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#9: Vendlerの動詞4分類 【2/2】

本記事は #8: Vendlerの動詞4分類 【1/2】 の続きです!

前回は、Vendlerの動詞4分類
どのようなものかについてお話しました。

では、この分類は
どんな場面で役に立つのでしょうか🧐

本記事も、前回同様
英語があまり得意ではなくて。。。
という方も楽しめる内容となっていますので
ぜひ最後まで読んでいってください😊

ここがすごいよ!Vendler先生!

さて、ここで問題です!!
(   )に何が入るか分かりますか?
(ヒント: それぞれ前置詞が1つ入ります!)

A: I ran to the park (   ) ten minutes.
 (公園まで10分で走った)
B: I ran in the park (   ) ten minutes.
 (公園を10分間走った)

答えはこうです。

A: I ran to the park in ten minutes.
 (公園まで10分で走った)
B: I ran in the park for ten minutes.
 (公園を10分間走った)

『え!!「10分走る」という行為は
   同じなのに使う単語が違うのか!!』

そうなんです🧐
では、観察を進めていきましょう🕵️‍♂️

in ten minutesとfor ten minutes

前述のように、AB
使われている動詞はrunで同じだし、
走った時間も10分間で同じ。

ではなにが違うのでしょうか。


文が表す事態(=出来事)が違うんです。


A
が表す「公園まで走る」という行為について
考えてみると、公園までの移動は
ある程度の時間を必要とし
かつ潜在的な終結点を持った出来事です。
走って公園に到着したら、その時点で、
公園まで走った」ことになりますよね!

一方、Bの「公園(の中)を走る」という行為は、
Aと同様に、ある程度の間継続する出来事ではありますが、
潜在的な終結点はありません
I(=私)の意思次第でずっと走り続けることができますよね!
(水分補給は忘れずに!)

要するに
Aaccomplishmentの例で、
Bactivityの例なわけです。


では話を本題にもどします。


簡潔的に言うと

Aのように
出来事が完結するまでの所要時間に対しては
前置詞inを使い

Bのように
完結しない、単なる出来事(or 状態)の継続時間に対しては
前置詞forを使うんです!!

ですので
本記事冒頭ではactivityを例に出しましたが
statefor共起可能です!
(stateも一定時間継続し、終結点を持ちませんからね!)

ex) I am going to live in Germany for five years.
     (5年間ドイツに住むつもりです)


確かにこれは少し役立ちそうかも🧐!


いかがでしたか😊
普段とは少し違った視点で英語を見てみるのも
意外と面白いですよね🧐!

Vendler先生の動詞4分類には
まだまだ凄いところが
いっぱいあるのですが
長くなってしまったので
今回はここまでにします!

最後までご覧いただきありがとうございました😊

すみのふ

Ω

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