【嘘日記】天使が中華屋で激辛ラーメン啜ってる
(タイトルに明確に嘘って書いてんだからフィクションの注意書きいらないんじゃないかという気づきを得た。)
そんで!飯テロ難しい!!
絵面がすごい
なんだか夕飯を作るのが面倒になってしまって、ついでに近くの中華屋のチャーハンが食べたくなって、更に言うなら普通に営業時間内だったので、このご時世ではあるけれど食べに行ったら、同僚の天使が名物の激辛ラーメン啜ってた。
いや別に天使が激辛ラーメン好きでも何も問題ないけど、豪快に啜ってるもんだからなんだかギャップを感じてしまって話しかけてしまった。
「中本さん激辛ラーメン好きなんですか?」
ずずっと、また1啜り。
「たまに無性に食べたくなるんだよな。宮本も?」
「俺はチャーハンだけど。ここいい?」
「いいよ」
「大将!チャーハン1つと餃子3つ!」
「あいよ!」
目の前の天使……いや正確に言うなら翼人ってところか?種族名
いまや大して珍しくもないんだけど、いわゆる子供のときから童話やなんかに出てくる「天使様」と色彩が酷似しすぎていて、晩飯時に地元の中華屋で真っ赤なスープのラーメン啜ってる姿がどうにも面白く感じてしまう。
名前の通り純日本人、なんだけども遠縁にコーカソイドの血でも混ざってるのか見た目がほんとに天使様。中身は俺らとあんま変わらない。なんなら結構面白い人だ。
「あいよ!お待たせ!」
お待ちかねのチャーハンと餃子到着!
レンゲでひとすくい。
パラパラのお米が香ばしい油でコーティングされている。
ここのチャーハンはシンプルに卵とネギと、あと一つが気まぐれ。今日はラッキーなことにエビだった。
ネギと油の香ばしさ、卵のまろやかさ、エビのジューシーさとプリプリした食感!
あーこれぞ中華屋で食べるチャーハン。
水を一口
さて餃子だ。
こっちもド定番の焼き餃子。
ちなみに、この店は頼めば水餃子も出してくれる。
(今日は焼きの気分だったんだけど。)
羽つきパリパリの皮にかぶりつく。
中から熱々の肉汁が溢れ出す。
ちょっと火傷しそうになったので熱を逃しながら食べすすめる。いやー。いい。
再びチャーハン。
と、夢中になって食べていたのでうっかり正面の中本氏を忘れていたわけだが。
こっちはこっちで問題なく食べすすめていたようで、さりげに餃子も追加されていた。
「ここ、餃子もうまいな。もったいないことしたかな。」
「え、もしかして今まで辛いラーメンしか?」
「うん。辛さが好みだったんだよ。ほかも制覇したくなるなぁ。」
「だろだろ!!そうだろ!」
「なんでお前が嬉しそうなんだよ……」
変なやつと、にへらと笑われれば、こっちも釣られて笑うしかないわけで。
そんなわけで、今日、たまに近所の中華屋で飯を食う仲間ができたのだった。