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#4: "if"と"will"は一緒に使わない? 【2/2】

本記事は
#3: "if"と"will"は一緒に使わない?【1/2】 の続きです!

前回のおさらい👀

If it rains (*will rain) tomorrow, the game will be canceled.
(明日雨が降れば、試合は中止だろう)

「推量」に基づく「推量」は意味がない!
→ 条件設定として、「雨が降る」という出来事を
    断定的な形で、つまり"動詞の現在形"
    表す必要があるんでしたよね!

そして実際に雨が降れば試合は中止になるでしょうし
雨が降らなければ試合は中止にならないわけです。


それでは本題です!
以下の文について考えていきます!

If it will rain (*rains) tomorrow, we might as well cancel the match now.
(明日雨が降るというのなら、現時点で明日の試合は中止としては
どうだろうか)

え。will入ってるし!間違ってね?
って思いますよね!

でもこの文の場合は
"rains"ではなく、"will rain"が正しいんです。

まず前回の文と違う点として、この文の場合、
「試合の中止」と「明日実際に雨が降る」ということには
直接的な因果関係はありません。

というのも、この文が意味しているのは、あくまでも

明日雨が降る可能性があるのならば、
現時点で明日の試合を中止にするべきか

ということだからです!

ではこの文を "If it rains tomorrow, we might as well ..."と
するとどうなってしまうのでしょうか。

もうお分かりですね!
"(if + ) 動詞の現在形"の場合には
実際に雨が降る」ことが条件になるので

「*明日(実際に)雨が降れば、、明日の試合を中止にしたらどうだろうか」

となってしまいます!時間が逆行していますよね!

デロリアンがあれば話は別ですが
現実世界では(今のところ←期待を込めて)不可能なことです。

だから
「実際に雨が降るかどうか」ではなく、
降雨の可能性があるかどうか」を表すために
推量のwillを入れているんですね!

(説明するって難しい!)

このように、
むしろwillが必須な文
存在するんですよね!

新学期が始まったら
先生にドヤ顔で教えてあげてくださいね😎


最後までご覧頂きありがとうございました!


参考文献:『ことばを彩る1 テンス・アスペクト』 吉良文孝 著

すみのふ

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