#34: アリエルと学ぶ英語表現 【3/3】[仮定法]
こんにちは!! すみのふです!!
今日もnote書いていきます😊
本記事は以下の続編です!!
#31: アリエルと学ぶ英語表現 【1/3】
#32: アリエルと学ぶ英語表現 【2/3】
まずは上記をお読みいただくことをお勧めいたします✌️
今回も "Part of Your World" を題材に
お話していきます!!
Lesson 4: 仮定法
抜粋箇所はこちらです👇 (開始 01:38 〜 / 01:34 〜 & 02:38 〜)
前回扱った分詞構文に引き続き、
仮定法もなかなか厄介ですよね〜
苦手意識を持っている方も多いかもしれません。。
そんな方に朗報です!!
"Part of Your World" では
仮定法がたくさん使われているので
この機会に克服しちゃいましょう!
それではいきます👍 まずは仮定法の簡単なおさらいから!
仮定法ってなんだっけ
以下の文を比較してみましょう!
A:「もし土曜が雨なら、日曜に延期しようよ。」
B:「もし俺がお前なら、絶対そんなことしないわ。」
どちらもそこまで珍しい文ではないですよね!
「もし〜なら」という表現が用いられたAとB。
AとBの大きな違いってなんだと思いますか??🤔
だいたい予想がつくと思いますが、
まず「出来事の発生確率」が全然違いますよね!!
「土曜日が雨になる確率」はどれくらいでしょうか。
天気予報を参考にしても、(少なくとも今日の技術では)
「100%雨が降る(/降らない)」とは言い切れないですよね!
一方「俺がお前である確率」は。。
考えるまでもなく「0%」です。
「君の名は」的な状況にならない限り
「俺がお前」になることはありません!
さらに言うと「出来事(の発生)に対する話者の気持ち」も違いますよね!
Aは。。。
「土曜が雨になる可能性もあるし、雨にならない可能性もある」
という出来事の発生に対して中立的な立場からの発言です。
一方Bは
「俺はお前ではないけれど、もし俺がお前の立場だったら」
という現実にはありえない、架空の状況を想定した文です。
AとBはどちらも
「もし〜なら」という表現を用いており
一見同じように見えますが、
上記のように、表す内容は大きく異なるんです😊
そして、英語においては、Bのように「事実とは異なること」や
「発生する確率が限りなく低いと話者が想定している出来事」を
表す場合には「仮定法」を用います。
日本語の場合、、、
Aのような「単なる条件」も、Bのような「仮定法」も
「もし〜なら」というひとつの表現で表せてしまいます。
だから私たちは「仮定法」というものに馴染みがなく
難しく感じてしまうんですよね〜🤔!
仮定法のルール
以下のような文について考えてみましょう!
ex) もしお金持ちなら、立派な家を買うのに。
上記を何も考えずに、英語にすると
このようになりますよね👇
ex) *If I am rich, I will buy a fine house. (非文)
しかし、これは誤りです。
発話の状況を考えてみましょう🤔
実際にお金持ちなのであれば、上記のような発言はしませんよね!
(もちろん、冗談や皮肉として言う可能性はありますが。。。)
上記のように言うということは、少なくとも、
話者自身は「自分はお金持ちではない」と思っているわけです!
つまり「事実とは異なる(と思われる)こと」を仮定しているので
英語では、この状況を仮定法で表す必要があるということです!
仮定法だとこんな感じ👇
ex) If I were rich, I would buy a fine house.
"am" が "were" に、"will" が "would" に変わっていますね!
これが仮定法のルールです!!
本来であれば、(助)動詞の現在形を使うところを
過去形にする必要があるんです!!
ex) もしお金持ちなら、立派な家を買うのに。
→*If I am rich, I will buy a fine house. (非文)
→ If I were rich, I would buy a fine house. (正しい形)
※ 仮定法では、主語の人称にかかわらず "were" が好まれます!!
※ ただし、"If I was rich ..." としてもOKです!
これは仮定法過去と呼ばれるもので
この他に仮定法過去完了というものもありますが
今回は説明を割愛します!! (長くなりすぎちゃうので。。)
さあ本題に参りましょう!
アリエルに学ぶ仮定法
こちらのパートからいきます👇
What would I give if I could live out of these waters?
What would I pay to spend a day warm on the sand?
もうお分かりですよね!!
上記では仮定法(過去)が使われています!
私たち人間にとっては、
「陸の上で生きる」というのは
ものすごく当たり前のことですよね。
ですが、アリエルにとっては違います!
彼女は人魚だからです🧜♂️
彼女にとって、海の外で生きるというのは
実現の見込みがないこと。
だから仮定法を用いているんですね!
さらに注目すべきは
2つ目の文では、"if" が使われていません!
その代わりに、いわゆる to不定詞 を用いて
「もし〜するためには」というニュアンスを出しています😎
変化球パターン、勉強になりますね!
つまり、仮定法を用いて、
「海では全て(財宝など)を手に入れた私だけど、陸では生きられないわ。
何を差し出せば、この海を出て、陸の上で1日を過ごせるの?」
というアリエルの人魚らしい願望を描いているんです😭
※ "water" は不可算名詞で「水」という意味で使われるのが一般的ですが、
複数形だと「海」という意味になります!! テストに出しますよ👈
次はこちら👇
(I) wish I could be part of that world
こちらも "if" は使われていませんが、仮定法(過去)です!
主語の "I" が省略されていますが、以下のような形になっています:
S(= 主語) + wish + 仮定法過去〜
上記の表現を用いることで、
「叶わない(と話者が思う)願望」を
表すことができます!!
この場合、"that world" は
私たちが住む「人間の世界」
すなわち「陸の上の世界」を表しています。
「陸の上で生活がしたい」という気持ちを
「あの世界の一部になりたい」と
表現しているんです!! 素敵すぎる😭
いかがでしたでしょうか!!
仮定法、少しは克服できましたか?
(長かったですよね。。。すみません😭)
3回にわたって、アリエル大先生と
英語表現を学習してきましたが
やっぱり曲を使って勉強するのって楽しいですよね!!
また気が向いたらやります!!
今回は以上になります!!
最後までご覧いただきありがとうございました😊
すみのふ
Ω