見出し画像

【ビジネスアイデア】(2/4)爆安レンタカーサービスの市場規模

 さて、前回の記事で爆安レンタカーサービスについてのビジネスアイデアを考察してきました。

今回は前回の記事の内容を引き継いで解説していきますので、見ていないという方がいらっしゃいましたら、先にそちらをご覧になることをおすすめします。

第1弾 【ビジネス概要】乗り捨て料金が爆安レンタカーサービス 1/4|Sumire2020@新規事業開発サポート|note

ということで今回は、前回の記事で取り上げた爆安レンタカーサービスの市場規模について、考察していきたいと思います。

実際の業界内のデータをもとにした考察もしていきますので、けっこうガチな考察になりそうです(笑)

「まずレンタカー市場を分析してみる」

まずは業界の分析ができていなければ話にならないので、実際に出されているデータをもとに色々と考えてみます。

----------------------------------------------------------------------------
2016年度にはレンタカーを主業としている会社が273社あったようですが、その273社すべての収入の合計は1兆648億円だったとのことです。
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p170905.html

そして2018年から2020年までの予測平均成長率は1.5%でした。
https://www2.fgn.jp/mpac/_data/1/?d=155001

また「レンタカー」というサービスを聞くと一般的には乗用車を貸し出すというサービスを思い浮かべがちですが、レンタカーの中にはバスやトラックなどの車両も含まれています。

そんなレンタカーですが、実はすべてのレンタカーを100%としたときに、乗用車がレンタカーとして貸し出されているのは全体の52.3%となっていて、残りの47.7%はその他の車両となっているようです。
レンタカーの市場規模はどれくらいなの?|CarLine(カーライン) (ctn-net.jp)

2014年のレンタカーの市場規模は、ユーザー支払金額ベースで前年比から4.1%アップの6350億円でしたが、2020年にはそれが6700億円にまで成長するのではと予測されています。
国内カーシェア市場、2020年には295億円へ倍増…矢野経済調べ | レスポンス(Response.jp)
----------------------------------------------------------------------------

こうしたデータをもとに計算式を立ててみると、

2020年のレンタカー業の総収入高は、
1兆648億1300万円×(1.015)^4=1兆1301億5370万円となります。

この1兆1301億5370万円はレンタカー業界のすべての収入高なので、ここから52.3%分を取り出すことで、乗用車のレンタカーの総収入高を出すことができますね。

というわけで、
1兆1301億5370万円×52.3%とすると、5910億7039万円と出ますので、この5910億7039万円が乗用車レンタカーの収入高ということになるわけです。

ここまでのことをまとめると、市場規模はおよそ5911億円、毎年の成長率は1.5%であると仮定できそうです。

また矢野総研では2020年のレンタカー市場規模を6700億円だと予測しているので、その矢野総研の数字を利用してもよいでしょう。

「全国のシェアからトヨタの売り上げを算出」

国内ではオリックスやニッポンレンタカーなど色々な会社がレンタカーに参入していますが、保有台数をベースに考えた時には、トヨタレンタリースが30~40%のシェアを占めており、最大手と言える状態となっています。

ということで、市場規模とシェアを利用してトヨタレンタリースの売り上げが出せますね。

トヨタレンタリースのシェアを35%だと仮定して、計算してみます。

先ほどの計算式より、5911億円×35%=およそ2068億円と出ました。

また矢野総研が出した予測である6700億円で計算してみると、6700億円×35%=2345億円と出ました。

全国ナンバーワンシェアだとはいえ、とてつもない金額ですね(笑)

「片道GOの売り上げから市場規模を算出」

正直、ここからはだいぶこじつけになるので、筆者の妄想程度に思って読んでください(笑)

まずこちらの資料の18ページを見てみて下さい。
001323072.pdf (mlit.go.jp)

レンタカーを利用した外国人旅行者のデータなのですが、赤枠で囲われたところが300キロ以上の長距離移動になります。

あくまで仮定に過ぎませんが、もしこの赤枠がすべて片道GOの利用によるものだとしたらということで計算してみます。

また長距離移動の割合が14%~21%となっているので、20%として計算することにします。

そうすると、トヨタレンタリースの売り上げの20%が長距離利用による売り上げだということに繋げることができます、だいぶこじつけ感がありますが(笑)

ということでトヨタレンタリースの総売り上げ2345億円の2割、469億円が、長距離移動から発生している売り上げだと考えることになります。

そしてトヨタレンタカーの24時間レンタル料金は12960円、片道GOの場合には24時間レンタル料金は2200円です。

計算式にすると、長距離移動の売り上げである469億円×(2200円/12960円)=80億円ということになります。

そしてこの80億円というのは全国シェアおよそ35%のトヨタレンタリースのものであるので、これは100%のうちの35%分であります。

そのため業界全体の市場規模は、80億円/35%=228億円という結果になりました。

「まとめ 限りなく妄想に近い考察です」

前回に引き続き今回は市場規模を算出するという内容でした。

こじつけとしか言いようがないほど妄想に近い考察ですので、正直自分で言うのもなんですが、228億円という市場規模の数字もあまり信ぴょう性は無いかと思います(笑)

とはいえこうした考察こそビジネスの世界では重要なところでもありますので、めげずに頑張っていきましょう。

今後はこのレンタカーサービスについて、収益分析を行っていく予定です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?