは中々思わないでしょう。ただ、「相性が合う」ことの本当に意味を理解していないと、「相性が合う人探し」という終わりのない旅に出てしまうことになりかねないんです。
相性が合うことの本当の意味、ご存知でしょうか?
▼相性が合う、のホントの意味
相性が合う人の本当の意味をはき違えると、このような事態に陥りやすくなります。
婚活が行き詰ってしまう
付き合いはするけど、結婚に踏み込めない
もっと良い人がいるかも…と思ってしまう
自分と合わないところで大ゲンカしてしまう
相性が合わない…と思うとすぐに冷めてしまう
当てはまった人もいらっしゃいませんか?
どうしてそうなるのかというと
相性が合うとは100%合うということではない
これを理解していないと、そうなります。
私たちは別々の人間なので、思考、行動、感情、価値観すべてが100%合う人というのはいません。
これって言われなくても、自分の頭のどこかで理解しているはずなんです。
ところが「相性が合う」「相性が良い」という世間の言葉が入ると、なぜか相性は100%合う人がいるはずと思い込んでしまう人がいるのです。
価値観が合う人、というのも同じような意味ですね。
相性が合うという本当の意味とは
相性が合わないところをお互いに受け入れられること
これなんです。
相性が合うとは、ここは合わないなと思う部分をお互いが受け入れられている状態なんです。
つまり、自分と違う所を受け入れられる相手なら、相性が合う人という事です。
自分と違う所を許せなかったり
認める事が出来なかったり
合わない所が出ると幻滅したり冷めたり
そうなる人は、あなたにとっては相性が合わない人なんです。
でもなぜかそうなった人に限って、相性が合うと思っていたのにがっかり、とか、相性が合っていたのに彼は/彼女は変わってしまった、とかいう人いますよね。
そうではありません。
それが相手の本来の姿です。
人間ですから、あなたと100%同じ人なんているはずがありません。
違う所や、合わないなぁと思う所が出た時に、お互いがちゃんと話し合って折り合いをつけて付き合えるか。これが出来る相手なのかが1番重要。
▼どんな人間関係にも必要なこと
そしてもっと言うと
恋人や対人関係が上手くいかなくなった時に、すぐ相性が合わなかったんだと片づけている人は、本当にそうだったのか?1度見直したほうがいいです。
相手のことを知る努力はしましたか?
自分が勝手に期待してその期待に反する言動だったから冷めただけではないですか?
それをしていないのに
あーあの人とは相性が悪かった。だから仕方ない。
相性が合わないんだもん、私は悪くない。
どこかでそう思っているなら、その人はそれ以上成長しません。
相性が悪かった、合わなかった、という一言で片づけるのは超簡単です。でも、本当にそうだったのか?
そもそも相性が合う関係とは、自分とは合わないなと思う所をお互いに受け入れれられる関係のことであること。
相性の良さをきちんと理解すると、自分から積極的にコミュニケーションを取ろうとするし、人に優しくなれます。
これが連鎖したら、世の中はもっと愛で溢れると私は思っています。
これは、恋愛や結婚という男女関係だけでなく
あらゆる対人関係において言える事ではないでしょうか?
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