黒木渚 死に損ないのパレード

ついにアルバムリリース!
待ちに待ってました。困難に立ち向かい続けながら、勇ましく、頼もしく、楽しげに突き進む黒木渚。我らファンはその楽しげな百鬼夜行にワクワクしながらついていくことでしょう。

さて今回のアルバム「死に損ないのパレード」

順に私の感想をば

「心がイエスと言ったなら」

心の支えになってくれる曲だと確信

心がイエスと言ったなら 一秒で世界は裏返る

なんて力強いフレーズだろう

人生は一度きり。自分の心に素直に。自分の人生は自分で決めていくんだ、私たちの背中を押してくれる。挑戦する勇気をくれる。応援してくれる。そんな曲だなと

そう、渚さんがライブで良く言っていた

「忘れがちだけど、人は必ずいつか死ぬ」

そうなんだよね。後悔しないように、辛い事があっても負けないように生きていきたいね。

渚さん自身の経験を書いているんだろうなと思ったらやはりそうでした。

歌詞を見ながら聴くとより沁みる。泣いた。

「竹」

初めて聴いたときは黒木渚の楽曲でトップクラスの不穏なイントロだ!!と思った記憶がある

そしていきなり始まる歌い出し 

手のひらに走る葉脈 生命線が短いのね

こんな歌詞を頭にぶち込んでくる人他にいないよ!?好き!!!

あぉあおあお のところでは青々した竹がしなやかに揺れているところがイメージできる

全体をみると竹の青さ、節目を若さや人そのものだったり、人生に例えているようにも思う

竹の節のように、サビとそれ以外ではパキッと曲調が変わっているのがおもしろい

世界を突き上げて上へ

のとこでピアノ、ギターの盛り上がり!その後静かになってキラキラとなるピアノで2人で勢いのまま上り詰めて静かな宇宙に到達してしまったかのよう

歌詞とのリンクが心地よい

この曲の2人だったらなんだってできちゃう

しなやかに生きていけそう

「モンロー」

渚さん本人のことでありながら、聴く人へ自分に自身を持って良いんだよ!と語りかけているように感じた

自分の事を好きになろう

これがなかなか難しい。自分の嫌いなところはいろいろある。でも黒木渚はグズグズに煮詰まっていた視界をクリアにさせ、1つ1つ、肯定していく方法を教えてくれる。

Say I love you

私達ファンに向けて言ってくれているようだし、この世界を愛そう、楽しんでいこうと言っているようにも思った

モンローの代わりに心の中に自己肯定してくれる黒木渚を入れとこうと思います

楽器隊の間奏部分もかっこいい!

華やかさ、可愛らしいだけじゃなく、戦う強さを表現してるのかなーなんて思ったり

自分に自信のない女の子が少しずつ変わっていき、最後は笑顔で華々しくスポットライトを浴びている映像が浮かんでくる

「合わせ鏡」

渚さんがファンに送りたい結婚式ソングと言っていたこの曲

端的に言おう

めっちゃ泣く

結婚して家族いるわけではないがめっちゃ泣ける

この曲の溢れんばかりの愛は伝わってくる

お互いの信頼感がね、良いよね

繊細なピアノフレーズ、後ろで低く聴こえる穏やかなハモリ、ゴスペルのような荘厳さ。

大サビのハモリは音も大きく、より荘厳さが増す

良いよ〜 素敵よ〜 泣

この曲は結婚式前日の2人なのかなーなんて思ったり

あなたを覗く わたしが映る 

などの掛け合い部分で"わたし"が答えるところでピロピロなってたり、ピアノが軽やかになったりで2人の会話なのかなとか思ったり

ファンのことを毎度自慢してくれる渚さん

ファンはアーティストの鏡だから嬉しいと。そう言った意味でも合わせ鏡なのかな

ライブでめっちゃ泣く気配しかない

今も泣いている

象に踏まれても

合わせ鏡の後にいきなり来たから涙引っ込んだよね

イントロの部分はまさに巨大な象がビル街をのっしのっしと歩いているよう

思わず横ノリしてニッコリ聴いちゃう曲

奇妙な生い立ちのせいで どこか欠けてしまいました

の、ましたで最後音が下がるの面白くていい!

等身大な例えから壮大なスケール入り混じる歌詞

サビでエコーがかかるとこは"もしもの話"を空想している時間なのかな

サビが終わりエコーが消えると現実に戻ってきている

世の中に中指立てる歌詞ではなく、色々な見方をして面白くタフに生きていこうぜ!って曲に感じた

ギターやドラムなどとにかくリズムがかっこいい

象、サル、カバと例えの動物が変わるのも面白い!かわいい!

ライブだとどういった演出になるのか楽しみ

ダ・カーポ

最初からの変速リズムで驚いた曲

かっこいいよね!なにこの難しい曲!

コロナに売られたケンカを買う!と本人も言っていたように、今度は世の中に中指立ててる強気な曲に思える

鬱々とぐるぐるしてるなか必死にもがいている

そしてこの曲、歌詞が読み物なんよね

五線譜は鉄格子 閉じ込められた 音 音

1行目がやばくないか?小説始まる?って思った

かっこいいわ〜

曲の最後の

ダ・カーポ

で、初めに戻るのが鳥肌もん

あたしの心臓あげる(midnight ver.)

デビュー当時からある曲の今のバンドメンバーでの再録(深夜2時)

深夜バージョンということて静かな歌い出し、穏やかなピアノ。

あたしの心臓あげる 毎晩抱いて眠ってね

心臓の鼓動のようなドクンというドラムが加わる

低く小さく聴こえる始まるベース

盛り上げていくピアノ、ギター

I want your gift

でのピアノジャーン!!

いつもの激しい演奏も好きだけど、この穏やかなアレンジも好き。寝る前に聴ける。

なんだか、さまざまな経験をしてリリース当時より大人になったからこのアレンジができたのではないのかなとか考えたり

黒木渚からますます目が離せないですね!

ちなみに打ち合わせもリハもなく、1発録りだそうです。すげぇぇ

死に損ないのパレード

明るめな曲調にしては歌詞の1行目が不穏

13階のベランダ 片足つっこんで 生と死の境目でブーラブラ

ベランダに片足つっこんてブーラブラ、なんてリアルな描写。ブーラブラという表現が、怪談聞いてるような怖さ

ついておいで 午前0時に花火が上がるパレード

このあたりでもやのかかるようなエコーがはいる。現実味が無くなってきて、妖怪に拐かされていくとこなんではないか。

ドラムもマーチングのような音とズンと響かせる音があり、まさしく行進。百鬼夜行の登場だ。

ヒュ〜ドロドロドロ〜って音が随所に入ってて妖怪感が強くていい

2番に入るとモヤがはれ、現実がはっきりしてくる。

モヤのかかる部分と現実の部分。どちらがこの人の本当であるんだろうか。

歌ってる後ろでは琴系の和楽器の音がする

曲の終わりでは音が段々と小さくなる

夜が明け、百鬼夜行が遠ざかっていく様子がみえる。はたしてこの人は百鬼夜行とともに消えてしまったのか、現実に再び向き合う勇気を得たのか。

7月9日に配信があったリスニングパーティーでは喉の1番状態が悪いときにベランダのフレーズが出てきたと語っている。

辛い人が最後に踏み止まれる曲であってほしいとの願いを込めて。

全てを乗り越えてできた曲で、今は生きていることに感謝している、と笑顔で話す渚さん。

みんなで一緒に楽しくやってこ!て導いてくれているのか

総括

このアルバムはたくさんの人に届いてほしい

強い黒木渚だけでなく、弱さ、優しさ、頑張る人を応援する、生きる強さが垣間見れるのではないかと思う。どの曲もとっても好きです!決めきれない!アルバムを手にし、曲を聴く前に歌詞カードを全部読み、それから曲を聴く。曲の世界観をより楽しめる気がします。アルバム全体を通しての感想は外に対する強さだけでなく、自分の弱さを認める強さ、そしてまた明日へ一緒に向かって行こう!というように感じました。

私はただの素人で1ファンです。

こんなこと書くのは悩んだのですが、黒木渚さんが曲を作って、歌っているだけで奇跡。

心折れて地元に帰ってても、歌わない作曲家になってても、今生きていない可能性だってあるのです。

そんな中、諦めずに立ち上がり、曲を出してくれる、歌ってるくれる、ファンのためにって大事にしてくれる。こんな、こんなさ。すごい人だよ。離れらんないよ。泣いちゃうよ。

いつもありがとうございます。

渚さんの楽曲だけでなく、人柄も大好きです。

これからも応援しています。

月並みことしか言えませんが、今回はこれでおしまい!

素人の稚拙な文章を読んでいただいてありがとうございました!








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