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ゼロの紙さんのこと。
ゼロの紙さんをフォローさせて頂いたのは、いつだったでしょう。
当時は共通のフォロワーさんもたしかほとんどなく、自分でもどうやって見つけたんだろうと不思議になったのを覚えていて、ほんとにひょんなことでつながったようです。
フォローさせて頂いてから、ゼロの紙さんからときどき流れてくるツイートは、さきっぽが届いてチクリとしたり、ふわりと風のように優しくなでたりするから、いつの間にかこっそりファンになっていたのでした。
そして、noteを振りかえれば、最初の方にいいねをした記事はこれでした。
これを読んだ時、おもしろいことをされているんだなぁと興味津々。
わたしもお小遣いがはいったら書いてもらいたいなぁ!
でもなんて書かれるんだろう…
やっぱ、なんだかはずかしぃやぁっ
なんてことをおもったのを覚えています。
今は、みこちゃんショップは残念ながら終了したようですが、まだこれからもゼロの紙さんは個人的にキャッチコピーの制作のご相談も承っていらっしゃるとのことです。
私もいつか仕事がちゃんときまって、勇気と余裕ができたらお願いしてみようかな。
ところで、先日、私がサイゼリヤでワインを飲んでいい気分になっているときに、ゼロの紙さんのツイートが目にとまりました。
ゼロの紙さんのそういう繊細な語感が好きで、それをnoteに書きたいのにそれをあらわす語彙を持ち合わせていないのが歯がゆい。
— 澄 (@sayasumika) October 13, 2023
たとえばそれは、ドからソの音になるときの気持ちが踊る感じだけど、たぶんそれは書いても伝わらない。
そういう仕事を今まで積み上げてきた人なんだなと尊敬しています。 https://t.co/5CbuR1qDvv
この音で心が躍る感じなんです。お分かり頂けるでしょうか。しかし、酔っぱらって音痴になっていて、実際の私の感覚は、ドから1オクターブ上のドに移る感覚でした(笑)でもそういう、私には音でしか表現できない微妙なところを、ゼロの紙さんは言葉でやってのけちゃう。
#いちばんすきな花
— ゼロの紙/エッセイとコピー。 (@zeronokamides) October 13, 2023
「いちばんすきな」までがひらがななところいいな。
すきもひらがなの「すき」がいいな。
ひらがなって揺らいでいる感じがいい。
でも花って書くとそこだけ輪郭はっきり鮮やかな色が思い浮かぶ。いちばんもすきも。あやふやな揺れるような思いのようで、すごくすきなタイトル。
「いちばんすきな花」
私はこのドラマをしらないけれど、この一言からこんなに豊かな感性をすくい取ることができるなんて、と感動したんです。
感受性が豊かなりの生きにくさみたいなものもあると察するのですが、やっぱり才能だなぁと素敵に感じます。
以前、noteを更新していかれるうちに、ゼロの紙さんの経歴が書かれた記事が公開されたのですが、それを読んで、書くということの長い道のりを歩いて来られたんだなぁとその重みが感じられて、私が軽い気持ちで「いっちょ書いてみるか」みたいな姿勢でいたのを、座禅の木の棒で後ろから引っ叩かれた気分になりました。
今も私が一朝一夕で書けるような気になると、ゼロの紙さんのその記事を思い出して、ぴしゃりと姿勢を正すのです。
これからも陰ながら応援しています。
そしてこの度は、創作大賞、ベストレビュアー賞受賞、おめでとうございます!