半年ぶりのルワンダ、見えてきたものとは
私は2018年の9月から2019年の8月までの約11ヶ月間、ルワンダ南部にあるProtestant Institute of Arts and Social Sciences(PIASS)という大学に在籍していました。
この大学での1年はとても濃く素晴らしいものだったのに、このようにブログにして残していなかったことを少し後悔しています。
今後、小出しに書けていけたらなと思います!
そのルワンダに半年ぶりに帰ってきた経緯は、ただ半年前の日本帰国の時にルワンダへの往復便を取っていたからです。フライトを取った時期が悪く、往復と片道の費用があまり変わりませんでした。
つまり、帰国する時に2020年の2月9日にはまたルワンダに来ると決まっていたのです。
今思うと本当に良かったなと思います。やっぱり日本に帰ってしまうとバイトや就活に追われ時間もないし、フライトも高いし、で行く機会を逃してしまいがちだからです。
さて、遂に懐かしのルワンダ上陸〜(>_<)
そうこの景色。丘に連なる家たち。全てが懐かしい〜
私が住んでいた地域はこんな感じ。
どうですか?想像の"アフリカ"と違いましたか?ここには、猫みたいな感覚で猿がいます笑
1年前に住んでいるときは、この場所が私にとって日常になっていたものだから、わざわざカメラのシャッターを切ることなんてなかったのだけれど、半年ぶりに帰ってくると非日常的な世界だったことに気づいて沢山カメラにおさめました。
そして、久しぶりの大学の友達😭😭😭
一緒に議論して、ご飯食べて家族のような存在でした。
こちらは、一緒に事業を行なっていたテイラーさん!感動の再会。彼女は写真が好きすぎて、撮りはじめるときりがないのは相変わらずでした。
"留学"というキラキラして見えますが、実を言うと、ルワンダでの留学は、全てが楽しい記憶ではありませんでした。割合でいうと辛い5割でした。
そのために今回のルワンダ渡航は足取りの重ささえ感じていました。悲しかったことや辛かったこと、ルワンダに来たらまたその気持ちが自分にのしかかるのではないかと思うと、葛藤が続きました。しかし、今回の滞在を経て、半年前とは違う感情が溢れてきました。
まず、私の後にルワンダ留学している日本人学生とも話す機会がありました。それも通して、改めて自分がとても恵まれた環境にいたのだと感じました。私も以前受けた大学の授業やルワンダの生活について尋ねると、同じことを学び生活しているはずなのに、主体や周りの環境(クラスメイトなど)が違うだけで、私とはまた異なった見方や考え方をしているようでした。
私と彼女たちは一緒のものを学んでるようで同時に全く違うことも吸収しているのでした。
*今ルワンダで勉強している日本人学生たち
また、PIASSで一緒に学んだ友達たちや佐々木夫妻とも再会し、1年間で作り上げた関係は決して薄いものではなかったのだと再認識することもできました。私は、他の同期の学生よりルワンダ滞在期間も短く、どこかそれをコンプレックスに感じ、周りとうまく関係を築けた自信もありませんでした。
しかし、道端でSumire!お声をかけてくれたり、悲鳴をあげて喜んでくれた友達がいたり、半年前送り出してくれたときと同じようにハグをしてくれたり、仮初めの愛や友情ではなかったのだと感じることができました。
一方で、半年の間に、結婚が決まった友達、お母さんになった友達、留学が決まった友達、卒業した友達、母国へ帰ってしまった友達、変わったことも沢山ありました。
今回の滞在も含めて、ようやく留学を終えられた気がしています。
以前、トビタテ(奨学金制度)の事後研修で「留学の成果がいつ出るかなんてわからない。」と言われたことがずっと心の中に残っています。
留学前と後で大して変わっていないようにみえる私でも、きっとどこかに大きな変化を潜めているはずで、それが将来どのような形で姿を表すのか首を長くして待っています。
再びルワンダという地に帰ってこれたこと、素敵な出会いがあったこと、素敵な感情が溢れたことに感謝します。これからもこの場所が愛と学びで溢れる場所でありますように。
*ルワンダの父母、佐々木教授ご夫妻
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