【嘘日記】夜空旅行
定型文
この話はフィクションです。
現実のいかなる団体、個人、事象その他とは無関係です。
嘘っぱちです。
似た「なにか」があったとしてもそれはあくまで「似たなにか」でしかありません。
つまるところ架空です。
それでは皆様。
架空の世界の、架空の人物の、架空の日の、架空の記録をどうぞお楽しみください。
定型文終わり
夜空へ旅行に行ったことはあるかい?
まあ普通の人はあまりないだろうし、宇宙飛行士なんて職があるくらいだ。ロケットやなんかに乗れないと行けないと言うのが一般的なお話だと思う。
実はね、そんな特別な訓練とかしなくても夜空へだったら旅行に行けるんだなぁ。
日帰りもできるよ。
地球の地上から夕焼け駅を経由してまずは月ターミナルへ。
結構大きな駅だからそこから色んな乗り物に乗れる。数時間で戻ってくる遊覧船からもっと遠くへいく特急便。普通便もでてる。
今回利用したのは遊覧船。
丁度、ずっと見たかった流星群ファッションショーがようやく見られるってことでうきうきと乗船券をゲット。
ほんとは月に泊まって余韻を味わいたかったけど残念明日も用事が……
休みがとれたらよかったのにな。
まあそんなわけで日帰り旅行となったわけだけど。
関係者だったらもっと近くで見れたんだけど、まあ、そんなツテはないし。来世に期待。
離れた遊覧船からでも十分きれいだったし。
もしかしたら一斉にランウェイを滑っていく様子が見れる分、遊覧船で見る方が贅沢かもしれない。
(負け惜しみじゃないよ。)
あ、あれすごかった。
あの、ランウェイ半ばくらいでぐわって光が強くなる演出してたの。
光が強く大きくなって、それが色とりどりに弾けるって打ち上げ花火みたいだったけど、熱くないんだなぁこれが。
不思議なことに。
興奮冷めやらぬうちに月ターミナルへ帰還。
小腹がすいたので名物の月限定のお菓子を買って帰りのトレインへ。
うん。
帰りはさすがにお高い席を予約したよ。
おかげで快適に地上へ帰ってきましたー。
今回は遊覧船目的の日帰り旅行だったけど、長期の旅行もしてみたいなぁ。
昴にある有名なご飯屋さん、いっぺん行ってみたいんだよね。
イベントとかも調べておこーっと。