育児・学業・仕事、怒涛の2021を振り返る。
新年あけましておめでとうございます。人生のあらゆるイベントがぎっしり詰まった2021年は、どんな年になるのかワクワク、ソワソワして始まったはずが、忙しすぎていつの間にか終わっていました(笑)
パートナーは社会人1年目になるのと同時に、息子の人生1年目もスタートし、家族として沢山の変化があった年でした。
気づけば、おなかで繋がっていた息子はもう立ちそう...
素敵な年だったので、簡単に振り返りたいと思います。
育児
息子は、今月で9か月になります。この記事を書いてから、毎日が一瞬のように過ぎていて、なかなか書き留められなかったことが残念。
忘れないように、日々可愛い姿を目に焼き付けています。
4か月の頃から近くの保育園に9時―16時で預け始めました。保活(保育園探し)も大変でした。卒業論文(普通は授業時間外で執筆)があるのに、「授業のコマ数としては週1だから保育園では受け入れできません」と区役所で突っ返され、仕事も始めたことで何とか認めてもらうことができました。
両親も近くにいない、子育て初めての私にとって保育園はめちゃめちゃ頼りになりました。例えば、「離乳食はこの時期を目安にこれとこれとこれを食べさせてください」と的確に指示してくれるので本当に助かります。息子も保育園が大好きなようで、登園後、先生の顔を見るなりニコニコしています。
育児が始まってよく聞かれるのは、「夜泣きとかあるの?」「寝られてる?」です。実は、息子ちゃん6か月頃までほぼ夜泣きはなく、お母さんは「夜泣きって何ですか?」状態で爆睡させていただいていました。自分が息子の声に気が付いていないのではと心配になるくらい。6か月を過ぎたころから、徐々に夜泣きが始まるわけですが、私は大のロングスリーパー。1回寝たら起きない人間だったので、おそらく3回のうち1回くらいしか起きていない。しかも、寝ぼけながらあやしているので、朝起きてもほとんど大変だったことを覚えていません。「疲れた...」という感覚が全くありませんでした。
ただ、これは全てのお母さんに当てはまる話ではなく、むしろそうでないお母さんの方が主流。周りに、赤ちゃんを抱えるお母さんがいたら皆様どうかいたわってください!
赤ちゃんもお母さんも人間なので、それぞれ性格や体質があり、親子だからといって必ずしも相性が良いとは言えません。私も、「今回は相性よかったんじゃないかな、ラッキー」くらいで考えています。
最近は、私を認識し始めたようで、ずっと後をずりバイで追ってきます。料理中は、足を掴まれ抱っこしろと泣きます。こんな息子をいつまで見られるかと思うと毎日涙が出そうです。成長してほしい反面、そんなに早く成長してほしくないような。
私にとっての子育ては「子どもを育てる」ことだけではありません。自分も一緒に成長させてもらっているので、お互いに一人の人間として対話できる関係になれればいいなと思っています。(息子が喋るのはまだ先ですが。)
これからきっともっと大変な葛藤に出会うと思いますが、今しかない今を大切に生活していこうと思います。
英語
私の大学には、3年生進級時までにTOEIC600点取らないと留年という制度があり、1年生の時は、むやみやたらにTOEICを受けていました。思い返せば、入学当時英語のクラスは下から2番目(36?クラス中)で今のパートナーとの出会いはそのクラスでした(笑)留学にも行きましたが、ほぼ英語できない状態で渡航したために、実は自信を持って公表できる英語のスコアがありませんでした。留学先でも、リスニング力やコミュニケーション能力はあがったものの、結局、英語の文法や読解は全く上達しませんでした。
ちょっと悔しかったので、2021年は基礎から勉強しなおしてみました。
以下TOEICの結果です!
415点(2017.6)👇
465点(2017.7)👇
600点(2017.10)👇
805点(2021.11)🎉
息子を20時に寝せてそれ以降は部屋にこもって勉強していました。朝は、速読を意識して英字新聞を読む習慣をつけました。
おかげで800越え...きっと、留学組と比べたら大したことないけれど、個人的には満足です!
卒業論文
絶対に卒業したい。
私のテーマは、
「和平プロセスのフェミニズム的考察-和平交渉における女性の可能性と限界-」
でした。
もともと2018年にルワンダにある大学のPeace and Conflict Studiesに留学していたくらい紛争解決や平和構築に興味があって、この分野で執筆したいと思っていました。タイトルは、公式な和平プロセス(国家レベル、国際レベル)を掲げていますが、論文の中ではそこに対する女性たちのボトムアップ的なアプローチに着目しています。
ジェンダー問題は、留学当時全く関心がなかったのですが(フェミニズムを女性擁護の運動だと思っていたレベル)、自分が母親になったことで社会との隔たりに気づきジェンダー問題やフェミニズムに興味を持つようになりました。
フェミニズムというのはラディカルな思想です。…根源的に考えたら「フェミニズムは今の世の中の前提に根源的な誤りがある。誰も『自由な個人』『自立した個人』としては生きていない」ということを問う思想です。
(上野千鶴子 2002)
もちろん、フェミニズムも様々な変遷をたどってきている上に、現代では個人思想と絡んでより複雑化しているのでなかなか定義するのは難しいかと思います。しかし、フェミニズムの本質にある「ジェンダーの平等」は若い世代では当たり前になってきていることは間違えありません。一方で、平等という言葉が誤解されている問題もあります。よく勘違いされがちですが、ジェンダー平等は、異なる性の人たちがSameness(同一)を目指すということではありません。それは、「互いの違いを認めたうえで、その違いに紐づけられているバイアスによって行動・言動・思想らが制限されることがないこと」だと私は思っています。
そう考えると、男にできて女にできないと思われていること、女にできて男にできないと思われていること、それらってバイアスでしかない気がするんですよね(生物学的な差異に基づく出来る出来ないは別です)。
長々と話しましたが、本題に戻って...このようなモヤモヤから紛争解決×ジェンダー(フェミニズム的考察)を掛け合わせて論文を書いてみました。ルワンダに留学していたころ、少しだけ草の根の女性グループに関わらせていただいた経験も論文のモチベーションにもつながりました。
フェミニズムには「女性を一括りにしてしまう」というジレンマが生じていますが、論文ではその問題も受け止めたうえで女性の”戦略的”連帯の重要性についても言及しました。
ゼミは、優しい教授とメンバーに恵まれて色々助けてもらいました。コロナを機に大学のオンライン授業の環境が整えられたこともあって、産後も息子を抱きながら参加させてもらうことができました。おかげで、休学することなく、やりきりました。
オンライン授業の普及によって、親になってからも大学に行けたり、大学に行っていても親になれたりと多様なライフプランが組めるようになったら素敵ですね。
仕事
2021年4月(息子が生まれた月)から、新たに仕事を始めました。リクルートさんからの業務委託で仕事をさせてもらいました。
結婚したため家計に不安があったわけではありませんが、私自身、親や人に経済面で頼るという経験をしてこなかったため、自分で使うお金は自分で稼ぐことが当たり前でした。パートナーを信頼していないわけではありませんが、経済的に依存することに違和感をぬぐえませんでした。少なくとも自分で使うくらいは、稼がせていただいてました。お仕事は、リモートなので産後の隙間時間にもできて、とても効率的でした。
10月からは、今までの仕事に加えてスタートアップ企業で働き始めました。きっかけは、Twitterのタイムラインです。実は、2年前ほどにオフラインで交流があった2人と繋がっていたことで、その企業の採用に関する情報を目にしました。
ときめきを感じたので即連絡しました。もともと国際政治を勉強していたこともあり、政治には関心がありました。その上、コロナ禍の情勢や母親になったこともあり、もっと素敵な未来ある日本にしたいと思うようになりました。この会社では、それができるんじゃないかと思いました。
ハーフコミットで稼働させてもらい、現在も様々なことを学ばせてもらっています。こちらもリモート業務なので、子育てと両立しやすい。社内の有志メンバーでたまにワーケーションしているくらいなので、家にとらわれずどこからで取り組んでOKな働き方がとても気に入りました。もともと旅行は好きなので、息子がもう少し大きくなったら私もノマドワーカー満喫したいです(笑)
お父さんお母さんも子供と一緒に過ごす時間を確保するのにこういう働き方って本当に有効的!統計情報リサーチによると、東京都の平均通勤時間は片道43.8分らしいです(http://statresearch.jp/house/rent/commute_pref.html?pref=13)リモートだったら、1日1時間半も多く子どもとの時間に割けます。
さっきもオンライン授業のことで似たようなこと言いましたが、リモートワークの普及によって、子育てしやすい社会になっていってほしいものです。
2022年にやりたいこと
言ってれば叶うと聞いたことがあるので今年やりたいことを掲げます。
ヒップアップ
産後で身体がだれてしまったので、引き締めたいと思っています。しかし、筋トレや運動が続いたことがなく苦戦しています。おすすめの引き締め方募集してます。
披露宴
挙式はやったのですが、実は披露宴ができていません。コロナもあり、後でやろうと言っていたものの、パートナーは既にやる気ゼロ。私にとって披露宴は今までお世話になった人たちへ感謝する場です。どうやってパートナーをやる気にさせるか、作戦練ります。
奨学金240万返済
大学4年間で借りていたお金が240万円あります。結婚したこともあって、家賃や食費にお金がかからなくなったので、貯金して全額返済します。
おわりに
振り返りというよりも出来事をダラダラと書いてしまいました。2021年、書ききれないくらい密な1年でした。そして、素敵な1年でした。
そう感じられるのも、周りの方々に沢山サポート・応援していただいたからです。また、新しい出会いもありました。毎年こうやって出会う人たちによって自分の人生がどんどん構成されていくように感じます。
2022年もよろしくお願いいたします。