かくかくしかじか~畝尾都多本神社・藤原京跡~
2017年2月21日
この1か月の奈良滞在中、1泊や2泊の旅行では行かないような場所に行ってみようと思い、同じゲストハウスでバイトをしている考古学専攻の女子大生に、おすすめの場所を聞いてみました。
考古学オタクでもある彼女は、瞳をキラッキラに輝かせ、わたしに「藤原京跡」をお勧めしてくれました。
なんでも、万葉集に藤原京が湿地帯だという記述が残っており、それを確認するべく、彼女自身も先日訪れたばかりだそうで、
その彼女曰く、
「本当に湿地でした!すばらしかったです!!!!」
とのこと…。
あまり湿地に興味は湧かなかったのだけど、(失礼)
彼女の考古学と藤原京跡への熱意と、
最近知って「行ってみたい」と思っていた「畝尾都多本神社」という神社が偶然にも藤原京跡の目の前にあったので、思い切ってこの日に行ってみることにしました。
藤原京跡までは、最寄駅から徒歩で30分ほど…。
ちょっと遠いですが、たんぼ道や民家の間を通ってトコトコと歩いて向かいます。冬場にはちょっと辛かったです…。
そして、たどり着いた「畝尾都多本神社」。
こじんまりとしたとてもとても古い神社です
(畝尾都多本神社の鳥居)
こちらには「なきさわめのかみ」という泣き虫な女の神様が祀られています。(ご神体は井戸)写真にはないのですが、拝殿が長屋のような形で、珍しかったです。
そして、神社の横にある「藤原京資料室」というノスタルジックな雰囲気の博物館に立ち寄り(無料)、いよいよ藤原京跡に足を踏み入れました。
(大極殿院閤門跡の赤い柱)
ばーん!
残念ながらわたしにはレプリカの赤い柱しか目に入りませんでした…。
いや、本当に何もなかったのですが…。
そして、なんとなく湿地でした☆
うん、以上!みたいな(*'▽')
自分の知識の浅さと裏腹に、
考古学好きって深いな!!と実感した1日となりました。
でも、この今はなにもない土地で、想像もつかないくらいの大昔には、都が栄えていたと思うと、それはそれで胸が熱いものです。
(藤原京跡付近の電信柱にあった、飛鳥美人。芸が細かい☆)
2月21日行った場所
・藤原京跡
・藤原京資料室
・畝尾都多本神社
・平等寺